2019年4月20日19時25分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
群馬県は20日、有毒植物のイヌサフランを食用のギョウジャニンニクと誤って食べた同県渋川市の70代夫婦が食中毒症状を起こし病院へ搬送されたと発表した。
夫は呼吸困難となり、意識不明の重体。
妻は嘔吐や下痢の軽症だという。
県食品・生活衛生課によると、夫婦は15日に知人宅の敷地内に自生していたイヌサフランをギョウジャニンニクとして譲り受け、17日昼に炒め物にして食べた。
その後、下痢や嘔吐の症状が出て、17日夜に市内の病院に搬送された。
病院から連絡を受けた県渋川保健福祉事務所が調べ、20日に食中毒と断定したという。
同課によると、イヌサフランは毒の強いユリ科の植物で、葉がギョウジャニンニクと似ている。
同課は、「食用と確実に判断できない植物は、絶対に採らない、食べない」と呼びかけている。
出典
『有毒イヌサフラン食べて重体 ギョウジャニンニクと誤認』
https://www.asahi.com/articles/ASM4N5R2RM4NUHNB00R.html
4月22日23時9分に朝日新聞からは、夫が死亡したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警渋川署は22日、意識不明の重体だった夫(72)が22日午後2時50分ごろ死亡したと発表した。
軽症だった妻は退院したという。
署は今後、食中毒との因果関係について調べる。
出典
『有毒イヌサフランを誤食、男性死亡 知人から譲り受け』
https://www.asahi.com/articles/ASM4Q6J9XM4QUHNB00Z.html
(ブログ者コメント)
過去に本ブログでも紹介したが、スイセンとニラと同様、誤認が多い事例らしい。
2018年4月18日掲載
『2018年4月11日報道 消費者庁は山菜や春野菜のシーズンを迎え、間違えて有毒植物を食べないよう呼び掛け中、スイセンやジャガイモの芽などを食べて中毒する事例は後を絶たない』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8252/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。