2023年3月10日18時32分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪・堺市で、柵が外れ、男性が用水路に転落。
首の骨を折るなど重傷を負った。
8日には石見銀山で、柵に寄りかかった女性が転落死している。
「立ち入り禁止」と書かれたテープが何重にも貼られた柵。
大阪・堺市で、この柵にもたれかかった男性が用水路に転落し、大けがをする事故があった。
現場となったのは幅3メートルほどの狭い道路で、男性は柵にもたれかかった際、水路に転落したという。
柵はスチール製で、高さおよそ1.2メートル。
3月7日午前9時半過ぎ、自転車に乗っていた70歳の男性が柵にもたれかかったところ、柵を支える支柱の基礎が外れ、男性は、およそ1.5メートル下の用水路に転落した。
男性は首の骨が折れる重傷を負い、集中治療室で治療を受けていたが、現在は歩けるくらいにまで回復しているという。
用水路を管理していた堺市は10日午後、記者会見を開き、謝罪した。
堺市担当者:
「誠に申し訳ございませんでした」
市によると、柵は30年以上前に設置され、定期的な点検などは行われていなかったという。
堺市担当者:
「定期点検の対象ではなかったため、そこを車で通った時に見たということしか、確認が取れていません」
8日には、島根県の世界遺産・石見銀山遺跡で、68歳の女性が防護柵にもたれかかったところ、腐食していた木の柵が折れ、女性は川に転落し死亡した。
その前日に、堺市で起きていた同様の事故。
原因について、市は...。
堺市担当者:
「道幅が狭いところでの柵になりますから、自転車とか車が擦ったりすることで、支柱の一部に傷がつく。
そこに雨が降ったときに塗装がさびる」
今後は、市が管理する水路全域の柵を定期的に点検するなどの再発防止策をとるとしている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/04aa22fffaf138fa41d07079341ccd87f9087142
3月11日4時14分に毎日新聞からは、脇を通る車をよけようとして柵にもたれた、当該柵は犬の小便などで特に劣化が早かったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故は7日午前9時40分ごろ発生。
男性は自転車で通行中、脇を通る車をよけようとして柵にもたれたとみられる。
自ら消防に通報して救急搬送され、一時は集中治療室で治療を受けていた。
市農業土木課によると、この柵は設置から30年以上がたっているとみられ、事故後の点検で周辺の2カ所でも劣化が確認された。
事故があった柵は犬の小便などで特に劣化が早かったとみられる。
この水路は「青線水路」と呼ばれる昔からの農業用水路で、現在は市の所有だが、柵の点検義務はないという。
今後は市内の同様の転落防止柵も点検する。
https://mainichi.jp/articles/20230310/k00/00m/040/279000c
3月10日21時13分に産経新聞からは、柵の設置者は不明で法的には市に点検義務はないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
柵は設置から30年以上が経過し、根元が腐食していたとみられる。
だれが設置したかは不明で、法的には市に点検義務はないというが、市が管理する農業用水路にかかるため、「点検や管理を行うべきだった」と陳謝。
管理する市内水路の柵の緊急点検を行うと明らかにした。
https://www.sankei.com/article/20230310-SJUFWXPXEBJATBRDJV2BW2PEPI/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。