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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2021831110分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

津波や洪水時に子どもたちが浮いて救助を待てるよう、ライフジャケットにもなるランドセルを、メガネ用品の製造販売大手が開発した。
考えたのは、東日本大震災の被災地を訪れた新聞販売店主。
異業種コンビが6年がかりで商品化し、年内の発売を目指す。

メガネのケースやクロスが主力の「栄商会」(浜松市東区)は創業73年の老舗。
自社内に裁断、縫製の設備があり、以前から持ち込み企画の商品化に協力してきた。

そこに同市中区の新聞販売店主、清水さん(男性、73歳)が、「浮くランドセル」の企画を持ち込んだ。

清水さんは2012年に宮城県石巻市の大川小学校を訪れた。

震災の津波で児童と教職員84人が犠牲・行方不明となった現場に立ち、「助かる方法はなかったのか」と考え込んだ。

最初は、ウレタン材で浮輪を作った。

だが、友人に「浮輪を持って学校に行く子はいない」と言われ、断念。

その3年後、小1の孫がランドセルを背負う姿を見て、ひらめいた。
「ランドセルが浮けばいいんだ!」

津波や水害時に、まず高いところに避難した上で、水が上がってきたら仰向けに「浮いて待つ」方法は、水難学会などが推奨している。

従来のランドセルも空気を含み、浮力はある。

だが、腹に抱える「前持ち」をしないと、顔が水に沈んでしまう。

清水さんは、栄商会の吉沢社長(男性、62歳)と試作を繰り返した。

本体にはナイロン生地を使用。
普段はランドセルのふたになる部分に、厚さ10センチのウレタンシートを入れた。
水害時には、肩ひもから体の前に持ってきて「浮き具」として使える。

背面にも薄いウレタンシートを入れ、全体が水に浮くように設計した。

両脇と股間をプラスチックの留め具で固定すれば、より安定して長時間、仰向けに浮いていられる。

今年5月にプール、7月に海で、ライフガード立ち会いの下、浜松市内の小学生と実証実験をした。

小原さん(女児、9歳)は、「最初、足がつかなくて焦った。浮かんでからは楽に浮いていられた」。
増田さん(女児、9歳)は、「少し水を飲んじゃったけど、顔を水から出せたら落ち着いた」。

吉沢社長は、「1年生から6年生まで、体格の違うすべての子どもが安定して浮けるように、バランスを工夫するのが難しかった」と話す。

複数の子がつかまれるよう、浮き具の取り外しもできるようにした。

通常のランドセルとほぼ同じ大きさで、重さは14キロと、やや重い。
販売予定価格は49500円(税込み)。
「ウクラン」の愛称で商標登録中だ。
問い合わせは栄商会(電話0534640601)へ。

https://www.asahi.com/articles/ASP8Z654TP8DUTIL046.html

 

(ブログ者コメント)

関連情報調査結果、浮くリュックサックが別のメーカーから9月1日に販売されるという下記趣旨の記事が、リュックの写真付きでネット配信されていた。

2021830 16:20 沖縄タイムス)

夏のレジャー時期にどうしても増えてしまう子どもの水難事故。

また最近は集中豪雨などで悲惨な事故も相次いでいる。

そんな中、学校用教材教具や防災防犯用品を提供する三和商事が開発したのが、『浮くリュック ビートキューブ』である。

三和商事は、区の7割が「海抜ゼロメートル地帯」という東京都江戸川区にて、防災専門店『防災ファーム』を運営。

水害が懸念される地域のニーズをもとに、同社では普段使いできるデザイン性の高い『浮くリュックシリーズ』を企画開発して販売している。

今回発表された『浮くリュック ビートキューブ』は、そのシリーズ第3弾にあたる。

いつ起こるかわからない災害に備えて、普段使いと非常時どちらでも使える仕様。

普段はランドセルのように使用でき、A4サイズのフラットファイルをゆったり入れられるデザインとなっている。

内部にはポケットが複数付いており、さまざまな小物も収納できる。

一方、非常時には救命胴衣の代わりとして使用。

リュックの両サイドに内蔵された浮力板を引き出すことで、背負ったままでバランスよく浮くことができる。

立ち泳ぎの姿勢で浮くことになり、顔に水がつきにくいため、水が苦手な子どもでも浮いた状態を保つことができるという。

価格は25000円(税込)で、ブルー、レッド、ブラックの3色。

防災の日である91日より発売される。

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/822558

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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