2023年3月8日18時43分にYAHOOニュース(中国放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5年前、広島県福山市の小学校の法面から児童が転落して、けがをした事故をめぐり、市の責任を認める判決です。
この事故は、2018年11月、福山市立日吉台小学校の当時4年生の児童が、放課後に学校の敷地内にある高さおよそ5メートルののり面で足を滑らせて転落したものです。
児童は、右目に視力障害や視野欠損の後遺障害が残りました。
父親と児童は裁判で、のり面に隣接する道路や学校の管理をする福山市に対し、のり面への進入を防止するための措置を講じていなかったなどとして、合わせて946万円の損害賠償を求めていました。
広島地方裁判所 福山支部の 森實将人 裁判長は、「こののり面は好奇心や冒険心が強い児童らにとって遊び場として誘惑的な場所と評価できる。進入防止の柵を設けるなどの措置がなく、安全性を欠いていた」と指摘。
一方で、「のり面の危険性について教諭らが注意するのを聞いていた」と児童に過失があったことも認め、福山市に対して、過失分を相殺したおよそ360万円を児童へ支払うよう命じる判決を言い渡しました。
父親への損害は認めませんでした。
判決を受けて、福山市は、「本市の主張が認められず遺憾であります。今後、判決の内容を精査する中で対応について検討します」とコメントしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1852333face9b16f046adfa462d17213a16fc08d
3月8日20時38分にYAHOOニュース(中国新聞)からは、法面には傾斜の緩いところもあり簡単に最上部まで上ることができたと裁判長は述べたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
判決などによると、18年11月15日、同小4年だった少年はグラウンド南側にあるのり面に上り、下の市道に転落した。
頭蓋骨を骨折するなどし右目の視力や視野に障害が残ったという。
森実裁判長は判決理由で、市が管理するのり面は傾斜の緩いところもあり、簡単に最上部まで上ることができたとし、「好奇心が強い児童が足を滑らせて転落し、重大な危害を生じることは予測できた」と指摘。
進入防止の柵を設けるなどしていなかった市の責任を認めた。
一方で、少年はのり面の危険性について教諭らが注意するのを聞いていたなどとして、少年側にも過失があったとした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9956c68d3e1ba199321c9de75a7b313ebf6ab67e
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。