2016年10月15日16時28分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
エアコンや冷蔵庫の冷媒に使われ温室効果が大きい代替フロン、ハイドロフルオロカーボン(HFC)が、地球温暖化対策のため、段階的に生産規制されることになった。
15日、ルワンダの首都キガリで開かれていたモントリオール議定書締約国会合で、議定書を改正してHFCを規制対象に加えることが採択された。
日本などの先進国は、2019年から削減を始める。
日米など先進国は、36年までに基準年の11~13年の平均に比べ、二酸化炭素(CO2)で換算して85%にあたる量を削減する。
中国やインド、途上国は、20年代を基準年とし、40年代までに80~85%を削減する。
中国などは24年、インドなどは28年から削減を始める。
HFCには複数の種類があり、温暖化への影響が大きいものを優先して規制し、影響が小さい物質に切り替えていく。
米国などのチームによる研究では、HFCを規制すると、今世紀末までに0.5℃の気温上昇を抑えられるという。
モントリオール議定書は1989年に発効し、紫外線を遮るオゾン層破壊の原因となるフロンの使用が規制された。
HFCは、フロンの代わりに冷媒として使われるようになった。
だが、HFCはオゾン層は壊さないものの、CO2の数100~数1000倍も温室効果が大きい。
このため、モントリオール議定書を改正し、HFCを規制対象に加えることが09年に提案され、議論されてきた。
今年5月の主要7カ国(G7)首脳会議(伊勢志摩サミット)では、年内の議定書改正を目指すことで一致。
今回、米国はケリー国務長官が現地入りして議論を進めた。
今回の議定書の改正案に日本も賛成した。
今後、メーカーや冷蔵庫などを使うスーパー、コンビニなどは、HFCを使わない自然冷媒の機器への切り替えを進める。
導入コストは現在高いが、代替フロン使用をやめることで規制対象外になり、点検コスト削減や省エネが見込める。
出典
『オゾン層壊さないが温暖化招く…代替フロン規制採択』
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。