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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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202311241850分にYAHOOニュース(STV)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

野生動物を追い払うユニークな道具が注目されています。

北海道で相次ぐクマやシカの被害を防ごうと、「におい」を使った対策グッズが次々と開発されています。

エゾシカの前に置かれた3つの箱。

黒い箱にはエサが、白い箱にはエサのほかにあるものが入っています。

白い箱に近づいたシカは・・・ びっくりしたように飛んで避けました。
ほかのシカも恐る恐る近づいては逃げていきます。

箱の中には何が入っているのでしょうか?

映像を撮影した根室市の水産加工会社を訪れると、見せてくれたのは黒っぽいナゾの液体です。

これがシカを追い払ったものの正体だといいますが・・・

(武田記者):
「これは何ですか?」

(吉田水産 辻課長):
「ヒトデの濃縮液です」

液体の正体は「ヒトデ」です。

地元の漁業者から網にかかった「ヒトデ」を買い取り、独自の製法で発酵させることで、シカが嫌がるにおいを出す忌避剤を製造しています。

(辻課長):
「嗅ぎますか?臭いですよ」

(武田記者):
「牛のふんの臭いに似ているかも。それを強烈にした臭いです。けっこう鼻にきますね」

開発のきっかけは、シカによる被害です。

シカの生息数は推定72万頭と年々増えていて、農業被害や交通事故も増加傾向にあります。

この会社では、もともとヒトデをつかった肥料を生産していましたが、シカ被害に悩む農家の声に応え、忌避剤を開発しました。

(辻課長):
「いろんな害獣で困っている人に少しでも貢献出来たらなと思います」

道内では、クマの出没も問題となっています。

道警によると、ことしの出没件数はこの5年で最多となっています。

そんなクマをにおいで撃退しようと、ユニークなクマよけの開発が進んでいます。

札幌市内で開かれた大学生によるビジネスアイデアの発表会です。

北海学園大学の学生が紹介しているのは、ハッカのにおいでクマを追い払うトラップです。

トラップは丸い容器ととげのついたフタという2つの部品からなります。

容器にハッカのにおいを発する液体がつまった袋を入れ、これをクマが踏むと袋が破裂し、においが噴き出します。

学生は手軽で安全なクマ対策グッズとして製品化につなげたいと話します。

(北海学園大学 飯野さん):
「動物と人間の生活領域の境目をつくって、環境保護にも役立てるような商品だと思う」

年々増加する野生動物の被害。

人と動物の軋轢を減らすための試行錯誤が続いています。





https://news.yahoo.co.jp/articles/d963546ac4df345681c38e7c5f70a257b90a5741

 

112580分にYAHOOニュース(北海道文化放送)からは、開発担当者はクマにも効果があるのでは・・・と話しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

運転中にシカが飛び出してヒヤッとした経験はありませんか。

こうした事故や食害を防ぎ、シカを撃退するための新商品が開発されています。

果たしてその効果は。  

餌に近づく1頭のシカ。
次の瞬間…(飛び跳ねるシカ見せて)突然シカが驚いて飛び跳ね、逃げてしまいました。

いったい何があったのでしょうか。

ヒントは”臭い”です。
実際、嗅いでみると…  

この強烈な臭いを発する正体は「強臭力」という商品でした。

この商品、道民の救世主となるかもしれません。

開発したのは根室市の吉田水産です。
担当者の辻さんに話を聴きました。

Qなぜシカに効く?

「強い臭い、これとしか言いようがない。
分析した結果、硫化水素等の硫黄化合物を主とした強烈な臭い機械で計れるキャパを超えているということで、計測不可能という数値になった」(吉田水産 辻さん)  

強烈な臭いを発する「強臭力」、さらに驚くのは、この商品の原料です。  

Q中身の詳細は?

「ミネラル水とヒトデだけ。根室市近郊でとれた天然ヒトデを生きたまま加工した、害獣忌避剤」(辻さん)  

なんと、漁師の天敵、「ヒトデ」が原料でした。
地元ではホタテガイの漁でどうしても一緒に取れてしまうヒトデ。
このヒトデの濃縮液から出る強烈なアンモニア臭でシカを撃退しようと考えたのでした。

道内ではシカによるとみられる交通事故が4480件発生していて、10月と11月に集中しています。

2021年度のシカの食害による農林業の被害額も44億円を超えています。

いつ遭遇するかわからないシカの事故…「強臭力」に期待が高まります。

Q他の動物にも効く?

「シカより鼻が利く動物であれば、すべて聞くと思う」(辻さん)  

シカのほかにも道民を悩ませる動物…2023年はクマの目撃が3720件と過去最多。

果たして効果はあるのか?

「クマは臭覚を一番に頼って生きている動物なので、おそらく効果があるのでは(辻さん)  

臭いの効果で動物の生息域と人の生活圏を分ける、共生の未来が描けるかもしれません。

それにしても辻さん、この強烈な臭いのなか、開発は苦労したのでは。

「製造しているんですけど、今(自分の)臭覚がゼロになってしまった。治せばいいんだけど、治してしまうとその香りを嗅いで仕事しなければいけないので。病院は行かないでそのままにしている」(辻さん)

https://news.yahoo.co.jp/articles/4a876a68f3f5eab34ae5c54be62db2ea277603aa

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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