2019年4月17日17時46分にNHK和歌山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午後3時ごろ、和歌山市有本にある「S化学工業」の和歌山工場から、「爆発があり、作業員がけがをした」と消防に通報があった。
消防が調べたところ、反応釜と呼ばれる装置で爆発が起きたということで、近くで作業をしていた50代の従業員の男性が顔と手にやけどを負うけがをしたが、命に別状はないという。
また、工場の建物に目立った被害はなく、周辺の住宅にも影響はなかった。
消防によると、この釜では液晶パネルに使われるアクリル樹脂の原料を製造していたということで、釜の中にアルコールの粉末を入れたところ、爆発が起きたという。
警察と消防が爆発の原因をさらに詳しく調べることにしている。
消防によると、この工場では去年9月にも、別の建物の1階部分が全焼する火事が起きていて、従業員がけがをしている。
出典
『化学工場で爆発 従業員1人けが』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/20190417/2040002585.html
4月17日19時37分に日本経済新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午後2時50分ごろ、和歌山市有本のS化学工業の工場で爆発があり、1人が負傷していると従業員から119番があった。
50代の男性従業員が顔などにやけどを負ったが、命に別条はない。
消防によると、鉄骨3階建て工場の3階で、アクリル樹脂の原材料を製造するため、薬品などにアルコール粉末を入れる作業中に爆発が起きたとみられる。
建物の焼損はなかった。
同社の工場では昨年9月にも火災があり、従業員1人がやけどを負った。
近くに住む女性は,「サイレンの音が聞こえて慌てて出てきた。昨年もぼや騒ぎがあったので不安だ」と話した。
〔共同〕
出典
『和歌山の化学工場で爆発、1人けが アクリル樹脂製造』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43854890X10C19A4AC8000/
(ブログ者コメント)
同社で昨年9月に起きた事故は下記記事参照。
火事ではなく、爆発だった模様。
2018年9月27日掲載
『2018年9月19日 和歌山市にある化学工場の建物1階で化学物質小分け中に爆発、作業員1人が気道熱傷で病院へ、オレンジ色の煙が出て爆発音は計3回?』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8862/
キーワード;粉塵爆発? 粉じん爆発? 静電気?
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。