2024年4月5日18時23分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
空から落下し、住宅の屋根を突き破った謎の物体。
その正体と今後に向けた展開が、アメリカで大きな話題となっている。
報じたのは、アメリカの科学技術系ニュースサイト「ライブ・サイエンス」。
3月8日、フロリダ州の住宅を、長さ十数cmの円筒形で重さ約900グラムの謎の物体が直撃し、屋根を突き破る事故が発生した。
この物体について、現地メディアは「日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)が国際宇宙ステーションに運んだバッテリーパレットの一部である可能性がある」と報じている。
バッテリーパレットなどを積んだJAXAのロケットが、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられたのは、2020年5月のこと。
その後、分離された無人補給船「こうのとり」がISS(国際宇宙ステーション)とドッキング。
バッテリーパレットや食料などを届けた。
ISSは、地上から約400km上空の宇宙空間に作られた実験施設で、これまでに若田光一さんや野口聡一さんなど、多くの日本人宇宙飛行士が滞在している。
そのISSでは2021年に、使用済みのバッテリーパレットなどを積んだ貨物パレットなど約2.6トンを船外に廃棄。
その一部が3月、大気圏で燃え尽きずに地上まで落下し、住宅を直撃した可能性があるという。
FNNの取材にNASA(アメリカ航空宇宙局)は、調査中だと回答した。
NASA:
「3月28日に住人の協力を得て回収し、ケネディ宇宙センターで物体を分析している」
住人は、物体がISSのものだった場合、関係機関に損害賠償を求めるとしている。
世界各国が批准している宇宙損害責任条約では、「宇宙物体が地表において引き起こした損害は、打ち上げ国が責任を負う」と定められている。
バッテリーパレットを捨てたのはISSだが、打ち上げたのはJAXAであるため、JAXAが責任を問われる可能性がある。
FNNの取材にJAXAは、「NASAから情報共有があり、NASAが実際にそういった物かどうかを調査している。NASAが主体で調査している」と答えている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0da2ddb318a8c15415a97a1bdb54a8db4ff7c9bd
2024年4月16日8時16分にYAHOOニュース(共同通信)からは、2~4年間、地球を周回した後に大気圏で燃え尽きると予測していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今年3月、米南部フロリダ州の民家を金属の塊が直撃する事故があり、米航空宇宙局(NASA)は4月15日、回収し分析した結果、国際宇宙ステーション(ISS)から3年前に投棄した設備の一部だったと発表した。
大気圏突入時に燃え尽きるとの予想が外れた。
今後、加熱・分解の仕方を予測する手法を検証する。
NASAによると、落下した物体はニッケルを主体とした耐熱性の高い合金「インコネル」でできており、高さ10センチ、直径4センチほどの円筒状。
重さは約700グラムだった。
米メディアによると、家主の男性は当時不在で、息子は離れた部屋にいた。
ISSでは2021年3月、古い充電池を含む総重量約2.6トンもある荷物台をISSから放出。
当時は2~4年間、地球を周回した後に大気圏で燃え尽きると予測していた。
だが、電池を台に固定する部品が燃え残ったという。
宇宙ごみを監視する欧州宇宙機関(ESA)も「いくつかの部品が地上に到達するかもしれないが、人に当たる確率は非常に低い」としていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/aade23441a45c5802af8ad6997ce6c8d447d5048
4月17日8時14分にYAHOOニュース(中央日報)からは、宇宙ゴミは2年前にも豪州の牧場に落下していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
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米メディアは、この物体に搭載されたバッテリーがNASAのものではなるが、日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)が発射した貨物運搬台の構造物に付着しており、責任所在が複雑になる可能性があると報じた。
人間が作った宇宙ゴミが地球を襲った事件は2年前にもあった。
当時、スペースXドラゴンカプセルの一部がオーストラリアの羊牧場に落下した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7580725d88d551389573cd766a6d0e218c852fe1
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。