2019年4月16日10時1分に神奈川新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午前2時ごろ、川崎市川崎区扇町、T埠頭川崎支店のベルトコンベヤーが燃えているのを警備員の男性が見つけ、同支店の男性社員を通じて119番通報した。
同社敷地内にある発電会社「Kバイオマスパワー」の燃料貯蔵倉庫にも延焼し、ベルトコンベヤー約450mと倉庫約1万5000m2を焼いた。
けが人はなかった。
消防が消火活動に当たったが、倉庫内のバイオマス燃料が燃え続け、同日現在、鎮火のめどは立っていない。
警察や消防によると、ベルトコンベヤー(幅約2m、全長約500m)は、木片などでできたバイオマス燃料を船着き場から倉庫へ運搬するためのもので、出火当時は稼働していなかった。
火はベルトコンベヤーを伝って倉庫に燃え移ったという。
出典
『川崎・扇町で燃料倉庫火災 バイオマス燃え続ける』
https://www.kanaloco.jp/article/entry-161566.html
4月16日10時0分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午前2時ごろ、川崎市川崎区扇町の倉庫会社「T埠頭」で、「屋外の燃料搬送設備から出火した」と同社の従業員から119番があった。
消防によると、けが人は確認されておらず、倉庫約3000m2などを焼損した。
消防と同社によると、敷地内にはバイオマス発電施設があり、ベルトコンベヤー(高さ約10~15m、幅約2m)で、木材の切りくずなどでできた固形燃料を船から運ぶ仕組みだったが、当時は稼働していなかった。
固形燃料から出火したとみて、詳しい原因を調べている。
出典
『倉庫会社の設備から出火 けが人なし、川崎』
https://www.sankei.com/affairs/news/190416/afr1904160006-n1.html
(ブログ者コメント)
以下は、NHK映像の1コマ。
(2019年4月23日 修正1 ;追記)
2019年4月22日20時13分に神奈川新聞から、22日になっても鎮火してないという下記趣旨の記事が、消火活動の写真付きでネット配信されていた。
消火活動が難航している。
市消防局によると、22日現在、木くずなどでできた大量の発電用燃料がくすぶり続け、鎮火に至っていない。
有害物質は含まれていないものの、煙は市街地にも漂い、悪臭への苦情が市消防局などに連日寄せられている。
同局によると、いぶされた状態で燃えているのは木質ペレットとヤシの種殻で、「燃えやすい燃料である上、量が多く、放水しても染み込んでいかない」。
約1万5000m2の倉庫に貯蔵されている燃料は、約3万2500トンに上るという。
開口部の少ない倉庫の構造も放水の妨げになっている。
熱と煙がこもった内部での消火活動は困難な状況。
19日午後に外壁の一部を壊し、くすぶる燃料を屋外に運び出した上で放水を続けているが、「運び出せたのは半分程度。ゴールデンウイーク前には消し止めたいが、鎮火のめどは立たっていない」と説明する。
薪を焚いたような臭いは約4km離れたJR川崎駅周辺にも届き、「煙くさい」、「洗濯物ににおいが付く」といった苦情は約50件に上る。
同社を傘下に収める出光興産広報部は、「近隣住民に多大な不便と迷惑を掛け、申し訳ありません」とした上で、「燃料は天然由来で、有害物質は含まれていない」と説明している。
22日午前8時現在、消防士延べ520人を投入し、24時間態勢で消火活動に当たっているという。
出典
『バイオ燃料倉庫火災、鎮火せず 悪臭、川崎駅付近にも』
https://www.kanaloco.jp/article/entry-163059.html
4月27日付で東京新聞からは、発生から10日後にようやく鎮火したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市消防局は、26日午後3時半に鎮火したと発表した。
鎮火したのは発生から約10日後だった。
防火造平屋の倉庫約1万5000m2が全焼し、けが人はなかった。
同局は、消防艇や中原消防署に配備している大型ポンプ車で海水をくみ上げて放水を続けたほか、消防ヘリも投入。
重機で倉庫の外壁を崩して燃料をかきだすなどの作業も行い、延べ消防車両225台と消防隊員約1000人が出動した。
今後、警察と出火原因などを調べる。
発生から25日までに、同局には住民から「煙に有害物質は含まれていないのか」などの問い合わせや苦情が計111件あった。
特に、倉庫外壁を壊した19日には、66件が集中。
内部にこもっていた煙が出て南東の風に乗り、約5km離れたJR川崎駅周辺でも焦げた臭いが漂った。
出典
『倉庫火災、10日後に鎮火 川崎区で燃料くすぶり消火難航』
https://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201904/CK2019042702000132.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。