2020年12月21日11時50分にNHK和歌山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
南海トラフの巨大地震など大規模な災害が発生した際にガソリンスタンドが使えなくなることを想定して、和歌山県は全国の都道府県としては初めて移動式の給油機を導入し、21日、納入式が行われました。
和歌山県が全国の都道府県として初めて導入した移動式の給油機は、タンクローリーと直接、ホースで連結させることで、中にあるガソリンを車に給油することができるもので、自由に移動させてどこにでも臨時の給油所を設置することができます。
21日は納入式が串本町で行われ、仁坂知事や町の関係者などが出席しテープカットを行いました。
そして、地元の消防本部の車両に給油しました。
県は、南海トラフの巨大地震による津波で沿岸地域のガソリンスタンドが使えなくなることを想定し、今年度、国の補助事業を活用して串本町や那智勝浦町など5か所に導入しました。
県によりますと、導入した給油機は、災害の発生時には救急車や消防車など緊急車両を対象に給油を行う計画だということです。
和歌山県災害対策課 河野課長は、「災害に備えて、今回、新しく導入された設備を活用した訓練を行うなど、日頃から防災への意識を持ち、取り組みを続けていきたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/20201221/2040007082.html
12月21日11時36分にYAHOOニュース(共同通信)からも、東京や徳島でも本年度中に配備する動きがあるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
地震や津波などの大規模災害に備え、和歌山県は21日、移動式の給油機を導入した。
タンクローリーに直接つなげる、ガソリンスタンドの給油機のような装置。
現場周辺で広範囲に停電したり、スタンドが損壊したりしていても、救助や復旧作業に当たる緊急車両に給油できるようになる。
南海トラフ巨大地震などの災害が想定され、スタンドが沿岸部に点在し都市部から遠い県南部を中心とした5カ所に1台ずつ配備。
担当者は「燃料切れを防ぐことで、少しでも多くの人命救助につながれば」と期待する。
先進的な取り組みで、東京都や徳島県でも本年度中に配備する動きがあるという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2238288c607db1de76985f3b76b576d9b7b2c072
(ブログ者コメント)
本ブログでは昨年4月、浜松市の山間部で移動式給油機の実験が始まったという情報を紹介した。
その実験が今回の正式配備につながった、ということかもしれない。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。