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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20194192116分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

18日午後11時40分ごろ、北海道夕張市高松の市石炭博物館の模擬坑道内で火災が発生した。

 

模擬坑道はかつて実際に石炭が掘られた跡で、国登録有形文化財になっており、夕張観光の目玉施設。

 

内部は石炭層に覆われ、消防は19日、消火のため坑道を水没させる作業を続けた。

けが人は出ていない。

 

夕張市教委などによると、模擬坑道は全長186mで深さは約15~20m。

100年以上前に造られた旧北炭夕張炭鉱の坑道を活用し、かつての採炭の様子を再現した展示を見学できる。

 

現在は冬季休館中で、27日の営業再開に向けて、18日は午後2時から約1時間、作業員1人が坑道内の壁を補強する鉄材の溶接をしていた。

 

終了後に他の作業員らと博物館の職員が見回りをしたときは異常がなかったという。

 

出火から12時間以上たっても坑口から黒煙が上がり、消防は19日午後1時から毎分16トンの水を坑道内に入れ続けた。

 

内部には入れない状況で、消防は石炭層や木の枠が燃えていると見ており、「水をどのタイミングで抜くかなどは、完全に消火できてから判断する」としている。

 

夕張市は総事業費約7億4000万円をかけて模擬坑道と博物館の建物を全面的に改修し、2018年4月に新装オープンさせたばかり。

内部の被害状況が把握できておらず、営業再開のめどは立っていない。

 

同市の斎藤理事は、「夕張にとって貴重な観光資源なので残念。他の展示物には被害はなかったので、前を向いて復旧したい」と話した。

 

出典

『模擬坑道内で火災 けが人なし 北海道・夕張市石炭博物館』

https://mainichi.jp/articles/20190419/k00/00m/040/276000c 

 

 

4191448分に毎日新聞からは、火災覚知時の状況などについて、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

18日午後11時40分ごろ、模擬坑道内に煙が充満しているのを職員が見つけ、119番した。

 

警察によると、館内の火災検知システムから職員の携帯電話に火災発生の通知が入った。

 

18日は午後4時半まで、坑道を補強するための溶接作業を行っていた。

午後5時に職員が館内を見回った際は異常はなかったという。

 

出典

『夕張の石炭博物館で火災 模擬坑道から煙、けが人なし』

https://mainichi.jp/articles/20190419/k00/00m/040/016000c 

 

 

4191051分に朝日新聞からは、木枠に着火後石炭層に燃え移ったらしいという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

消防によると、坑道内の木枠に何らかの原因で着火し、石炭層に燃え移った可能性があるという。

 

石炭博物館は、夕張市が「炭鉱から観光へ」のスローガンのもと、1980年に開業した。

 

財政破綻で多くの施設が閉鎖するなかで、同博物館は石炭産業の歴史を伝える施設として資料価値が高いことから、同市が5億円をかけて大規模改修し、昨春、リニューアルオープンしていた。

 

昨年度の入場者数は目標の1万4000人の2倍を超える約3万2000人で、破綻から再生に向けて、市ににぎわいを取り戻す施設として期待されていた。

 

出典

北海道・夕張の石炭博物館で火災 模擬坑道付近が火元か

https://www.asahi.com/articles/ASM4M2FPFM4MIIPE001.html 

 

 

4192349分にNHK北海道からは、やや詳しい作業内容など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

石炭博物館では今シーズンの営業が始まる4月27日に向けて施設内の最終点検が行われていて、18日は、坑道内の天井を支える一部の鋼材に緩みが見つかったことから、その部分を補強するための溶接作業などを行っていたという。

 

請け負ったのは釧路市内の業者で、19日は5人の作業員が作業にあたり、火種が残っていないかどうかの確認を含めて午後4時半ごろまでにはすべての作業を終え、外に出たという。

 

出典

石炭博物館火災 坑道内の作業は

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190419/0009648.html

 

 

42150分に北海道新聞からは、坑道内には火災報知器がなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

同本部によると、20日午前8時ごろ、火災が発生した模擬坑道が前日からの注水作業により冠水し、坑道内からの煙は収まった。

 

ただ、坑口付近のガス濃度は高く、燃焼が続いている懸念もあるため、同本部は2つある坑口の1つに大型の土のうを積み上げて空気の流入を遮断。

 

もう一方の坑口からは毎分17トンの注水を続け、酸素を絶つ「窒息消火」と水による「冷却消火」の2つの方法で消火作業にあたっている。

 

同本部は「蓄熱した石炭が再燃する恐れがあるほか、模擬坑道以外の坑道に延焼している可能性がある」と懸念。

 

冷却の進捗や坑道付近のガス濃度などを慎重に見極めた上で、鎮火の判断をする考えだ。

 

博物館を所管する夕張市教育委員会は19日、「安全対策に問題はなかった」と説明したが、坑道内に火災報知機がなかったことが覚知の遅れにつながった可能性もある。

 

出典

石炭博物館火災、夕張観光に痛手 続く注水、営業再開見通せず

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/298391/ 

 

 

42484分にNHK北海道からは、まだ鎮火の目途が立っていないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

消防が坑道内に大量の水を流し込んで煙などはほぼ収まったが、依然として坑道付近のガスの濃度が高く、火が消し止められたと判断できないとして、今も水の注入が続けられている。


夕張市は、坑道の修復費用に充てるため今月19日からふるさと納税による寄付の募集を始めたが、「消火活動が長期化し、今後の見通しが不透明で、坑道のあり方についても慎重に議論したい」として、23日、ふるさと納税による寄付の受け付けを停止すると発表した。


市によると、22日までに全国から150件以上、金額にして200万円以上の寄付の申し出があったが、今後、原則として全て返金するという。

 

出典

石炭博物館火災 寄付の募集停止

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190424/0009777.html 

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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