2024年8月16日22時14分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大分県は16日、由布市の「旅館K」が運営する飲食店で今月発生し、客の一部からノロウイルスが検出された集団食中毒について、嘔吐などの症状を訴えた人が計458人に上ったと発表した。
重症者はおらず、いずれも既に快方に向かっている。
食事はせず、提供された湧水を飲用した客からもウイルスが検出され、県は湧水が汚染されていた可能性があるとみて調べている。
県によると、「K」の近くから湧き出ている水をポンプでくみ上げ、調理や持ち帰り用の水として利用しているという。
大分県によると、458人のうち年齢が確認できたのは325人で、1~78歳の男女だった。
少なくとも18の都府県から訪れていた。
県は13日、このうち5~9日に食事した東京都の高校生ら計28人が症状を訴えたと発表し、調査を進めていた。
「K」は13日から3日間の営業停止命令を受け、その後も営業を自粛している。
https://www.sankei.com/article/20240816-5HNO75VO5VKKBLFSCGFTSE2S4A/
8月16日21時4分に毎日新聞からは、定期的な水質検査を実施していなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県食品・生活衛生課によると、12日までの10日間に利用した506人のうち、1~78歳の325人を含む458人が下痢や嘔吐(おうと)、発熱の症状を訴えた。
旅館ではそうめんや地鶏焼きを提供しており、調理には炭酸が含まれる湧き水を使っていたという。
患者の中には、この水だけを飲んだ人も含まれていたことから、同課は湧き水がノロウイルスに汚染されていた可能性があるとみている。
同課によると、旅館では湧き水などの使用に当たって、食品衛生法が求めている定期的な水質検査を実施していなかったという。
店は原因究明などを終えるまで営業を自粛する。
https://mainichi.jp/articles/20240816/k00/00m/040/309000c
(ブログ者コメント)
〇今回の飲食店は山奥にあり、案内看板には「採水口あります」とか、沢山並んだ蛇口の写真などが掲示されていた。
〇調べたところ、ノロウイルスの感染源は動物ではなく、主として人間ならびにカキなどの二枚貝らしい。
ということは、人間が感染源?
〇どのような場所から湧き水をポンプアップし、一旦どこかに溜めているかなど、調べてみたが、情報は見つからなかった。
〇ちなみに、ブログ者が定期的に水を汲みに行っている久留里の湧き水は、動物などが接触しないよう、湧いている場所をボックス的なもので囲い、年に1回の水質検査証を掲示している。
また、「囲いの内部を清掃するため、××日は水汲みできません」という貼り紙を何回か見たことがある。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。