2023年3月10日付で秋田魁新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
昨年10月に秋田県湯沢市字黄金原の菓子製造販売「K社」の本社工場で従業員の60代男性が死亡した作業事故で、横手労働基準監督署は9日、労働安全衛生法違反の疑いで同社と、60代の男性社長を書類送検した。
送検容疑は昨年10月3日、従業員が工場2階から1階へ菓子の包装紙を運ぶ際、安全装置のないエレベーターを使わせたほか、年1回行う必要があるエレベーターの自主検査をしていなかった疑い。
労基署などによると、死亡した従業員がエレベーターで下降しようとした際、かごの扉が2階の床に引っかかったため、かごの外に出て扉をたたいたところ、かごが落下。
従業員はかごの天井と2階の床に挟まれ、2時間15分後に死亡した。
エレベーターは専門業者が製造したものではなかった。
20年以上前に設置されたとみられるが、これまで自主検査は行われていなかった。
https://www.sakigake.jp/news/article/20230310AK0003/
3月9日15時35分にNHK秋田からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
去年10月、湯沢市にある菓子店の工場で従業員が運搬用エレベーターに挟まれて死亡した事故で、横手労働基準監督署は、エレベーターに安全装置がなかったなどとして、菓子店と社長を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。
書類送検されたのは、湯沢市の菓子店「K社」と60代の社長です。
横手労働基準監督署によりますと、この会社と社長は、去年10月に湯沢市にある菓子の製造工場で60代の従業員が落下してきた荷物の運搬用のエレベーターに挟まれて死亡した事故で、安全装置のないエレベーターを使用し、定期的な自主検査も行っていなかったとして、労働安全衛生法違反の疑いが持たれています。
労働安全衛生法では、エレベーターは年に1回の定期的な自主検査を行うよう定められていますが、この会社では、これまでに1度も検査が行われていなかった疑いがあるということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20230309/6010016999.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。