忍者ブログ
                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
 ブログ内検索 Site Search 
キーワードに合致した記事を検索できます(複数キーワード検索可)
 最新記事 Latest Articles 
(11/21)
(11/20)
(11/19)
(11/18)
(11/18)
(11/17)
(11/17)
(11/16)
(11/15)
(11/15)
(11/14)
(11/14)
(11/13)
(11/13)
(11/13)
(11/12)
(11/12)
(11/12)
(11/11)
(11/11)
(11/10)
(11/10)
(11/09)
(11/08)
(11/08)
 最古記事 Oldest Article 
(04/09)
(04/09)
(04/09)
(04/09)
(04/09)
(04/10)
(04/10)
(04/10)
(04/10)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
[11913]  [11910]  [11907]  [11909]  [11908]  [11905]  [11904]  [11901]  [11903]  [11902]  [11900

2021922149分にYAHOOニュース(産経新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

全国で年間250件ほど起きているとされる建設現場での死亡事故。

そのほとんどが、高所などの危険な場所で安全帯をつけないといった意識の低さもあるとされている。

また、会社の安全軽視の姿勢が明らかになるケースもあるが、警察による原因究明や裁判には時間と労力を要する。

「事故を防げなかったのか」。
長く苦しみを抱え続ける遺族もいて、専門家は抜本的な対策の必要性を訴えている。

 

■突然大黒柱失う…

東京都港区の42階建て高層ビル建設現場で今年2月、東村山市の田中さん(男性、当時47歳)が死亡する事故が起きた。

8階部分の床が抜け落ち、建築資材ごと5階部分まで落下。

床が資材の重さに耐えきれなかったのが要因とみられ、8階で作業していた田中さんも巻き込まれた。

「(田中さんが)事故に遭いました」。
連絡を受けた妻は長男を連れて病院に向かったが、すでに冷たくなっていた。
顔を見ると大きな傷。
「危険な仕事とは分かっていたんですけど…」。
妻は悲痛な思いを吐露する。

田中さんがとび職となって25年。
これまで大きなけがもなかった。
仕事一筋で大規模な現場ほど楽しそうに出勤していた。

後に残されたのは、大学3年の長男と高校3年の次男。

「息子は人生で最もお金がかかる時期。必死に頑張らないと」。
大黒柱を突然失った妻は、悲しみを抱えながらも、自分を奮い立たせてもいるという。

■安全帯なし常態化

建設現場での死亡事故は高止まりが続く。

厚生労働省によると、昨年は建設業全体で258件で、全産業の約3割を占める。

中でも「転落・墜落」が最も多く、毎年100人前後が命を落としている。

事故が目立つ理由の一つに、専門家は意識の低さと構造的な問題を挙げる。

芝浦工業大の蟹澤(かにさわ)宏剛教授(建築生産)によると、死亡事故発生の多くは、小規模の住宅建設現場で起きているという。

安全に対する意識が低く、危険な状況でも安全帯をつけずに作業することなどが常態化。

屋根から転落するケースなどが相次いでいるという。

構造的な問題もあるとされる。

建設業では労働者の派遣が禁止され、元請けが下請けに対して作業の手順など細かい指示を出すことは認められていない。

蟹澤教授は、「会社を超えた情報や知識の共有が難しいことも背景にある」と話す。

■国・企業が対策模索

こうした中、抜本的な対策に乗り出そうとする動きも出ている。

国や企業が参画する「建築キャリアアップシステム」の運用が平成31年4月、始まった。

作業員の就労履歴や資格などを登録して能力を評価する制度で、登録した作業員にはカードが交付される。

英国にならった制度で、英国ではカードがなければ作業員は現場に入れず、千人当たりの死亡率は日本の4分の1まで抑えられている。

蟹澤教授は、「日本では小さい現場だと誰でも作業できる。システムの普及が事故減につながるのではないか」とみている。

企業も模索する。

大手電機メーカー「明電舎」は、仮想空間(VR)を活用し転落事故などの疑似体験といった訓練を導入。
これまでに延べ約2万6千人が体験した。

担当者は、「繰り返しVRで事故を『体験』することで体に覚え込ませることができる」と語る。

事故は取返しのつかない結果を生み、家族も長期にわたって巻き込まれる。

今年2月に田中さんが死亡した事故は、警視庁三田署が業務上過失致死容疑を視野に入れた捜査を続けている。

「二度とこのような事故は起きてほしくない。安全管理を徹底してほしい」。
田中さんの妻も切実に訴えている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1f4fbc4fa7284296271784a9554b57cab5c88e18

 

(ブログ者コメント)

田中さんの死亡事例は下記記事参照。

2021210日 東京都港区の高層ビル建設現場で8階部分の仮置きの床が資材の重みで抜けて5階に落下し、床の上で作業していた?作業員2人が巻き込まれて死傷
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/11406/

 

 

 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
 通信欄 
問合せなどあれば記事末尾の読者通信欄に名前(匿名可)とメルアドを記入し ①確認ボタンをクリック ②記入欄に用件記入   ③確認ボタンをクリック ④内容がOKであれば送信ボタンをクリック    してください。     ちなみに「ご送信ありがとうございました」との返信がありますが。それは通信欄会社からの自動メッセージですので、ご留意ください。
 カテゴリー Category 
 最新コメント Latest Comments 
[06/09 ※無記名]
[06/01 ※無記名]
[02/08 ※無記名]
[02/08 ※無記名]
[01/20 ※無記名]
[08/31 ガーゴイル]
[09/27 三浦]
[03/02 南方英則]
[11/20 山城守]
[07/20 記事内容について訂正をお願いします。]
[07/16 神戸ファン]
[04/21 Rawi]
[08/12 山田晴通]
[04/24 道産子]
[04/15 道産子]
[04/15 道産子]
[04/05 道産子]
[04/02 道産子]
[04/01 道産子]
[02/27 道産子]
[02/26 愛読者]
[01/10 愛読者]
[11/07 愛読者]
[10/12 愛読者]
[08/24 愛読者]
 ツイッターなどへの接続 
 製造業ブログランキングへの接続 
下記をクリックすれば、2種類の製造業ブログランキングにつながります
にほんブログ村 企業ブログ 製造業へ
にほんブログ村 人気ブログランキングへ
 最新トラックバック 
 バーコード 
 カウンター 
 アクセス解析 
 プロフィール Profile 
HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

Template by ららららいふ / Material by 素材くん「無料WEB素材屋」

忍者ブログ [PR]