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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20156281914分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

日本時間の27日午後9時半ごろ、台北近郊の新北市のレジャー施設で音楽イベントが行われていたところ、屋外のステージの近くで、突然、炎が上がり燃え広がった。

地元の消防当局などによると、20代と30代の日本人女性2人を含む、合わせて519人がやけどなどをして手当を受けたという。


音楽イベントでは、28個もの噴射装置を使って、客に向かって色の付いた粉を大量に吹きかける演出が行われていた。

消防当局は、NHKの取材に対し、当時は細かい粉が大量に舞い上がり、空気中の濃度が、粉末に引火する「粉じん爆発」を起こしかねないレベルに達していたという見方を示した。

そのうえで消防当局は、噴射装置や照明機器などが火元となって粉に引火した可能性もあるとみて、現場検証を行うなどして当時の状況を詳しく調べていることを明らかにした。


イベントで使われていた粉は、粉末状にしたトウモロコシなどに色を付けて使っていたとみられ、消防当局は成分についても調べている。

 

当時開催されていた音楽イベントは、台湾の会社が「カラー・パーティー」と題して2013年から毎年開いているもので、27日は、新北市にあるレジャー施設の水を抜いたプールの中を会場に、有料で開かれていた。

 

当時、会場には水着姿の客を含む数千人が集まっていたとみられ、地元メディアによると、ステージに上がった歌手などがラップミュージックやダンスなどを披露していたという。


事故が起きたのは、イベントが後半にさしかかった現地時間の午後8時半ごろ、日本時間の午後9時半ごろで、ステージ近くの参加者が音楽に合わせて踊り、会場の雰囲気が最高潮に達したのに合わせて、主催者側がさまざまな色が付いた粉を、ステージの周辺に置いた機材を使って吹き飛ばし、客に向けて浴びせる演出を行った。

当時の様子を撮影した映像によると、空中に大量の粉が舞って煙のように視界を遮るなか、ステージから数m離れた一帯から、突然、炎が上がっている。


台湾では、このところ、今回のようにさまざまな色の粉を浴びながらダンスやランニングを楽しむイベントが流行しているという。

 

今回の台湾での火災について、火災のメカニズムに詳しい早稲田大学理工学術院の長谷見雄二教授は、出火当時の火災の映像から、会場にまかれた粉に何らかの原因で引火したあと連鎖的に燃え広がる、一種の「粉じん爆発」が起きた可能性が高いと指摘している。


今回の火災当時の映像では、会場に粉が大量にまかれ、その後、強い光が見えたあとに地面付近を炎が一気に燃え広がる様子が写っている。
映像を分析した長谷見教授によると、まかれた粉は、空気中に漂う様子から乾燥した状態だったとみられ、密度も高かったという。

このため、何らかの原因で会場にまかれた粉に引火したあと、粉状になったものが一瞬にして燃える一種の「粉じん爆発」が起きて連鎖的に燃え広がった可能性が高いと指摘している。


そのうえで長谷見教授は、「今回のような火災現象は、粉の乾燥状態や空気中の密度などの条件がそろっていれば、照明の熱やたばこの火などがきっかけで起きる可能性がある。大量の粉を使った演出は、状況によっては非常に危険だということをまず認識し、仮にこうした演出を行う場合でも、大気中の粉の密度がどれくらいであれば安全かといったことを事前にチェックしたうえで、安全な範囲で行うことが必要だ」と話している。

 

トウモロコシを原料にした粉末に色を付けた粉が使われるイベントは、最近、アメリカや日本などでも行われている。
こうしたイベントは、数年前にアメリカで発祥し、白いシャツを着て5kmのコースを走る間に色とりどりの粉をかけられたり、大勢で粉を浴びたりして、楽しむことを目的にしている。
日本でも、代理店が主催するイベントが去年あたりから各地で開催され、若い世代を中心に人気を集めている。
ただ、台湾と日本で使われている粉の違いや使用時の状況の違いなどは、今のところ分かっていない。

トウモロコシを原料にした粉末に色を付けた粉を使ったイベントを、去年から日本で行っている東京のL社は、台湾の事故を受けて、念のため、山盛りにした粉や空気中にまいた粉に火を近づける実験を行ったが燃えなかった、と話している。

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150628/k10010130871000.html

 

 

6281919分にYAHOOニュース(AFP=時事)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

爆発発生当時の動画には、来場者らに吹き付けられた粉が突然引火し、会場が炎に包まれる様子が生々しく捉えられている。

来場者が水着など薄着だったことから大勢の人々が重度のやけどを負い、惨事を免れた人々によって搬送された。

 

当局が28日発表したところによると、負傷者は500人を上回っており、このうち約200人は重傷。

 

出典URL

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150628-00000034-jij_afp-int

 

 

628222分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

火災の原因となったとみられるカラーパウダーは、コーンスターチをカラフルに着色した粉末。

 

粉塵爆発に詳しい東北大名誉教授の榎本兵治氏によると、細かい粉状の物質は、コーンスターチに限らず、砂糖や小麦粉のような食品でも、金属粉であっても、空気中に散布され、酸素が十分に行き渡った状態で火気に触れれば、爆発することがあるという。

 

出典URL

http://www.sankei.com/west/news/150628/wst1506280069-n1.html 

 

 

7105分にYAHOOニュース(フジテレビ系)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

台湾のイベント会場で起きた爆発・炎上事故。

消火のための作業によって炎がさらに燃え広がる現場を、ステージ上のカメラがとらえていた。

火災をステージ上からとらえていた新たな映像には、会場に響き渡る悲鳴が映されていた。
イベントスタッフは、手に消火器のようなものを持っていた。
そして、火を消そうと二酸化炭素を噴射したところ、火がさらに燃え広がっているのがわかる。
体に火がつき、必死に逃れようとする観客。


今回の火災では、こうして地面に積もっていたカラーパウダーが巻き上がってしまい、さらに火が燃え広がったとみられている。

出典URL

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20150630-00000210-fnn-int

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

○屋内で同じ現象が起きれば「爆発」となるのだろうが、今回は屋外だったので、映像を見る限り、「爆発的燃焼」だった感がある。

 

○「消火器噴射で地面のパウダーが巻き上がって・・・」という件、2次爆発や3次爆発で被害がさらに拡大することが、粉じん爆発の大きな特徴だ。

 

 

 

(2015年8月13日 修正1 ;追記)

 

2015811付で朝日新聞(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

台湾内政部は、事故後、可燃性の粉を噴出するのは消防法違反との判断を示し、カラーパウダーを使ったイベントを禁止した。

 

 

 

(2015年10月19日 修正2 ;追記)

 

20151017日付の毎日新聞紙面に、照明にパウダーが入って引火したという、下記趣旨の記事が掲載されていた。 (新情報に基づき、タイトルも修正した) 

 

死者12人を含む499人がやけどを負った火災で、検察当局は16日、イベント主催者1人を業務上過失致死などの罪で起訴した。

パウダーが粉塵爆発する危険性を知りながら、イベント参加者や設備を扱うスタッフらに周知せず、安全訓練もしていなかったとした。

 

また検察は、舞台そばの照明にパウダーが入って引火し、会場にまかれていたパウダーで粉塵爆発が起きたと断定した。

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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