2021年9月4日16時44分にYAHOOニュース(朝日新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京パラリンピックの大会組織委員会は4日、8月27日にあったゴールボールの試合中、日本選手がけがをする事故があったと発表した。
コートに使う消毒液に滑りやすい成分が入っていた。
2日前に滑りやすさを指摘されていたが原因がわからず、改善する前に事故が起きた。
組織委によると、日本チームは8月25日、千葉市の幕張メッセであった試合後、「コートの床が滑りやすい。(清掃用の)モップに何か塗られているのでは」と指摘。
27日のブラジルとの試合中、チームの主将天摩選手がけがをした。
関係者によると、滑って足首を痛めたという。
組織委のその後の調査で、消毒液に「グリセリン」の成分が使われており、滑りやすくなっていた可能性があることが判明。
翌28日夕方から、別の消毒液に変更したという。
組織委は「25日の指摘をふまえ、すぐに対処できなかった点を深く反省している。負傷された天摩選手におわびとともに心よりお見舞いを申し上げます」とした。
ゴールボールは3日まで行われ、女子日本チームは銅メダルを獲得した。
https://www.asahi.com/articles/ASP945G73P94UTIL00P.html
9月4日20時51分に毎日新聞からは、大会前の練習時からコートが滑るとの訴えがあったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この問題を巡り、日本代表の市川喬一総監督は、「選手の安全を守れなかった。誰が責任を取るのか」と大会運営を批判していた。
市川氏によると、大会前の練習時からコートが滑ることを運営側に訴えてきたという。
https://mainichi.jp/articles/20210904/k00/00m/050/183000c
9月4日12時1分にNHK NEWS WEBからは、出場した複数のチームからコートが滑るとの抗議があったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
千葉市の幕張メッセで3日まで行われていたゴールボールでは、出場した複数のチームから「コートの床が滑る」という抗議があり、組織委員会が調べた結果、新型コロナ対策で使用していた消毒液に含まれるグリセリンが原因と判断されました。
これまで組織委員会は、武藤事務総長が先月30日の会見で「選手が滑ったということはあるようだが、けがをしたという報告は受けていない」としていたほか、高谷正哲スポークスパーソンも記者からの質問に対し「把握していない」と繰り返し答えていました。
25日には日本チームからコートの床が滑ることに関する指摘がありましたが、高谷スポークスパーソンは「原因がすぐに分からなかったので対処できなかった。選手が選手村の診療所に行かなかったこともあり、負傷したことを把握するのに時間がかかった。対処がけがの事案があったあとになったことは反省している」と釈明しました。
公表にも時間がかかった理由については、「記者からの指摘を受けて改めて調べ、JPC=日本パラリンピック委員会に問い合わせたところ、正式には今月2日にけがの事実を把握した。チームの中にけが人がいることを公にできないという事情もJPC側にあり、公表に時間を要した」と説明しました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210904/k10013243301000.html
(ブログ者コメント)
「モップに何か塗られているのでは?」という指摘があったのなら、すぐに消毒液の成分を調べそうなもの。
なぜ調べなかったのだろう。
そう感じたため、タイトルに「放置」と言う言葉を入れた。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。