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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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201941950分に北海道新聞から、下記趣旨の記事が図解と現場写真付きでネット配信されていた。

 

雪解けが一気に進む上川管内で、墓地に並ぶ灯籠のかさなど上部が大量に倒れているのが相次ぎ見つかっている。

 

通報を受けた富良野署と旭川東署は、器物損壊事件の疑いがあるとみて調べていたが、周辺に足跡がなく灯籠が無傷なことから、一転、自然現象との見方を強めている。

 

石を積み重ねた隙間に入った水の凍結と雪の重みが引き起こすトラブルとされる。

 

13日朝、当麻町営の当麻墓地を訪れた町内の主婦(68)は、「うちの灯籠の上部が外れて台座のそばに置いてあった。いたずらなら許せない」とカンカンだ。

 

ただ、周辺に足跡など人が近づいた形跡は見当たらず、「灯籠も傷がついていないし、誰がどうやって外したのか」と首をかしげた。

 

今春、上川管内の墓地での灯籠の倒壊は9日、富良野市営墓地で初めて見つかった。

 

倒壊数が28カ所と多く、倒れた灯籠のかさなど上部が台座の横に置いたように倒れており、通報を受けた富良野署は、何者かが故意に倒した疑いがあるとみていた。

 

12日には当麻、東神楽両町の町営墓地でも同様の倒壊を両町の町職員がそれぞれ見つけ、旭川東署に届け出た。

 

3つの墓地とも、

▽灯籠が倒れた墓の周辺の雪や砂利石に足跡が残っていない

▽灯籠が傷ついていない

という。

 

旭川石材協同組合の佐々木理事長(54)は、この状況に着目し、「1基が70~80kgと重い灯籠を倒すには、ハンマーや重機が必要となる。雪の重みで自然に倒れたのではないか」と推測する。

 

その仕組みとは? 

《1》石を積み重ねてセメントなどで接着した隙間に水が入り込み、寒さで凍って膨張、接着部分が剥がれる

《2》風や日当たりの影響で灯籠の上部に雪が偏って積もり、その重さで倒れる

《3》倒れても、積もった雪がクッション役となって傷がつかない

との3段階を経て、雪解け後に、地面に倒れた形で見つかるというのが石材業者の見立てだ。

 

今年は3月に寒暖の差が激しかったことも一因とみられ、旭川市内や上富良野町などの複数の墓地でも倒壊が見つかっている。

 

市営旭山共同墓地(東旭川町倉沼)の管理を市から受託する浄道寺の佐伯住職(67)は、「倒壊は例年、1、2カ所あるが、今年は40カ所近くもあった。これほどの数は見たことがない」と驚きを隠さない。

 

壊れた灯籠は専用接着剤などで固定できるが、10~20kgと重いものもあり、石材業者に依頼するのが安全だ。

 

佐々木理事長は、「倒れてきてけがをしたり、隣の墓石を傷つけたりすることもある。灯籠や墓石は設置から10~15年を目安に点検をしてほしい」と呼び掛けている。

 

出典

上川で相次ぐ灯籠倒壊 自然のせいだった? 足跡なく警察など推測

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/297743/ 

 

 

※以下は、倒壊発見を伝えた記事。

 

2019416日 STV)

 

4月の第2週、上川の当麻町などの墓地で灯籠や花立てが倒れているのが見つかった。
同じような被害は4月に入り、上川地方の墓地で相次いでいる。

(写真)

 

上川の当麻町にある町営墓地。
真っ暗な墓地のなか歩いてみると、ある異変が次々と見つかる。

(写真

 

灯籠のいちばん上が倒れている。
墓の外に飛び出して砕けた灯籠の笠。
花立ても根元から抜け落ち、倒れてしまっている。
いったいどうして、このような被害になったのだろうか。

(写真)

 

4月の第2週、当麻墓地を巡回中の町の職員が、およそ30か所で灯籠や花立てが倒れているのを見つけ、警察に通報した。

(写真)

 

30km離れた東神楽町でも4か所で灯籠が倒れているのが見つかったほか、4月9日には、富良野などでも同様の被害が発見されている。

(写真)

 

夜が明け、当麻町の墓地には、被害を聞きつけた人が様子を見に来ていた。

(写真)

 

誰かのいたずらなのか。
地元の石材会社は意外な可能性を指摘した。

(写真)

 

冬の間、雪で接着面に水が入り、その水が凍ったり解けたりすると、接着面がずれて倒れてしまう可能性があるという。


そのため、「いたずら」かどうかは一概には言えないそうだ。

 

雪解けの墓地で相次いで見つかった被害。
警察は、事件と自然現象の両面で調べている。

 

墓地に異変 相次ぎ倒れる灯籠

https://www.stv.jp/tv/dosanko_asa/oamemo/u3f86t000005c2ag.html

 

 

 

(2019年5月5日 修正1 ;追記)

 

201954759分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

北海道旭川市や夕張市など道内5カ所の墓地で3日、計60基以上の墓石や灯籠の倒壊が確認された。

 

警察が、自然現象と事件の両面で原因を調べている。

 

道内では、ほかに富良野市や赤平市など各地の墓地で同様の倒壊が相次いでいる。

 

警察によると、いずれも損壊跡や足跡など人為的な痕跡が見当たらないことや、墓石が同じ方向に倒れていることなどから、雪の重みで倒れた後、融雪後に見つかった可能性もあるという。

 

・・・・・

 

出典

『自然現象か事件か 墓石や灯籠倒壊相次ぐ 60基以上 北海道』

https://mainichi.jp/articles/20190504/k00/00m/040/010000c 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

ほぼ原因が特定されたという報道後、また同じ現象が起きたという報道なのに、今回は原因に全く言及していない。

普通であれば、一言記されていてしかるべしと思うのだが・・・。

 

先の報道を知らずに報道したのだろうか?

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
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