2023年3月8日21時18分にYAHOOニュース(山陰放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
島根県大田市にある世界遺産「石見銀山」遺跡内にある橋の近くで8日午後、女性が川に転落し、死亡する事故がありました。
もたれかかった柵が折れたということです。
【写真を見る】世界遺産「石見銀山」観光ツアー客の愛知県の女性が川に転落、死亡 もたれかかった木製柵が腐食していて折れる
大田警察署によりますと、8日午後3時40分頃、島根県大田市大森町の世界遺産「石見銀山」を散策していた愛知県の女性が、もたれかかった木製の柵の支柱が折れて、4メートル下の河原に転落。
搬送先の病院で死亡が確認されました。
死亡したのは愛知県北名古屋市の女性(68)で、団体ツアーで石見銀山を訪れていたということです。
女性が地区の銀山川にかかる羅漢町橋のたもとの、高さ1メートル、幅3メートルほどある柵にもたれかかったところ、3本ある支柱の内2本が突然折れ、バランスを崩した女性が転落しました。
柵は大田市が2010年に設置。
管理する土木課によると、おととし木材に腐食が確認されたためコーンを置いて近付かないよう注意喚起するとともに、来年度更新の計画だったということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5e875efe21497e2f2b76a9a939a949f00a0d69bc
3月9日19時56分にYAHOOニュース(山陰中央テレビ)からは、柵の前にはコーンが3つ置かれていただけで、注意を呼び掛ける貼り紙などはなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故のきっかけとなった防護柵。
木材で作られていて、腐食が進んでいました。
管理者の大田市が柵の腐食を確認したのは2年前ですが、補修されないままになっていました。
防護柵は高さが約1メートルで、大田市が、2010年、銀山川にかかる「羅漢町橋」のたもとに約3メートルにわたって設置。
2021年4月に腐食していることが確認された後も補修されないままとなっていました。
大田市土木課・青戸課長:
「セーフティコーンによる注意喚起なので、入ろうと思えば(腐食した箇所に)入れる。1年でも早く直していれば、このようなことは起きなかったので、お詫び申し上げる」
こちらは、腐食を確認した時の防護柵の写真です。
柵の前にはセーフティーコーンが3つ置かれていますが、注意を呼びかける張り紙などはありません。
石見銀山周辺では老朽化した設置物が多く、今回の事故のきっかけになった防護柵も、来年度になってようやく補修される予定でした。
老朽化した設置物の対策について、市はどう考えているのでしょうか?
大田市土木課・青戸課長:
「今後、このようなことがないように早急な修繕に努めていきたい。注意喚起も文字の表記がなかったので、徹底してやっていきたい」
市は、周辺にある別の木製の設置物についても、早期に点検することにしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fac8a57fc10acc2fea3fdba20406e66d6726eb8d
(ブログ者コメント)
コーンを3つ置いていただけでは、工事時の片付け忘れなどと思われかねず、意味がない。
ロープを張るなど物理的に侵入できない方法をとるか、柵そのものを撤去しておくべきだった。(腐っていたのなら、比較的簡単に撤去できたのでは?)
次善の策としては注意喚起貼り紙など。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。