2023年3月3日18時59分にYAHOOニュース(まいどなニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
昨年12月、都内の50代男性の枕元でスマートフォンが発火する事故がありました。
男性はとっさにスマホを庭に放り投げ、自分で消火。
スマホは焼損しました。
実は、この2日前、男性は通販で買った非純正バッテリーを使い、自分で交換作業をしたばかりでした。
販売事業者に苦情を入れ、バッテリーの代金は返金されたものの、スマホ本体の補償には「応じない」の一点張り。
相手は海外の事業者だったといいます。
何回かやり取りするうちに連絡が取れなくなり、泣き寝入りするしかなくなってしまいました。
■「ガラケーとは違う」
「スマホのバッテリーは、かつてのガラケーのように素人が簡単に取り外せるものではない」。
東京都消費生活総合センターの担当者は、そう強調します。
同センターは1月、この男性からの相談を受け、自分で交換作業をせず、正規店に相談するよう促す注意喚起を行いました。
スマホで使われるリチウムイオンバッテリーは、高温や衝撃に弱い性質があります。
特に、交換する際には、薄いバッテリーを所定の位置にはめ込み、端子を接続するといった細かい作業が必要となるといいます。
■メーカーからすると「改造」
独立行政法人「製品評価技術基盤機構」(NITE)によると、2017~21年に起きた非純正バッテリーの事故 は134件。
掃除機やパソコンなども含み、製品や周辺が焼けたといいます。
19年以降の3年間は特に件数が増え、毎年、家屋の全焼事故にまで発展するケースがありました。
本来、製品が原因で事故が発生した場合、製造物責任法に基づいて賠償などが行われます。
しかし、非純正バッテリーを使うことは、機器のメーカーからすれば「改造」に該当する場合があるため、損害に対応する義務はありません。
非純正バッテリーを販売した事業者に責任を求めることはできますが、そういった事業者では、消費者から連絡するための情報すら不十分なケースも。
電話番号の記載がなく連絡が取れなかったり、まともに対応してもらえなかったりします。
今回スマホが発火した男性は、まさにこのケースにあたるでしょう。
■iPhoneの交換値上げしたけれど…
3月1日から、iPhoneのバッテリー交換費用が3千円値上げされました(iPhone14シリーズより前の機種が対象)。
iPhone 13~11、iPhone Xシリーズで12800円など、つい「安い非正規バッテリーを買おうか…」とも思ってしまう金額になってしまいましたが、安全のために、きちんと正規の手順で申し込みましょう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a0d9b1b844aeeef3db90397586e7f9635a5d6020
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。