2020年12月21日0時18分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
人里からヒグマを遠ざけることを目的に、北海道羅臼町で住民らが、ヒグマが身を潜めることの多い草やぶをなくす取り組みを行ったところ、目撃される回数が実際に減ったことがわかった。
駆除とは異なる住民主体のヒグマ対策の効果が得られた格好で、人とヒグマの新たな共生に道を開くものと注目を集めそうだ。
同町が、今月14日に釧路市で開かれた知床世界自然遺産地域科学委員会で発表した。
同町は今春、ヒグマの調査研究に取り組む公益財団法人「知床財団」(斜里町)と協力し、共生を目的に、人とヒグマのディスタンス(距離)を保つための独自の地域づくり計画を策定した。
その具体策として、人里近くの草やぶをなくすこととし、今年5月から7月にかけて、延べ176人の町民が参加して草刈りを行った。
この結果、同町内でのヒグマの目撃数は、昨年度1年間が340件だったのに対し、今年度は11月25日現在で182件となった。
同日現在で今年度は4か月以上残っているが、この間はヒグマが冬眠に入り活動が減ることから、同町は、今年度1年間の目撃数が昨年度を大きく下回るのは確実だとしている。
羅臼町産業創生課の田澤主任は、「今後も草刈りを継続的に実施し、効果の検証などを行いたい」と話している。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20201218-OYT1T50280/
(ブログ者コメント)
関連情報調査結果、半年前に、エサになるフキや身を隠せるササなどを刈り取ったなど、下記旨の記事が刈り取り状況の写真付きでネット配信されていた。
(2020年6月15日20時38分 NHK北海道)
知床半島の羅臼町で、住宅地にヒグマが近寄らないよう、餌となるフキや身を隠すときに使う背の高いササを、各町内会ごとに住民の手で刈り取る作業が始まりました。
羅臼町では去年、ヒグマの目撃の件数が、統計がある2007年(平成19年)以降で2番目に多い340件にのぼり、飼い犬が襲われるなどの被害も相次ぎました。
このため、ヒグマ対策に取り組む羅臼町と知床財団は、各町内会に対し、ヒグマが住宅地に近寄る原因となる草やぶを刈って取り除くよう呼び掛けていて、14日、3つの町内会で刈り取り作業をしました。
このうち礼文町南町内会では、住民や高校の教員など20人あまりが参加し、草刈機やカマなどを手に、ヒグマの餌となるフキや身を隠すときに使うササなどを丁寧に刈っていました。
礼文町南町内会会長;
「草刈りで自分たちの身を守っていきたい」
羅臼町では、17の町内会のうち、山が住宅地に近い海岸沿いを中心に10の町内会で、ヒグマ対策の草刈りを行うことにしています。
人の生活と、となりあわせに生きているヒグマたち。
両者が残念な形でぶつからないように、北海道各地で地域の人たちが始めた「できること」を取材中。
放送とweb、同時展開でお伝えしていきます。
https://www.nhk.or.jp/hokkaido/articles/slug-n1ebd9bcec56e
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。