2020年7月22日16時39分にNHK秋田から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
クマが嫌がるそぶりを見せた、とうがらしの成分をしみこませた木片を杭やロープにつけ、クマを人里に近づけない効果を確かめる県の実証実験が、22日から秋田市で始まりました。
実証実験は、クマを人里などに近づけないため、秋田県立大学の専門家と、横手市の木材加工会社が共同で開発した木材製品の効果を確かめようと、県が22日から始めました。
開発されたのは、動物園などでの実験でクマが嫌がるそぶりを見せた、とうがらしなどの成分をしみこませた長さ3センチの円筒形の木片で、くいに差し込むなどして使います。
22日は、開発関係者や県の担当者などが、市街地の近くにある秋田市外旭川のやぶのなかに、開発した木片をつけた3本のくいとロープを設置しました。
近くにはカメラも設置され、県は、ことし10月末まで撮影し、クマの反応を調べ、効果を確認するとしています。
県によりますと、県などの調査で、県内に生息するクマの頭数は4400頭と推定され、近年は生息域や行動範囲も広がっていて、人里に近づけない効果的な対策が求められているということです。
県生活環境部ツキノワグマ被害対策支援センターの泉山専門員は、「効果が確認された場合、各自治体と相談し、設置を増やしていきたいと考えている。クマを近づけない対策を進めるとともに、県民にもふだんから対策を徹底するよう呼びかけたい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20200722/6010007684.html
7月23日11時55分に秋田魁新報からは、多数の目撃情報があった地点に設置したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
クマ対策で県立大木材高度加工研究所(秋田県能代市、木高研)と民間業者が開発したトウガラシ臭のする木製杭の効果を確かめる実験が22日、秋田市外旭川の県道脇で始まった。
3カ月かけ、クマを近寄らせない効果があるか確かめる。
くいは木高研の野田龍准教授と横手市の木製品加工・販売「ウッディさんない」が開発。
クマの嫌がるトウガラシ成分を染みこませた栓を表面に打ち込んだ約1・5メートルの丸棒で、柵や看板の柱などに用いる。
22日は、昨年度12件の目撃情報があった秋田市外旭川字大堤地区を通る県道41号ののり面に、野田准教授や県職員らが杭を使った高さ約1メートルのロープ柵を設置した。
2メートル間隔で設置した杭に、トウガラシ成分を染みこませた栓を取り付けたロープを結んだ。
柵の周囲には、自動撮影カメラ2台を設置。
カメラの半径15メートル内にクマが侵入すると赤外線センサーが反応し、映像を1分間撮影する。
10月末まで柵を設置し、効果と改善点を探る。
野田准教授は、「農家など日常的にクマが身近にいる人たちは精神的な負担が大きい。柵の効果が実証されれば、新たなクマよけのツールとして負担軽減につながる」と期待感を示した。
https://www.sakigake.jp/news/article/20200723AK0025/
(ブログ者コメント)
以下は、NHK映像の3コマ。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。