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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20201291912分にYAHOOニュース(FNN PRIME:北海道文化放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

ボロボロと天井が崩れ落ちているテント。

その中には食器が散乱し、ダウンジャケットだろうか、引き裂かれたように中の毛綿が飛び出している。

 

何が起きたのかというと・・・。

 

キャンプ場関係者の通報

「ガスボンベが爆発し、けが人が出た」

 

事故は7日の午後8時すぎ、北海道・苫小牧市のキャンプ場で起きた。

当時、会社の同僚らがバーベキューをしていたところ、ガスボンベが爆発したという。

 

この事故で、20代から40代の男女5人が顔や手にやけどをし、病院に搬送された。

 

楽しいはずのキャンプが一転、なぜガスボンベが爆発したのか?


警察はその原因を、ガスボンベが置かれていた場所にあるとみている。

そこは、“ストーブの前”だった。

 

ガスボンベを使った、過去の実験映像。

コンロで炭を熱し、ガスボンベに熱が伝わると、激しく爆発。

網などが宙を舞った。

 

同じような現象が、ストーブの前で起こってしまったのか。

 

警察は、ガスボンベがストーブで熱せられたことで爆発を引き起こしたとみて調べている。

 





 

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/9a98ffd8967abdaf5f935e1bbfcff951ab1dceb3

 

 

1282228分にライブドアニュース(日テレNEWS24)からは、ストーブ横のテーブルの上に置かれていたガスボンベが破裂した、とも読み取れる下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

北海道・苫小牧のキャンプ場で、7日夜、テント内のガスボンベが爆発しました。

当時、テントでは男女5人がバーベキューをしていました。

なぜ爆発が起きたのか。

テント内にいた男性が取材に応じました。

 

     ◇◇◇◇◇

 

北海道・苫小牧市のキャンプ場。

一部が黒く焼け焦げたテントの天井には大きな穴が。

食事中だったのか、広げられたままのテーブルや、紙皿などが確認できます。

 

7日午後8時頃、消防にかかってきた1本の通報。

──テント内でガスボンベが爆発し、ケガ人がいる

 

警察などによりますと、20代~40代の男女5人がテント内で炭を使ってバーベキューをしていたところ、キャンプ用ガスボンベ1つが突然、爆発したということです。

 

5人は顔や手足に軽いヤケドを負い、病院へ搬送されましたが、命に別条はありませんでした。

 

爆発から一夜明け、テントの中にいた男性が当時の状況を語りました。

 

当事者の男性;

「テントの中でくつろいでいた状態でした。

その時に爆発したというか。何が起きたかはわからなかったです。

(テント内には)炭を置く台があったり、爆発したと言われているボンベも近くにあった」

 

     ◇◇◇◇◇

 

なぜ、ガスボンベは爆発したのでしょうか。

 

カセットコンロ用の物を使った実験映像では、ストーブの近くであたためられると……画面全体が火で覆われるほど激しく爆発します。

 

実験を行った製品評価技術基盤機構(=nite)によりますと、わずか10分ほどでも爆発の危険があるということです。

 

警察などによりますと、今回爆発したテントの中にはストーブがあり、その横のテーブル上にガスボンベが置かれていたことが判明。


ストーブでガスボンベが熱せられた可能性があるとみて、詳しく調べています。

 

https://news.livedoor.com/article/detail/19349146/

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

ストーブとテーブルの距離は、見た目、1m程度。

テーブルの端っこに置かれていたカセットコンロが破裂した、ということだろうか?

 

 

 

 

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20201291234分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

西日本鉄道は8日、福岡市・天神の「福岡ビル」の解体工事現場から鉄筋が飛び出て、近くの明治通りを走行中の乗用車に当たったと発表した。

けが人はいなかった。

 

発表では、鉄筋は棒状で長さ約35センチ、直径約1センチ、重さ約220グラム。

 

7日午後2時45分頃、地下3階の解体で出た鉄筋などを重機で地上1階に集めていた際、高さ3メートルの囲いを越えて飛び出た。

 

福岡ビルは、再開発促進事業「天神ビッグバン」に伴い解体作業中。

 

今後は、鉄筋などの集積場所を地下1階に変更するという。

 

https://www.yomiuri.co.jp/national/20201209-OYT1T50132/

 

 

 

 

 

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2020125128分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

製造工程などで環境への負荷が大きいとされるファッション産業について、環境省は、具体的にどのような影響を与えているのかを把握するため、初めての実態調査を行うことを決めました。

 

ファッション産業は、紡績や染色の工程で大量の水を消費して汚染するほか、売れ残った服の大量廃棄が問題になるなど、環境への負荷が大きいと指摘されています。

しかし、日本企業による環境への影響については定量的なデータがほとんど把握されていないことから、環境省は近く、初めての実態調査を行うことを決めました。

具体的には、今月以降、全国の企業や関係機関など、20か所程度に聴き取りを行うなどして、製造工程で使われる水の量や水質汚染の状況のほか、廃棄されている服や生地の量、それに、製造から販売、廃棄までのそれぞれの段階で排出される二酸化炭素の量などについて推定することを計画しています。

そのうえで、環境への負荷を減らすため、消費者や企業、それに国や自治体がどのような対策を取りうるのかや、すでに対策に取り組んでいる企業の事例などを盛り込んだ報告書を今年度中に作成することにしています。

環境省の担当者は、「ファッションに無関係な人はおらず、環境に与える影響は大きい。今回の調査を、産業や消費の在り方の見直しにつなげたい」と話しています。

 

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201205/k10012747211000.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

関連情報調査結果、昨年、ファッション業界は世界第2位の汚染産業だなどと記された国連からのメッセージ記事がネット上に公開されていた。

 

その流れで今回、環境省が動いたのかもしれない。

 

国連、ファッションの流行を追うことの環境コストを「見える化」する活動を
 開始』

2019430日 国連広報センターHP)

 

ジーンズ1本を作るためには、約7,500リットルの水が必要になりますが、これは平均的な人が7年かけて飲む水の量に相当します。

 

しかもそれは、最近の環境研究の結果として判明した多くの驚くべき事実の一つにすぎません。

 

このような調査結果から分かるのは、ファッションの流行を追うことには、プライスタグ(価格)をはるかに上回るコストがかかるということです。

 

*****************

 

環境に有害な影響を与えている産業として、私たちの頭に最初に浮かぶのは製造業、エネルギー、輸送、さらには食品生産といった業界です。

 

しかし、国連貿易開発会議(UNCTAD)では、ファッション業界が世界で第2位の汚染産業とみなされています。

 

UNCTADによると、ファッション業界は毎年、930億立方メートルという、500万人のニーズを満たすのに十分な水を使用し、約50万トンものマイクロファイバー(石油300万バレルに相当)を海洋に投棄しています。

 

炭素排出量を見ても、ファッション業界は国際航空業界と海運業界を足したものよりも多い量を排出しています。

 

この業界で支配的なビジネスモデルは「ファストファッション」、すなわち低価格で品揃えを目まぐるしく変えることで、消費者に衣服の頻繁な買い替えと廃棄を促すものになっています。

 

国連を含め、多くの専門家は、このトレンドこそ、社会や経済、環境に多くの悪影響を引き起こしていることへの責任があると見ています。

 

事実、衣料品の生産量は2000年から2014年までの間に2倍に増えており、できる限り倫理的で持続可能な衣料品の生産を確保することが、きわめて重要となっています。

 

 

【持続可能性を高めるイノベーション】

 

こうした厳しい統計データがある中、ファッションの生産者と消費者はますます、この業界が変わる必要があるという考え方に目覚めてきています。

 

大型量販店を含め、数多くの企業は、持続可能性の原則を事業戦略に取り入れるようになりました。

 

具体的には、衣料品回収制度を導入したグローバルな衣料品販売チェーンのH&M(エイチアンドエム)、中古衣料リサイクル・プログラムに加わっているジーンズメーカーのGuess(ゲス)、再生ボトルのポリエステルを用いてジャケットを生産しているアウトドア衣料メーカーのPatagonia(パタゴニア)などの例が挙げられます。

 

より規模の小さい企業も、ファッションと環境の関係を変えることに貢献し、持続可能性をビジネスモデル全体に組み込むようになってきました。

 

その一つ、スイスの企業Freitag(フライターグ)は、トラックの防水シートやシートベルトのアップサイクルで、かばんやリュックサックを作っています。

 

また、Indosole(インドソール)は廃棄タイヤから靴を作り、カナダの衣料品メーカーNovel Supplyは、顧客が着られなくなった衣服を返却できる「テイクバック制度」を導入し、自社で再利用やリサイクルを行えるようにしています。

 

Novel Supplyの設立者Kaya Dorey(カーヤ・ドーリー)氏は、環境に優しい素材を使用し、製造工程で生じた廃棄物の問題に対する解決策を見出すという生産モデルの創造に向けた試みを評価され、国連で最高の環境表彰にあたる「ヤング・チャンピオン・オブ・ザ・アース」賞を授与されました。

 

ドーリー氏は動画で、自社生産工程の各要素が、無駄や環境被害を最低限に抑えることにどう活かされているのかを説明しています。

 

・・・・・

 

ファッション業界の環境への影響

1本のジーンズの生産には、2,000ガロンの水が必要です。

・ファッション業界は毎年、500万人の生存を可能にする9,300億立法メートルの水を使っています。

・ファッション業界は全世界の廃水の20%を作り出しています。

・衣料品と履物の製造は、全世界の温室効果ガス排出量の8%を占めています。

・毎秒、ごみ収集車1台分に相当する繊維が埋め立てに使われたり、焼却されたりしています。

2000年から2014年にかけ、衣料品の生産量は倍増しています。

 

https://www.unic.or.jp/news_press/features_backgrounders/32952/

 

 

 

 

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20201242348分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

福井県は4日、同県あわら市の製薬会社「K化工」が、爪水虫など皮膚病の治療に使う経口抗真菌剤イトラコナゾール錠50MEEK」約10万錠分を自主回収すると発表した。

 

製造過程で通常の服用量を超える睡眠導入剤成分が混入し、岐阜、大阪、佐賀の3府県で計12人に意識消失や強い倦怠(けんたい)感などの副作用が確認されたという。

 

K化工によると、イトラコナゾール錠は、白癬(はくせん)菌が原因で爪が白く濁り爪水虫とも呼ばれる「爪白癬」などの治療に使う医療用医薬品。

 

1213日に277歳の男女12人に副作用が確認された。

約半数は回復に向かっているが、岐阜県の男性(59)が救急搬送され、入院した。

 

同社は、あわら市の本社工場で原料を量る担当の社員が、入れるべき成分と睡眠導入剤の成分「リルマザホン塩酸塩水和物」を取り違え、保管場所から持ち出したのが原因と説明。

 

本来は2人一組で確認が必要だったが、1人で作業していた。

 

同社の小林社長は4日、記者会見し、「誤混入の原因はヒューマンエラーであり、医薬品企業として万が一でもあってはならない。患者や医療機関の皆さまに深くおわび申し上げる」と陳謝した。

 

回収対象はロット番号「T0EG08」と刻印され、928日以降に出荷された商品。

全国の医療機関などに流通しているとみられる。

 

〔共同〕

 

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO67045270U0A201C2CC1000

 

 

1281953分にNHK福井からは、他の2種類の薬を含め、国の承認を得ていない工程で製造していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

この製品を含む3種類の治療薬が、国の承認を得ない工程で製造されていたこともわかり、会社が自主回収を進めるとともに、絶対に服用しないよう呼びかけています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/20201208/3050006487.html

 

 

1292045分に朝日新聞からは、混入した睡眠導入剤の成分の量は1錠あたり通常最大投与量の2.5倍で、多い人は1日に8錠服用するなど、下記趣旨の記事が錠剤パッケージの写真付きでネット配信されていた。

 

イトラコナゾール錠は、症状によっては多い人で18錠服用する場合もある。

 

今回、1錠に含まれていた睡眠導入剤の成分は5ミリグラムで、通常の最大投与量2ミリグラムの25倍にのぼるという。

 

13日に大阪府、佐賀県、岐阜県の男女12人(277歳)から被害の報告があり、同社は928日~123日に全国に出荷した100錠入り929箱の自主回収を発表していた。

 

福井県によると、その後も被害の報告が相次ぎ、今も入院中の人が複数いるという。

 

K化工のホームページによると、同社は1946年創業で、病院や診療所などで使われる医療用医薬品の研究開発や製造販売を行い、ジェネリック医薬品を提供している。

 

20194月~203月の売上高は370億円。

2010月現在の従業員数は796人となっている。

 

https://www.asahi.com/articles/ASND96RMKND9PTIL021.html

 

 

12101927分に朝日新聞からは、作業員の勘違いが原因、取り違えた理由は確認中など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

問題となっている薬剤は、特許が切れた薬と同じ成分の薬を厚生労働省の承認を得て販売する「ジェネリック薬」だった。

 

医師の処方箋(せん)が必要で、爪水虫やカンジダ症の治療に使われる。

 

広報担当者は、「作業員の勘違いにより重大なミスが起きた。有効成分のイトラコナゾールを加えるべきところ、製造所内にあった睡眠導入剤の成分を入れてしまった」と説明する。

 

なぜ取り違えたかについて確認を進めている。

 

https://www.asahi.com/articles/ASNDB6D4NNDBPTIL017.html 

 

 

1292328分に朝日新聞からは、これまでに例のない重大事故だという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

厚生労働省の担当者は「今回のような事案は聞いたことがない」と話した。

 

調剤薬局大手のクオール(東京都)は4日午後5時ごろに事態を把握。

店舗には調剤の中止を伝え、患者には代替品を渡したという。

広報部の担当者は、「薬品の濃度が足りないといった製造ミスはたまにあるが、睡眠導入剤が混入するという重大な事例は例がない」と話す。

 

同じく調剤薬局大手の日本調剤(東京都)も、「今回のような製造の段階で他剤が混入され健康被害を引き起こすような事案は、これまでにない」(広報部)とした。

 

日本薬剤師会(東京都)は各都道府県の薬剤師会長宛てに、使用中止と回収を求める通知を7日付で出した。

「我が国における医薬品への信頼を根本から揺るがす事態で大変遺憾」との見解を示し、K化工に対しては「しかるべき対応等の申し入れを行う」としている。

 

K化工は今回の事態を受け、自社主体で行っていた従業員教育について、今後は第三者の専門機関の協力を仰ぐとしている。

 

https://www.asahi.com/articles/ASND97FPVND9PTIL023.html

 

 

12111938分にNHK福井からは、全国364人に処方されていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

福井県によりますと、この薬は全国39の都道府県に流通していたということですが、このうち実際に処方された患者は31都道府県の364人と特定され、医療機関や薬局を通じて患者全員に服用の中止を求める連絡が完了したということです。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/20201211/3050006521.html

 

 

1212048分に朝日新聞からは、製造過程で目減りした成分を、承認手順に反して補充していた際に取り違えたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

K化工は11日、服用して入院中の1人が10日に死亡したと発表した。

性別や年齢などについては、現時点で公表できないとしている。

 

また、同社が厚生労働省から承認された製造手順に反し、製造過程で目減りした成分を補充したことが、県への取材でわかった。

 

その際、誤って睡眠導入剤を入れる二重のミスをしたという。

 

県によれば、薬の製造過程で薬の成分の粒子の大きさをそろえたり乾燥させたりする工程がある。

 

各工程で成分を別容器に移し替える際、すべてを移し切れず成分が減ることがある。

 

今回問題となった同社の治療薬イトラコナゾール錠50MEEK」の製造過程で減った分を補うことは国が承認した製造手順に反するが、同社は補充しようとし、誤って睡眠導入剤の成分を混入させたという。

 

県によると、健康被害を訴える人は20人増えて計133人(10日時点)となった。

133人のうち入院が確認されたのは34人(退院者を含む)。

 

服用の影響とみられる交通事故は2件増えて計16件。

 

今回判明した死者は、交通事故を原因とする人ではないという。

 

https://www.asahi.com/articles/ASNDC737GNDCPTIL02C.html?iref=com_rnavi_arank_nr03 

 

 

1212416分に毎日新聞からは、取り出した人とは別の人が調合したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

担当者が本来入れる成分と睡眠導入剤の成分リルマザホンを間違えて保管場所から取り出し、別の担当者が調合したという。

 

https://mainichi.jp/articles/20201211/k00/00m/040/288000c 

 

 


(ブログ者コメント)

 

調合した担当者は、持ってこられた成分が正しいかどうか確認しなかったのだろうか?

 

 

 

 

 

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2020124151分にYAHOOニュース(現代ビジネス)から下記趣旨の記事が、破裂したタンクの写真付きでネット配信されていた。

 

【さかんに作られていた糖蜜が…・】

 

ここ数日、日本列島では冬らしい冷え込みが続いているが、緯度の高い北米の冬の寒さは耐えがたいものがある。

 

今からおよそ100年前の1919115日、アメリカマサチューセッツ州ボストンにて「世にも奇妙な」事件が突如として起こった。

 

それは決して笑い話ではない。

死者21名、負傷者150名以上を出した、後に「ボストン糖蜜災害」として語られる大惨事だ。  

 

名門大学の学生街としても知られるマサチューセッツ州・ボストン。

コマーシャル・ストリート529番地には、高さ15メートル直径27メートルという巨大な鋳鉄製の糖蜜貯槽が配置されていた。

これは「ピュリティ・ディスティリング・カンパニー」という製造業者の管理する貯蔵槽だった。  

 

ボストンでは当時、糖蜜の製造が盛んだった。

 

糖蜜とは、砂糖などを精製する際に副産物として発生し、発酵させエチルアルコールを回収しラム酒などの酒類の原料になったり、料理、お菓子作りに使われたりする、どろどろした液体である。  

 

文字通り、それは甘いシロップそのものであり、凶暴なイメージはない。

 

しかし、水とは違う質量を持った糖蜜が約870万リットルも突如として流出すれば、付近にいる人間はもちろん、堅い建造物でさえひとたまりもない。  

 

だが、115日の1230分ごろ、その巨大貯槽は突然破裂した。

 

マシンガンのように鉄のボトルが次々と飛び散り、中に入っていた大量の糖蜜は時速約55キロメートルの速さで流れた。

最大高2.5メートルの巨大な波となり、瞬く間に町中を覆った。  

 

ボストンの街を、シロップの津波が襲う。

街は腰の高さまで糖蜜に埋まり、次々に家屋、建築物などを破壊し、人々は溺れ、破壊された家屋の下敷きとなっていった。

当時の証言によると、まるで地鳴りがするかのような大きな音が鳴り、地面は揺れたという。

 

 

【寒さが粘度に影響した】

 

先述のとおり、糖蜜の流出は10歳の子供から70代の高齢者まで、21人の犠牲者を出した大惨事となった。

 

事故翌日からホースを用いて糖蜜を流す作業が始まったが、粘性の液体に浸された町全体の清掃はまったく進まない。  

消防艇で汲み取った海水で押し流し、砂に吸着させるなどの手段で海へ移動させ、元どおりになるまではしばらくの時間を要したという。  

 

なぜ糖蜜を入れていた貯蔵槽は爆発し、粘性のあるはずの糖蜜は自動車並みのスピードで人々を飲み込んでいったのか。

これに関してはさまざまな考察や研究がある。

順を追って見ていこう。  

 

順番は逆転するが、まず、なぜこれほどの被害が生まれたかだ。

 

糖蜜の密度は1立方メートルあたり1.4トンと、水よりも約40%高い。

そのため、糖蜜は大きな運動エネルギーで建物をなぎ倒し人々を飲み込んだ。  

 

そして、当時は1月、前日までマイナス10度台の非常に寒い日が続いていたこともある。

事件が起こった日は最高気温4度と急上昇したが、この低い気温が糖蜜の温度を下げて粘性を増し、液体の威力が強まってしまったとされる。  

 

では、そもそもタンクはなぜ爆発したのか。

これには主に二つの理由が挙げられる。  

 

ひとつ目は気候だ。

前日との寒暖差が20度近くにおよび、タンク内の糖蜜が発酵、二酸化炭素が発生して内圧が上昇したのでは、という理由が考えられている。

 

 

【設計上のミスがあった】

 

もうひとつは、この巨大タンクははじめから設計上のミスがあり、タンクが870万リットルもの容量を保持できる構造ではなかったという考察だ。

 

一説によると、貯槽に使われていた鋼鉄の厚さが本来決められた厚さにまったく満たしていなかったという。

 

加えて、管理していた企業のずさんな実態も明らかになっている。  

 

また、事故当時のアメリカでは禁酒令が広がり始めていたこともあり、マサチューセッツ州でも禁酒令が敢行される前に、なるべく多くのラム酒を作ろうという動きがあった。

 

そのため、タンクには容量ギリギリの糖蜜が貯蔵されたことも因果なのではとされている。  

 

いずれにしても、決定的な要因があったというよりかは、気温の変化や小さな亀裂、管理不足などさまざまな不運が重なり、大事故につながったとみられる、やりきれない災害だ。  

 

実際のところ、糖蜜の貯蔵タンクによる事故が起こったのはボストンのケースだけではない。

 

糖蜜に飲み込まれるなど、一瞬、笑ってしまう話だが、建造物がなぎ倒され、人々がもがくようにして亡くなっていったことを考えても、きちんと教訓として受け止めなければならない。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/6f575929c6bda24ad6f8d84a4e690fd1ed53b306

 

 

※関連情報調査結果、科学者と学生たちのチームが流体力学を用いて被害状況を解明
 したという、4年前の報道が見つかった。

 

2016121689分 GIZMODO

 

甚大な被害をもたらす要因となったのは、温度。

 

1919年冬、230万米ガロン(約870L)の糖蜜が詰まった貯槽タンクが破裂し、糖蜜の大波がボストンの街路に流れ出るという事件が起きました。

 

それは行く手にあったすべてのものを覆って破壊し、被害は死者21人と負傷者150人に及びました。

 

実は現在に至るまで、この被害がそこまで大きくなった理由はわからないままでした。

 

ところが、The New York Timesによると、科学者とハーバード大学の学生によるチームがその答えを見つけたようなのです。

 

以下は、その報道の一部です。

 

科学者と学生たちのチームは、アメリカ物理学会の11月の会合で、一世紀前のこの謎を解く重要なカギになりそうなことを発表しました。

 

カリブ海から新たに到着した糖蜜の積み荷が、冬のマサチューセッツの冷たい空気に触れたことで、街に大惨事をもたらすのに適した状態になったと結論づけたのです。

 

寒冷な気候による糖蜜への影響を研究することで、この災害は温暖な季節よりも、冬の間に起きた方がより壊滅的になると研究者たちは突き止めました。

 

糖蜜は数秒で数ブロックを覆うほどに素早く流れ出し、そして冬の空気で冷まされるにつれ、もっとドロドロとして粘性を増しましたのです。

 

そのドロドロになった糖蜜の波は、流れる速度が落ちるだけでなく、救助しようという試みを妨害するようになりました。

 

ハーバード大学の学生たちは、現代の知識である流体力学を用いて、この100年前の事件を研究しました。

 

彼らはまず、大型冷蔵庫の中でコーンシロップを使う実験を行なうことから始めたのです。

 

これにより、冬のボストンにおいて糖蜜がどう動いたかを、シミュレーションできました。

 

そして学生たちは、集めたデータをボストンのノースエンドを襲った糖蜜災害のモデルに適用しました。

 

その結果は、ボストン糖蜜災害の史実上の記録に合致したのです。

 

この実験で集めた科学的なデータで確認できたことの1つに、糖蜜が流れ出す速度があります。

 

第一波は時速35マイル(約56km/h)で押し寄せてきたと人々は語っていました。

これにより多くの人々が、タンクの破裂によって糖蜜がこのような速度で流れ出したと信じていました。

 

しかし、研究チームの計算は、糖蜜だけでもそれほどの速度になり得ると示したのです。

 

このプロジェクトに顧問として関わったNicole Sharpさんは航空宇宙学のエンジニアで、科学コミュニケーションの専門家です。

 

The New York Timesに「この結果は興味深く、当時は解明が不可能だったことです。事故から何十年と経つまで実際の要因を解明しようとする人は誰もいませんでした」と語っています。

 

破裂の2日前に配達された糖蜜は、運びやすくするために温められていました。

Sharpさんいわく、災害が起きた時の糖蜜の温度は、おそらく外気よりも45℃高いままだったのだろうとのこと。

被害者たちのまわりを流れた糖蜜は、冷たい空気にさらされることで粘性が増して、彼らをすぐさま捕らえたのだと学生たちは判断しました。

 

ところで、この研究は、同じくハーバード大学の教授であるShmuel M. Rubinsteinさんの、流体力学入門の授業から始まったものでした。

 

Rubinsteinさんは学生たちに「面白いプロジェクトを1つ選んで、興味深いビデオを作るように」と指導したのこと。

 

制作された動画はネタ元The New York Timesでチェックできるので、ぜひご覧ください。

 

糖蜜災害のシミュレーションを小さな模型で行なったスローモーションの動画で、昔ながらのサイエンスフェアみたいなクオリティですよ。

 

・・・・・

 

https://www.gizmodo.jp/2016/12/cause-of-boston-molasses-disaster.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

ブログ者はこれまで、国内外の重大事故を文献メインで勉強してきたが、この事例は知らなかった。

 

思うに、ネット社会になった今、文献に記載されていなかった重大事故が目に触れるようになった、ということかもしれない。

 

 

 

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20161127日に掲載した元記事がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正3として掲載します。

第1報は下記参照。

https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6514/

 

 

(2020年12月11日 修正3 ;追記)

 

20201241155分に産経新聞からは、大会主催者も書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

栃木県警は4日、業務上過失致死容疑で、当時開催されていた大会主催者の男性会社役員(47)=東京都練馬区=を書類送検した。

 

書類送検容疑は28年11月20日、十分な高さの防護柵や安全な観戦エリアの設置、危険な場所への立ち入り制限などの安全対策を怠った結果、コース脇にいたピアノ講師の鈴木さん=当時(35)、埼玉県本庄市=に外れた前輪が直撃し、鈴木さんを死亡させたとしている。

 

当時、現場では車輪を滑らせながら走行する「ドリフト」の技を競う大会が開催されており、事故は練習走行中に発生。

 

鈴木さんは事故車両とは別のチームのスタッフで、審査員のコメントを聞き、無線でドライバーに内容を伝える「スポッター」と呼ばれる役割だった。

 

事故をめぐっては今年8月にも、車を運転していた40代の男性と整備担当の50代の男性が、前輪の安全確認を怠ったとして同容疑で書類送検されている。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/201204/afr2012040006-n1.html

 

 

 

 

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2020124109分にNHK秋田から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

「あきたこまち」を改良して有害なカドミウムをほとんど吸収しないコメの開発に秋田県などが成功し、「あきたこまちR」と名付けて品種登録を出願したことがわかりました。


令和7年のデビューを目指していて、県では「あきたこまちR」を普及させることで、カドミウム対策にかかるコストや農家の負担を軽減していきたいとしています。

カドミウムは自然界に広く存在し、全国各地の土壌に含まれていますが、濃度の高い食品を長期間にわたって摂取すると、腎臓などに障害を起こすおそれがあります。


このため県内でも、2割ほどの田んぼでは稲がカドミウムを吸収しないための特別な栽培方法がとられているほか、これらの田んぼのコメは検査が行われ、一定の濃度を超えたものは県がすべて買い取って流通させない対策をとっています。


こうした対策にかかるコストや農家の負担軽減を図ろうと、県は平成24年から国の研究機関と共同で、カドミウムを土壌からほとんど吸収しない稲の開発に乗り出していました。


その結果、「秋系861」というコメの開発に成功し、これを「あきたこまちR」と名付けて、ことし6月、品種登録を出願したことがわかりました。


県によりますと、「あきたこまちR」はカドミウムの吸収に関係する遺伝子の働きを抑えた品種で、通常の方法で栽培してもカドミウムをほとんど吸収しない一方、味や耐性は「あきたこまち」とほぼ変わらないということです。


県農業試験場の高橋主任研究員は、「Reborn、生まれ変わりといった、新しいあきたこまちをイメージして名前をつけた。

 

特性を十分に発揮できるような栽培方法を確立し、農家の負担軽減につなげたい」と話しています。


県では、令和7年のデビューを目指していて、令和7年以降、カドミウム対策を行っている田んぼで「あきたこまちR」の作付けを進めていきたいとしています。


【開発の背景や検査の状況】


「あきたこまちR」は、カドミウム対策にかかる農家の負担や、カドミウムが一定以上含まれるコメを県が買い取る費用の軽減を目指して開発されました。


県によりますと、稲が作付けされる県内の田んぼのうち、2割ほどに当たるおよそ1万7900ヘクタールでは、コメが地中のカドミウムを吸収しないよう、稲がよく成長する穂が出る時期の前後3週間、田んぼに水を張り続ける「湛水管理」と呼ばれる栽培方法がとられています。


水を張り続けることで、カドミウムを根から吸収されにくい状態に変化させる有効な対策ですが、水の管理を行う必要があるため、農家に負担がかかるほか、田んぼがぬかるむことで収穫作業の効率に影響が出ることもあるということです。


「湛水管理」を行う田んぼから収穫したコメは、JAなどで、含まれるカドミウムの濃度を測る検査が行われ、濃度が国の基準の0.4ppmを超えたものや基準に近いものは県がすべて買い取って処理し、市場に流通させない対策をとっています。


買い取りや処理には多額のコストがかかっていて、去年生産されたコメで県が買い取ったのは646トン、処理も含めた費用はおよそ1億6200万円にのぼっています。


また、県内のカドミウムの濃度が高い農地では新たに盛り土などをして濃度を下げる対策も昭和48年から行われてきましたが、これまでにおよそ300億円がかかっているということです。


県では現在、カドミウム対策をとっている田んぼで令和7年以降、「あきたこまちR」を作付けすることで、対策にかかるコストや農家の負担を軽減していきたいとしています。


【Rの意味とは】


「あきたこまちR」はコシヒカリを変異させたことで生まれた、ほとんどカドミウムを吸収しない品種と、「あきたこまち」を交配させて開発されました。


もとになったのは国の研究機関が開発した「コシヒカリ環1号」という品種で、この品種はカドミウムの吸収に関係する遺伝子の働きが抑えられているため、通常の栽培方法で育ててもカドミウムをほとんど吸収しません。


県は、この品種の特性を「あきたこまち」に持たせようと、平成24年に「あきたこまち」と「コシヒカリ環1号」の交配を始め、得られたコメと「あきたこまち」の交配をその後も繰り返した結果、カドミウムをほとんど吸収しない一方、味や暑さなどへの耐性の面で「あきたこまち」とほぼ変わらない「秋系861」の開発に成功し、これを「あきたこまちR」と名付けて、ことし6月に品種登録を出願しました。


県では今後、「あきたこまちR」に適した栽培方法を研究し、栽培のマニュアル作りを進めることにしています。


「あきたこまちR」の「R」には、更新や生まれ変わり、令和、それに「カドミウムを減らす」という4つの意味が込められているということです。

 



 





 
 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20201204/6010008886.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

関連情報調査結果、火山国のわが国では稲のカドミウム吸収は全国的な問題であり、上記以外にも、各地で様々な対策がとられていた。

 

 

 

 

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2020124159分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

4日昼前、埼玉県川越市の東武東上線で、走行中の電車が、倒木と接触する事故があり、現在も一部区間で運転を見合わせています。

 

東武鉄道によりますと、4日午前11時15分頃、東武東上線の霞ケ関駅と鶴ケ島駅間を走行していた下りの準急電車が倒木と接触しました。

 

乗客乗員およそ100人に、ケガはありませんでしたが、先頭車両前面のガラスが割れたほか、パンタグラフが2つ損傷したということです。

 

事故当時、線路脇の敷地では、木を伐採する作業がおこなわれていて、何らかの原因で木が線路側に倒れたとみられています。

 

東上線は、上福岡と小川町の間で運転を見合わせていて、午後4時頃に再開する見込みだということです。

 





 

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/ad13550f6270235aa7e1ff0888356d4b16771ec6

 

 

 

 

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2020123142分にYAHOOニュース(FRIDAY DIGITAL)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

歌手のMISIAさんが、TBSnews23」の撮影中に落馬し骨折、全治6週間のケガをしたことは記憶に新しいが、これまでにも動物を使った番組撮影中には、いろいろな事故が発生している。

 

1986年には、女優の松島トモ子さんが日本テレビ『TIME21』のロケでアフリカ・ケニアを訪れ、わずか10日間の間にライオンとヒョウに立て続けに襲われた。

首にコルセットをはめた姿での記者会見が記憶に残っている方も多いだろう。

 

たとえ専門家が関わっていても、時に事故は発生する。

 

1996年、動物写真家として著名な星野道夫さんは、TBSの『どうぶつ奇想天外!』の取材中にロシア・カムチャツカ半島でヒグマに襲われて死亡した。

 

そして2012年、日本テレビ『ZIP!』に出演していたサモエド犬「ZIPPEI兄弟」は、撮影中ではないが、高温の車内に取り残され熱中症で死亡。

 

このように動物を使った番組は、人間・動物双方にとって危険が伴うものだ。

 

なぜ、このように動物を使った撮影で事故が起こるのか、専門家などに話を聞いた。

 

まずは、馬を使った撮影では何に気をつけるべきなのか。

 

MISIAさんの落馬事故では、原因は『撮影クルーの動きに馬が反応した可能性がある』とされている。

 

いったい馬は撮影クルーのどのような動きに、なぜ反応したのだろうか。

現役の競馬関係者・Aさんの話を聞くことができた。

 

「特にサラブレッドはそうなのですが、馬は見たことの無いものに敏感で神経質です。

見たことのない人や機材があると、『いつもと違う』と思って怖がります。

あと、音にも非常に敏感です。

厩舎で、雷の音に驚いて死んだケースもありましたし、鹿に驚いて柵にぶつかり、足を骨折して安楽死となった馬もいました」

 

パラ馬術では、障害がある人が騎乗するため、観客は拍手をせず手をヒラヒラさせることで拍手の代わりにするというルールもあるのだという。

それほど、音にも敏感なのだ。

 

「知らない人が多くて、見たことのないものがあると、それだけでまず馬は緊張しています。

その上で、馬の横を撮影クルーが走るとか、柵の中に入るとか、別のカットが撮りたくていきなり動くとかすると、馬は驚いて飛び退きます。

馬の視界は広くて350度近くありますが、そのぶん人より距離感が弱くて、そんなに近くで動いたわけではないと思っても、人より驚きやすいんです」

 

Aさんによると、時代劇などで撮影に使う馬は「撮影で使う衣装や旗などを、餌を食べている時に置いて見せておき、慣れさせておく」というような工夫をすることで事故を防ぐのだという。

 

「撮影用に訓練された」馬以外を撮影する時には、細心の注意が必要だ。

 

「昨年には、報道陣が多すぎて馬が集中できなくなってしまい、大会を棄権したパラ馬術の選手もいました。

走っている馬をドローンで追いかける撮影をしていたら、馬が驚いて横っ飛びしてしまったこともあります。

見慣れないものや、突発事態を警戒して逃げるのは馬の本能です。

撮影の際には、とにかく突発的に動かないこと。

耳を後ろに伏せて目を剥いている時には、馬は怖がっています。

近づいたり動いたりしてはいけません。

こういった習性を理解して細心の注意を払えば、馬は決して危険な動物ではありません。

過剰に恐れないで欲しいとも私たちは願っています」

 

では、馬以外のケースでは、何に気をつけたらよいのだろうか。

動物を使った番組の制作経験が豊富な、番組制作会社のプロデューサー・Bさんに話を聞いた。

 

まず、海外での動物の撮影は「誰も信じないことが大切」とBさんは言う。

 

「海外ロケでは、現地のレンジャーや専門家がついている場合が多いのですが、あまりあてにはなりません。

『餌付けがしてあるから大丈夫』などと言われて安心したら、全然大丈夫じゃなかったことがよくありました。

現地の人は安全基準がゆるいので、申し訳ないのですが、信用せずにプロテクターを付けて、遠くから撮影することです」

 

とある国の撮影では、何日も泊まっていた宿舎の軒下にジャガーが実は住んでいて、最終日にそれに気がついて大騒ぎになったこともあるという。

一歩間違えれば撮影スタッフが噛まれて大怪我をしていたかもしれない。

 

海外ロケではとにかく「用心に用心を重ねる」しかないようだ。

 

では、国内で動物を使って撮影する場合にはどうだろう。

 

ペットなどを使った撮影にもいろいろと難しいポイントがあるとBさんは指摘する。

 

「犬や猫は動物プロダクションに借りるのですが、事前に会うことができないのが難しいポイントのひとつです。

全国の飼い主がプロダクションに登録しているシステムなので、プロフィールを見て、見た目で選ぶしかないので、その子の性格が全くわかりません。

撮影に向いているかどうかは『賭け』ですね」

 

撮影には飼い主も同行するので、「いつも食べているオヤツや愛用のオモチャ」なども持ってきてくれるが、知らない人がたくさんいるので緊張して、全然言うことを聞いてくれないことも多いという。

 

「とにかく台本も臨機応変に変えていかないと、希望通り・コンテ通りに撮影しようと思ったら時間がいくらあっても足りません。

『私たちは動物虐待をしているのでは……』という罪悪感に次
 第に苛まれてきます。

あと、動物好きなスタッフを選ばないと、怒らせたり、噛みつかれたりして大変です。

おっかなびっくり扱っていて撮影中に鳥を逃がしてしまった……なんてこともありました」

 

そして、最大の敵は「気温」なのだという。

 

「人間にとっては平気なくらいの暑さだったのですが、スタジオの冷房の効きが悪くて、猫が物の隙間に入ってしまい、出てこなくて大変だったことがあります。

撮影中に動物がハアハアし始めたりして『これはまずい』というので冷たいシートなどを敷いて撮影を続けるのですが、5分くらいすると逃げちゃう……。

とにかく素早く撮影を終わらせないと。

ZIPPEI』のケースなども頭をよぎりますので、動物の状態を常に気にしています」

 

最後にBさんは「とにかく動物の撮影では無理をしないこと」と強調する。

 

局のプロデューサーなどから「感動シーンや迫力シーンを撮るように」と無茶な企画や要求をされると現場は追い込まれ、事故につながる危険性が高まるという。

 

当たり前のことだが、「動物には人間の都合や考えは通用しない」ということを念頭に置いて撮影に臨まなければならないということだろう。

 

取材・文:鎮目博道/

テレビプロデューサー・ライター 92年テレビ朝日入社。

社会部記者として阪神大震災やオウム真理教関連の取材を手がけた後、スーパーJチャンネル、スーパーモーニング、報道ステーションなどのディレクターを経てプロデューサーに。中国・朝鮮半島取材やアメリカ同時多発テロなどを始め海外取材を多く手がける。

また、ABEMAのサービス立ち上げに参画。「AbemaPrime」、「Wの悲喜劇」などの番組を企画・プロデュース。

20198月に独立し、放送番組のみならず、多メディアで活動。

上智大学文学部新聞学科非常勤講師。

公共コミュニケーション学会会員として地域メディアについて学び、顔ハメパネルをライフワークとして研究、記事を執筆している。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/0d934ec3f9e9e33d0772fe4bb38d499e74a5a0a4 

 

 

(2/2へ続く)

 

 

 

 

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(1/2から続く)

 

 

※事故時の状況などは、下記報道参照。

 

202011222012分 YAHOOニュース;文春オンライン)

 

「本当に一瞬の出来事でした。

MISIAさんを乗せた馬がゆっくり歩行している状態から、急にスピードを上げて勢いよく走りだしたんです。

MISIAさんは10年以上乗馬の経験がありますが、それでも振り落とされて、2メートル近い高さから地面に叩きつけられる形になった。

倒れている彼女が馬に踏まれないように、乗馬クラブの方がすぐに救助に入りましたが、激痛が走っていたはずの本人は『大丈夫、大丈夫』と周囲に心配をかけないように話していました」

TBS関係者)

 

問題の事故は1115日午後、TBSの報道番組「NEWS23」のロケ中に起きた。

長年にわたって知的障害者の支援をする組織「スペシャルオリンピックス」と交流を持つMISIAを、同番組が取材。

関東郊外の乗馬クラブで障害を持つ選手たちと馬術競技で交流する様子の収録中だった。

 

前出の関係者が続ける。

 

TBSクルーは指示を受けていたが……】

 

「その日は、健常者と障害者が触れ合うプログラムとインタビューの撮影を行う予定でした。

事故が起きたのは、1つめのプログラムの途中です。

馬に乗った状態で、並んだカラーコーンの間をジグザグに進んでスタート位置に戻ってくる速さを競うゲームでした。  

事前に乗馬クラブのトレーナーの方からTBSの撮影クルーに、『ガンマイク(長い棒の先に設置されているマイク)を馬が見ると驚くこと』、『光やライティングも馬に向けないように』、『馬の前で走らない』などの指導を受けていました。  

レースは3回行われ、2回目までは問題なく進んだのですが、3回目の時に馬が急に走り出してしまった。

次のインタビュー撮影のセッティングをしているクルーもいて、乗馬クラブのトレーナーの方は『撮影クルーの動きに馬が反応した可能性がある』と話していました。

出血はありませんでしたが、事故後すぐに待機室に戻って打撲箇所に湿布などを貼る応急処置を1時間ほど行いました。

MISIAさんはその間も、一緒にレースをしていた障害者の女の子がショックを受けていないか、動揺していないかと心配していました。

撮影の中止も検討したのですが、本人の強い意向もありインタビューまで撮影してロケは終了しました」

 

その日はそのまま都内の自宅へ戻ったが、激しい痛みから翌日に病院で診察を受けた結果、背骨の第67胸椎棘突起部の骨折の重傷と診断された。

67胸椎はちょうど肺の裏側にあたる。

 

・・・・・

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/45788124b933fbb6e2ea5e031b61c34517bdd3b0

 

 

 

※事故後のTBS危機管理にも問題ありという報道もあった。

 

20201120911分 YAHOOニュース;女性自身)

 

・・・・・

 

重症を負ってしまったMISIAだが、TBSの取った対応が「他人事」と物議を醸している。

 

アクシデントに対して、TBSは「取材中に怪我をされたことについて、MISIAさんに心よりお見舞い申し上げます」とコメントを発表。

 

続けて「当該の馬は調教されており、乗馬している人がコントロールできる状態にあったとのことでしたが、MISIAさんが怪我をされることになってしまいました」と説明。

 

また「取材クルーの動作や機材の存在が刺激を与えることになったのであれば、誠に申し訳なく、心よりお詫び申し上げます」と締め括られている。

 

だが、「馬は調教されており」、「コントロールできる状態にあった」、「刺激を与えることになったのであれば」といった同局のコメントに、批判が殺到している。

 

《え? 何? このTBS側のコメント まるで他人事じゃん!? それに落馬した時点で普通は直ぐに病院に連れてくよね? TBSの危機管理最悪だな》

TBSのコメントが酷いわ…『であれば』って何それ。。。》

《まるで、MISIA、調教師さん側の不備があったような文面には違和感を覚えますし不愉快です。悲しいです》

 

・・・・・

 

https://jisin.jp/entertainment/entertainment-news/1914610/

 

 

 

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12月初旬、房総半島の亀山湖付近に行ってきた。

目的は、関東で一番遅いといわれる紅葉見物。

 

途中、崖崩れ防止のためのコンクリート打設作業に出くわした。
見れば、粗い金網で崖を覆い、その上からコンクリートを噴射している。
なかなかに大変な作業だ。 

 



 

写真を撮り終わった頃、コンクリートミキサー車が動き出し、紅葉の下を戻っていったので、急ぎ、こちらも撮影。

こんなレア写真が撮れることは珍しい?ので、皆様にもご披露します。

 

 

 

しかし、なにせ狭い道路。

数分走れば大きい道路に出られるのだが、その間、コンクリートミキサー車と出遭った車がなかったのか、ちょっと気になった。

 

 

 

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20201221911分にYAHOOニュース(長野放送)から下記趣旨の記事が、くねくね表示の写真付きでネット配信されていた。

 

長野市のJR長野駅の近くに、「くねくね」や「かくかく」の白い線で整備された不思議な道路があります。

一体、何なのでしょうか?

 

JR長野駅東口近くの住宅街。

11月末、突如、道路に謎の白線が。

まっすぐな道路なのに「くねくね」…「かくかく」のものも。

 

(記者リポート)

「一本、道を入ると、こちら、直線道路上に白線が波を描くようにひかれています」

 

住民は…:

「えって思いますよね、最初は」、「なんだこれ、と思った」

 

一体、この「くねくね白線」何なのでしょうか?

 

実は、長野駅東口周辺には、同じような道路が4ヵ所あります。

共通点は、幹線道路に接する脇道です。

 

車で運転してみると…。

 

(記者リポート)

「カーブが連続して、走りにくいですね」

 

白線をひいた理由を、市の担当者に聞いてみました。

 

長野市駅周辺整備課・北原勝係長

「幹線道路から走ってくる車が、前の信号を見て赤だった時に、左によけて抜け道として使ってしまう。それで事故を起こす」

 

理由の一つは、抜け道としての通行を減らすこと。

もう一つは、車のスピードを抑えることです。

 

長野市駅周辺整備課・北原係長:

「カーブを描くことによって、右左とハンドル操作が必要なる。そうするとスピードが落ちる形になりますので、スピードが落ちることは安全性が向上するということになる」

 

長野市は、静岡市などの事例を参考に今年10月、検証実験を実施。

生活道路の安全を確保するために、くねくねした白線の「スラローム型」の道路を導入することにしました。

 

先月24日から26日の間に、もともとまっすぐだった線を「くねくね」に変更したのです。

 

実際に、通行する車を見てみると…。

 

走行した人:

「初めてで、舗装の走行に沿って走らなきゃいけないというところでは、走りにくいなって思いました」

 

ただ、ほとんどの人が、まっすぐ通過していました。

 

住民は:

「どうやってここの線に沿って通ったらいいのか、まっすぐ行ったらいいのかわからない」

 

まだ、住民や利用者は戸惑っているようです。

 

長野市は、視覚的にもわかりやすくするために、先月30日から赤や緑のカラー塗装をはじめました。

 

長野市駅周辺整備課・北原係長:

「歩道のところに緑の着色をして、安全なスペースを確保する。入ってくるところに赤い着色をして視覚的、心理的に、この道路に流入しにくい効果を発揮し、抜け道を減少させるということを狙ってる」

 

市は、同じ効果を期待して、かくかくした白線、「クランク型」の道路を今後、市内12ヵ所に整備する予定です。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/7f96a1b6866aac694790956832f94195a6587ce5 

 

 

 

(2020年12月19日 修正1 ;追記)

 

202012181950分にYAHOOニュース(長野放送)からは、白線に沿って走らないと違反になるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

長野市に出現した「くねくね白線」の道路。

 

周知不足もあって困惑の声もありますが、警察は「原則、白線に沿って走行する必要があり、守らない場合は違反になる」との見解です。

 

長野駅東口近くの住宅街に、突如現れた「くねくね白線」の道路。

蛇行するようラインが引かれ、このほど、路側帯に色も塗られました。

 

ドライバー:

「走りにくいなって思いました」

 

これは、長野市が静岡市などの事例を参考に取り入れた「スラローム型」の道路で、住宅街の4区間に設けられました。

 

その目的は…。

 

長野市駅周辺整備課・北原係長:

「カーブを描くことによって、ハンドル操作が必要になる。そうするとスピードが落ちる形になりますので、スピードが落ちることは安全性が向上するということになる」

 

目的は通行量の抑制と事故の防止。

 

この道路は、抜け道として使われることが多いため、わざと走行しにくくし、スピードも抑える狙いがあります。

 

近隣の住民には説明したということですが、周知不足で困惑の声も…。

 

住民:

「ここの線に沿って通ったらいいのか、まっすぐ行ったらいいのかわからない」

「迷っちゃうよね。見ててもあの形の通りに走る車っていうのはまずない。ちょっとぶつかりそうになったのも見たし」

 

ラインに沿って蛇行する車もあれば、まっすぐ進む車も…。

双方から車が来た場合は、はみ出して、すれ違うしかありません。

 

警察は「道交法第17条により、すれ違う場合以外は、原則、白線に沿って運転する必要がある」とし、「まっすぐ走った場合は、速度や距離にもよるが違反となる」としています。

罰則は3カ月以下の懲役または5万円以下の罰金です。

 

交通違反になるケースも考えられる「くねくね白線」の道。

突如できたとは言え、慎重に運転する必要があります。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/85ed0941338ea7f7f7e1b0c93e3180b4807d4a63

 

 

 

 

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20201222053分にNHK福島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

2日午後1時すぎ、郡山市西田町の市道の道路工事現場で、作業をしていた郡山市の会社員、佐藤さん(男性、67歳)が、後退してきた大型トラックにはねられました。


佐藤さんは全身を強く打ち、病院に搬送されましたが、およそ2時間後に死亡が確認されました。


大型トラックは道路工事とは関係なく、近くに荷物を運搬中だったとみられ、運転手にはけがはありませんでした。


現場はJR三春駅から西におよそ2キロの市道で、事故が起きた現場付近には、車両の誘導員などはいませんでした。


警察は、大型トラックのドライブレコーダーを確認したり、運転手に話を聞いたりして、事故の原因を詳しく調べています。

 



 

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20201202/6050012531.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

映像を見ると、山間部っぽい道路だ。

まさか、そんな場所で、工事と無関係なトラックが後退してこようとは、思ってもみなかったのかもしれない。


一方、後退してくる際のブザー音は、工事の音にかき消されていたということだろうか?

 

 

 

 

 

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20201211817分にYAHOOニュース(CNN)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

オーストラリア北東部クイーンズランド州のブリスベン空港で、外来種のハチが空の便の安全を脅かしている。

 

中南米原産のホウロウドロバチがブリスベン空港で最初に問題を引き起こしたのは2013年。

シンガポール行きのエティハド航空便が、離陸から数分後に同空港に引き返した。

 

オーストラリア運輸安全局の報告書によると、整備士が機体を調べた結果、対気速度の計測に使われるピトー管が、ほぼ完全に泥で詰まっていたことが分かった。

 

ホウロウドロバチにとって、ピトー管は営巣のための完璧な空洞だった。

 

エティハド機が駐機場にいたのは、出発前のわずか2時間のみだった。

 

「ブリスベンの地上職員からは、航空機がゲートに到着してからわずか2~3分のうちに、ハチが機首付近を飛び回って偵察していたという報告が寄せられている」。

生態学者のアラン・ハウス氏はそう解説する。

 

ハウス氏はブリスベン空港やカンタス航空と共同で、ハチがピトー管に与える影響について調査した結果を、このほど米科学誌プロスワンに発表した。

 

適切に管理しなければ、オーストラリア国内の別の空港や近隣諸国の空港にもホウロウドロバチが到達する危険があると研究チームは指摘し、「重大な事故につながる可能性もある」と警告する。

 

ピトー管は機首部分に取り付けられて、周辺の大気が流れる速度に関する情報を操縦室に伝える。

 

機体の速度が遅すぎれば失速の危険があり、早すぎれば不具合を起こす危険がある。

 

エティハド便は自動的にマニュアルモードに切り替わってパイロットが操縦を引き継ぐことを強いられ、空港に引き返した。

 

ブリスベン空港ではこれまでのところ、ハチを原因とする重大事故は起きていない。

 

しかし1996年2月にバージェン航空の旅客機がドミニカ共和国沖に墜落して乗客乗員189人が死亡した事故では、「小型の昆虫による泥やがれき」でピトー管が詰まったことが原因だった可能性があるとされた。

 

オーストラリア民間航空安全局(CASA)は2018年、ハチの侵入の危険性について操縦士や航空会社、空港に注意喚起を行い、ピトー管が詰まれば対気速度や高度の計測ができなくなり、危険につながりかねないと警告した。

 

CASAは航空会社に対し、ブリスベン空港で待機している間はピトー管を覆うよう勧告している。

 

ただ、それが義務付けられているわけではなく、ブリスベン空港の調査では、2013年11月~19年4月の間に合計26件の事案が報告された。

 

調査によると、ブリスベン港でホウロウドロバチが初めて見つかったのは2010年だが、2006年ごろに到達していた可能性もある。

 

どのようにしてオーストラリアに到達したのかは不明だが、恐らく船舶を経由したとハウス氏は推測する。

 

 研究チームは3Dプリンターを使ってボーイング737型機とボーイング747型、エアバスA330型機、および地域航空に使われるダッシュ8型機のピトー管の模型を制作。

ブリスベン空港内の4カ所に置いて、39カ月間、観察を続けた。

 

この期間中にピトー管模型が完全に詰まる事案は93回発生した。

ほぼすべてが11月から5月にかけての温暖な時期だった。

 

ハチの巣はほとんどが、空港の草地に近い場所で作られていた。

ハチたちは草地から毛虫を集め、幼虫の餌としてピトー管に詰め込んでいた。

 

野生生物管理当局が有機殺虫剤を使って毛虫を駆除した結果、国際ターミナルと国内ターミナル付近のハチの活動を半分に抑えることに成功したという。

 

今回の調査では、米南部やハワイ、ポリネシア、ミクロネシア、日本などでもホウロウドロバチが見つかっている。


https://news.yahoo.co.jp/articles/f28c78469c5813bb0f4323c0d5ddf2f0b04c717e

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

関連情報調査結果、ピトー管詰まりによるトラブルは、そこそこ発生している。

 

以下は、報道された事例2点。

 

2018214日 BBC)

 

ロシアの国内線サラトフ航空機が11日午後にモスクワ近郊で墜落し、乗客・乗員71人全員が死亡した事故について、速度センサーの凍結が原因かもしれないことが明らかになった。

 

ロシアの国内航空委員会が13日、発表した。

 

国内航空委員会によると、墜落現場から回収されたフライトレコーダーの記録を急ぎ解析したところ、モスクワのドモジェドボ空港を離陸してから2分半後、高度約1300メートルで問題が発生した。

速度計が様々な数値を表示し始めたという。

 

委員会は、暖房装置が切れた「ピトー管」と呼ばれる速度センサーが凍結したからではないかとみている。

 

問題に気づいた乗務員は自動操縦装置を切り,航行を続けたが、機体は後に3035度の角度で急降下した。

 

ロシアの報道によると、機長は離陸前に凍結防止処置を不要と判断した。

この処置は必須ではなく、天候の状態次第で実施するかどうか決める。

 

20096月にリオデジャネイロからパリへ向かう途中で大西洋上に墜落したエールフランス機の事故も、ピトー管についた氷が原因ではないかとみられている。

この事故では228人が死亡した。

 

https://www.bbc.com/japanese/43054293 

 

 

2009611170分 ニューズウイーク日本語版) 

 

6月1日に大西洋上に墜落したエールフランス447便の事故調査機関は、墜落原因は速度計の故障ではないかと考え始めている。

 

エールフランスの整備部門に自動送信されていたデータによると、事故機に搭載されていた各速度計の数値にばらつきがあったことが判明。

 

これは、豪雨によって「ピトー管」と呼ばれる計測器が詰まったためだと考えられる。

 

操縦士と副操縦士は飛行速度をおのおのの計器で確認しているため、一方が故障すれば異なる情報が伝えられてしまう。

 

そのため、悪天候下で取るべき飛行速度について判断を誤った可能性がある。

 

96年に起きた2件の墜落事故も同様の故障が原因とされている。

 

トルコのバージェン航空301便はピトー管に虫が詰まり、アエロペルー603便はピトー管のマスキングテープをはがし忘れていた。

 

今回のエールフランス機の場合、送られてきたデータでは「操縦室から送られてきた飛行速度のデータが一致しておらず、正確な速度が分かっていない」と、エアバス社の広報担当者は本誌に語った。

 

「その理由はまだ不明だ」

 

[2009617日号掲載]

 

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2009/06/post-203.php

 

 

 

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20201211859分にYAHOOニュース(テレビ朝日)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

東京・港区の工事現場でコンクリートが落下、作業員3人が巻き込まれました。

このうち2人が一時、コンクリートの下敷きになりました。  

 

東京の湾岸エリア「芝浦ふ頭」にある工事現場。

作業で掘られたとみられる細長い穴にコンクリート片がたくさん落ちていました。

 

警視庁などによりますと、1日午後2時前に通報があり、崩落事故で20代と30代の男性作業員2人が一時、コンクリートの下敷きとなったそうです。  

 

現場の近くにいた人:

「救急車の音がして(外に)出てきたら、まだそんなに救急車も来ていなくて、あ、生き埋めじゃないか?みたいになって、近くに寄ったら酸欠なのかなみたいな感じ」  

 

現場の近くにいた男性が撮影した映像。

ショベルの先にある穴の中で消防の職員らが救助にあたっています。

2人はまもなく助け出され、病院に搬送されました。

 

また、この崩落によって他にも20代の男性作業員がけがをしました。

 

3人の容体についてはまだ詳しく分かっていませんが、いずれも意識はあるということです。

 

警察や消防が、事故が起きた原因を調べています。

 





 

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/f0dc5fe2b5c3494d5cb8df8b49f37e1cce77796b

 

 

1211437分にNHK首都圏からは、防潮堤改良工事のため深さ1m余りの穴を掘っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警視庁などによりますと、1日午後2時前、港区海岸の工事現場で道路脇にある深さ1メートル余りの穴に、長さおよそ1メートル80センチのコンクリート片が複数落下し、中にいた20代から30代の作業員の男性3人が巻き込まれました。


3人はいずれも足などにけがをして病院に搬送されましたが、意識はあるということです。


現場は「ゆりかもめ」の芝浦ふ頭駅からおよそ400メートル離れた工事現場で、3人は当時、防潮堤の改良工事にともなって道路脇に穴を掘る作業を行っていたということです。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20201201/1000056924.html 

 

 

 

(2022年2月17日 修正1 ;追記)

2022215日付で労働新聞からは、道路の舗装板を剥がし、作業員が掘削場所に入ったところ土砂と鋪装板が崩れ落ちたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

東京・三田労働基準監督署は、雨水管取替工事現場で土砂崩壊の危険防止措置を怠ったとして、1次下請である建設業のS建設工業㈱(埼玉県さいたま市)と同社職長を、労働安全衛生法第21条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで東京地検に書類送検した。

同社の労働者を含む3人が土砂に巻き込まれ、骨折などのケガを負っている。

災害は令和2年12月1日、東京都港区で発生した。

職長は労働者らに対し、地中にある雨水管を取り替えるための掘削作業を行わせていた。

道路の舗装版を剥がし、その下の土砂の掘削箇所に立ち入らせたところ、片側の土砂と舗装版が崩れ落ちた。

同社の労働者、2次下請の労働者、元請の派遣労働者の計3人が巻き込まれ、最長で休業半年以上のケガを負っている。

掘削箇所は、深さ約1.31.7メートル、長さ約15メートルで、舗装版は1枚0.8トンの重さだった。

同社は斜面に金属の板を設ける土止め支保工などの危険防止措置を一切講じていなかった疑い。

https://www.rodo.co.jp/column/121722/ 

 

 

 

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202011302048分に岐阜新聞から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。

 

30日午前9時25分ごろ、岐阜県安八郡輪之内町下大榑の食品トレーなどを製造するE中部工場中部第1工場から出火、約6300平方メートルの鉄骨平屋を焼き、約4時間20分後に消えた。

けが人はいなかった。

 

大垣署によると、建物が停電したため、工場長の男性(50)が屋上の電気設備を確認したところ煙が出ており、119番した。

 

出火当時、工場は稼働していたが、従業員は避難して無事だった。

 

現場は海津市境の大榑川沿いで、一時は黒煙が高く上がり、署が現場周辺の住民に窓を閉めるよう呼び掛けた。

 

風下にいた同市平田町の自営業40代男性は、「プラスチックが燃えるような臭いがして百数十メートル先も煙で見えなかった」と話した。

 

署は詳しい出火原因を調べている。

 

https://www.gifu-np.co.jp/news/20201130/20201130-24783.html

 

 

11302034分にNHK岐阜からは、朝5時に電源を作動させ9時過ぎに停電したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

この工場は食品トレーを製造する約6300平方メートルの広さがある鉄骨の建物で、出火する前の時点で20人が働いていましたが、警察によりますとけが人はいないということです。


警察によりますと、30日午前5時ごろ従業員が工場の電源を作動させたあと午前9時すぎごろに工場内が停電し、屋上の電気設備を確認したところ電気設備から煙が上がっていて、従業員が消火活動を行いましたが火は燃え広がったということです。


現場は輪之内町役場から南東に1.8キロほど離れた工場が点在する地域で、警察は屋上の電気設備が出火元とみて詳しい状況を調べています。

 

 

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/20201130/3080005134.html

 

 

 

 

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202011301346分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

30日午前7時前、芽室町のN甜菜製糖の工場でアルバイト従業員、道見さん(男性、71歳)がベルトコンベアと柱に挟まれているのが見つかりました。


道見さんは病院に運ばれましたが、およそ1時間後に死亡しました。


警察によりますと、道見さんはベルトコンベアに右腕が巻き込まれた状態で見つかったということで、死因は胸を強く圧迫されたことによる外傷性窒息死でした。


道見さんが挟まれたのはビートを運ぶベルトコンベアで、当時はベルトコンベアから落ちた土をスコップで取り除く作業を1人で行っていたということです。


警察は、作業中に誤ってベルトコンベアに巻き込まれたとみて、当時の詳しい状況を調べています。

 

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20201130/7000027473.html

 

 

 

 

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202011301750分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

29日昼過ぎ、東京・江東区の東京メトロ東西線の東陽町駅で、白いつえを持った66歳の男性がホームから転落し電車にはねられて死亡しました。


警視庁によりますと男性は弱視だったとみられ、設置されていたカメラの映像にはホームの端で立ち止まらずに転落する姿が写っていたということです。


反対側のホームには別の電車が止まっていて、現場を調査した視覚障害者の団体によりますと、自分のホームに電車が止まっていると誤って認識した可能性もあるとしています。


現場では、ホームドアの設置が進められていましたが、運用の開始は来年2月の予定で、ドアは常時開いたままになっていたということです。


現場を調査した江東区視覚障害者福祉協会の山本恭子会長は、「電車が止まった状態だと別のホームにいる電車を自分の側に止まっていると間違えてしまうことがある。あと少しでホームドアができていたかと思うととても残念です」と話していました。

東京メトロによりますと、駅に設置されたカメラには亡くなった小池さんが白いつえを抱えるようにして持ち、改札を通過する様子が映っていました。


その後、小池さんは階段を経由してホームに行きますが、その間立ち止まることなく、設置途中の後ろから2両目のところにあるホームドアの間から線路に転落したということです。


東京メトロでは、改札を通過する際に白いつえを使うなど、視覚障害者であることがわかった場合には駅員が声をかけて見守るようにしていますが、つえを使っていなかったので気付かなかったということです。


また、設置中のホームドアは、複数の異なる車両に対応するためドア部分の幅は3メートルあまりと通常より広く、運用開始前ということで警備員を配置していました。


小池さんが転落した後ろから2両目の付近には、ちょうど警備員がいましたが、列車が入ってくる直前に小池さんと反対側の様子を確認していたため、小池さんの動きに気付かなかったということです。


警備員は転落してから5秒後に非常停止ボタンを押し、運転士は非常ブレーキをかけましたが、その6秒後に列車が入ってきて間に合いませんでした。


東京メトロでは、180あるすべての駅にホームドアを設置するのは5年あまり後の2026年3月になるとしています。


現場を調査した江東区視覚障害者福祉協会の山本恭子会長は、「ホームドアは設置途中だとホームにとても広い幅が開いているので、視覚障害者の転落を防ぐことはできず、怖いと思いました」と話しています。

加藤官房長官は、午前の記者会見で「例年、転落事故が60件ほど発生しており、ことしに入っても、死亡事故が続いている。ホームドアの整備を進めていく必要があり、令和3年度から5年間で、整備のペースを2倍に加速させることにしている」と述べました。


そのうえで、「ホームドアによらない転落防止対策も必要で、国土交通省で、新技術などを活用した対策の検討会を設置し、視覚障害者の方々の意見も聞きながら、議論を進めることにしている。視覚障害者の方が安全に利用できるよう、政府として取り組んでいく」と述べました。

今回の事故は、国土交通省が視覚障害者の団体の代表や専門家と検討会を設置して対策を検討しているさなかに起きました。


国土交通省は、ことしに入ってJR日暮里駅、阿佐ヶ谷駅で視覚障害者がホームから転落して死亡する事故が相次いだため、先月、対策を検討する会議を立ち上げました。


国土交通省によりますと、ホームドアの設置数は、ことし3月末時点で全国の駅の1割程度で、会議ではホームドアが整備されていない駅の対策として、ホームに設置されたカメラなどで心配な人の動きがないかを確認する方法などを検討しています。


次の会合は来月の予定で、事務局を務める国土交通省の担当者は、「今回の事故もふまえて、視覚障害者の方や専門家に意見を聞き、事故を防ぐための方法を考えていきたい」と話しています。

 





 

 

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20201130/1000056860.html 

 

 

11301651分にNHK首都圏からは、ホームドアの完成を2週間早めるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

事故を受けて東京メトロは、工期を短縮するため、ドアのセンサーの調整作業などを前倒して完成時期を2週間早め、2月上旬にするとしています。


今後、さらに工期の短縮を検討し完成を急ぐ考えです。

 

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20201130/1000056879.html

 

 

 

(2020年12月8日 修正1 ;追記)

 

2020128日付で毎日新聞から、東陽町駅ではホームドアは設置中である旨アナウンスを始めた、ホーム転落事故は過去10年で全国726件など、下記趣旨の記事が毎年の事故件数棒グラフ付きでネット配信されていた。

 

東京メトロ東西線の東陽町駅(東京都江東区)で11月29日、視覚障害者がホームから転落し、電車にはねられて死亡した。

 

この駅ではホームドアの設置は済んでいたが、稼働は2021年2月の予定で、扉は開いたままの状態だった。

 

こうした開きっぱなしの「稼働前ホームドア」は各地の駅にあるが、視覚障害者たちは稼働後のホームドアと判別できず、転落する恐れがある。

 

警視庁によると、亡くなったのは東京都江戸川区のマッサージ師、小池さん(男性、68歳)。

階段で地下鉄のホームに下りた後、立ち止まることなく線路に向かって歩き、ホームドアの開いている部分から落ちた。

 

転落した線路の先にある別のホームには電車が停車しており、自分のいるホームに電車が着いたと勘違いした可能性がある。

小池さんは弱視だったという。

 

「『ホームドアは設置途中なので開閉しません』という放送があってもいい」。

都内に住む全盲の男性会社員(44)は、そう話す。

 

男性は生まれつき弱視で、6年ほど前に視力を失った。

視力が残っていた時、東陽町駅と同じ対面式のホームで反対側に電車が止まると、目の前に停車しているように見えた時がある。

 

特に地下鉄は薄暗く、錯覚しやすい。

「白杖(はくじょう)で探ってホームドアの存在が分かり、扉が開いていれば、電車に乗れると思ってしまう。ホームドアが設置途中という発想には普通ならないのでは」と指摘する。

 

この男性も約9年前、JR三鷹駅(東京都三鷹市)のホームから転落した経験がある。

別のホームに行くため階段を上がろうとして足を踏み出すと、そこは線路だった。

幸い無事だったが、「色が違う部分を階段と勘違いした。ホームドアのない駅で2回転落したことがある」と語った。

 

東京メトロによると、東陽町駅では11月上旬にホームドアを設置したものの、稼働は21年2月の予定だ。

 

設置工事が終わっても、電車の停止位置をホームドアに合わせるためセンサーの調整が必要で、稼働には時間がかかるという。

 

一方、稼働前であることは張り紙でしか知らせていなかった。

 

事故を受けて、エレベーターやホームの階段降り口に音声案内装置を設け、稼働前だとアナウンスしている。

 

東京メトロの駅で稼働前のホームドアがあるのは現在、東陽町駅のみだが、今後も同様のケースでは同じ対応をする。

 

毎日新聞がJR東日本と首都圏の大手私鉄9社に取材したところ、

▽JRの町田(東京都町田市)、与野(さいたま市)

▽西武鉄道の所沢(埼玉県所沢市)

▽小田急電鉄の下北沢(東京都世田谷区)

▽京浜急行電鉄の京急鶴見(横浜市)

の5駅には、7日現在、稼働前のホームドアがある。

 

各社は主に警備員をホームに配置して対応しており、西武鉄道は「『未稼働』というアナウンスはしていないが、ホームドアが工事中という放送は随時している」と明らかにした。

 

赤羽一嘉国土交通相は2日、今回の事故現場を視察し、「転落事故のプロセスはさまざまある。分析をしっかりしながら、きめ細かな対応を取らないといけない」と述べた。

 

国交省によると、19年度までの10年間に視覚障害者がホームから転落する事故は726件起きている。

 

ホームドアは20年3月現在、乗客が多い都市部などの858駅1953番線(乗り場)にある。

 

国は、25年度末までに3000番線を整備済みとする目標を示しており、今後も首都圏や関西圏を中心に整備が進む見通しだ。

 

https://mainichi.jp/articles/20201208/ddm/041/040/073000c 

 

 

 







 

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2020328日に掲載した元記事がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。

第1報は下記参照。

https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/10555/ 

 

 

(2020年12月5日 修正2 ;追記)

 

202011271526分に神戸新聞からは、牛乳を敷地内に捨てたのは市の指導で浄化槽には流せず、かといって正式処理するための予算も上司に認めてもらえなかったためだという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

神戸市灘区の六甲山牧場で廃棄する牛乳を捨てたとして、廃棄物処理法違反の罪に問われた元副場長の男(49)=同市北区=の判決公判が27日、神戸地裁であった。

 

西森英司裁判官は「土壌汚染や地下水汚染の恐れを考えると、悪質な部類」として懲役1年2月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)を言い渡した。

 

ただ、「あなたの功績や人望は評価している。異例だが、執行猶予付き判決でも求刑から下げた」などと述べた。

 

判決によると、浄化槽の業務担当だった元副場長は職員らと共謀し、2016~18年に計288回、薬を投与されたウシのミルク約7千リットルを牧場敷地内に捨てた。

 

元副場長は被告人質問で、元々浄化槽に流していた廃棄牛乳を是正するよう神戸市から指導された際、当時の上司らに報告したが「無関心で、処理するための予算がもらえなかった」と説明。

 

同牧場を運営する「神戸みのりの公社」の経費削減態勢と神戸市との板挟みになり、土中に流すことを職員に提案したと供述した。

 

弁護人は、禁錮刑以上の刑を受けた職員は懲戒解雇になる就業規則が同公社にあると主張。
従業員らから減軽を求める嘆願書が多く集まっているなどとして、罰金刑を求めていた。


西森裁判官は量刑理由で「管理責任を負うのは公社が当然」とした上で、「六甲山周辺の環境を守るとりでは、実務能力で信頼があった被告。公社の体質ばかりに目を向けることはできない」と指摘。
「被告が懲戒解雇に値するか否かは、公社の判断に委ねられるべき」と述べた。

 

https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202011/0013896326.shtml

 

 

11271924分に毎日新聞からは、上司はお飾り的存在だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

廃棄した牛乳は当初、浄化槽に流していたが、排水が基準値を超え、2015年に市から改善勧告を受けた。

 

浄化槽の保守管理の責任者だった被告は、「公社に廃棄乳を産業廃棄物として処理する経費がない」と判断。

部下らに土中への廃棄を指示した。

 

弁護側は、牧場長ら上司は実務に疎く、被告が一人で市との折衝を担っていたとし、「経費削減を方針とする公社との間で板挟みになった」と主張。

 

公社には禁錮刑以上で懲戒解雇になる就業規則があり、被告を慕った職員らから減刑の嘆願書が集まっているとして、罰金刑を求めていた。

 

西森裁判官は「上司がお飾り的存在だったのであれば、被告は廃棄乳を適正に処理して六甲山や瀬戸内海の環境を守る、とりでだった」と指摘。

「不法投棄は詐欺的行為で懲役刑の選択は免れない」とした。

 

一方で、「多くの職員も寛刑を望んでいる」として執行猶予付きとし、「被告が懲戒解雇に値するか否かは公社の判断に委ねられる」と述べた。

 

https://mainichi.jp/articles/20201127/k00/00m/040/320000c

 

 

※羊やヤギの死骸を敷地内に埋めるなどしたとして廃棄物処理法違反の罪に問われている元副場長の坂本被告(50)には12月10日、判決が言い渡される予定とのこと。

 

 

 

 

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20201127840分に福島民友から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。

 

下郷町の会津鉄道会津線塔のへつり―弥五島間で昨年12月24日に発生した脱線事故で、運輸安全委員会は26日、事故の調査報告書を公表した。

 

報告書では、線路の枕木が老朽化していたのに整備せず、枕木とレールを固定する特殊な金具「犬くぎ」が緩み、列車の車輪で線路が広げられて脱線した可能性が高いとした。

 

報告書によると、事故現場の枕木は割れたり腐食したりしていたが、会津鉄道が枕木の管理などで技術力の不足があり、状態を十分に把握していなかった可能性がある。

 

現場は急カーブで、車両が通過する際に車輪がレールを横に押す力がかかり、線路幅が広がったと考えられる。

 

同社は昨年度から、枕木を木製から耐久性の高いコンクリート製に交換する計画を進めていたが、危険性が高い急カーブは特に優先されなかった。

 

同社は事故後、8カ所ある急カーブのうち7カ所で、枕木の一部をコンクリート製に交換した。

 

残る1カ所は来年度末までに、全部の枕木をコンクリート製にする。

 

また、枕木の状態を目視で確認する場合に個人差が出ないよう、写真による判定例が掲載されたマニュアルの活用を進めている。

 

報告書の公表を受け、同社は「結果として、管理が不十分であったことは否めず、これを深く反省し、安全運転に万全を尽くす」とのコメントを発表した。

 

https://www.minyu-net.com/news/news/FM20201127-561596.php

 

 

11261724分にNHK福島からは、検査の技術不足で巡回時に異常が把握されていなかった、枕木交換は優先順位を決め15年計画で進められているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

調査報告書によりますと、現場付近では、線路の枕木の半分以上が割れたり、腐食したりしていて、犬くぎが浮き、レールが十分固定されていなかったため、急カーブを列車が通過する際に、車輪がレールを横に押す力がかかってレールの幅が広がり、脱線した可能性が高いとしています。


また、こうした線路の異常は、目視による検査の技術が不足していたこともあって、事前の巡回で十分把握されていなかった可能性が高いと指摘されました。


運輸安全委員会は、同様の事故が全国で相次いでいることから、この事故の前の年に、地方鉄道は事業規模が小さいため、技術力の維持・向上が困難になっているという異例の指摘を行って、対策を呼びかけていました。


会津鉄道は、昨年度から、枕木を耐久性が高いコンクリート製に交換する15か年計画を進めていましたが、経済性を考慮して優先区間を決め、危険性が高い急カーブ区間の対策を優先的に行っていませんでした。


会津鉄道は、事故のあと、急カーブ区間の枕木の交換を進めるとともに、担当者によって枕木の状態の判断にばらつきがでないよう、写真付きのマニュアルを使うなどの対策をとっているということです。

調査報告書の公表後、会津鉄道の大石社長は、NHKのインタビューに応じ、「報告書の中では、管理体制が甘かったという指摘もありました。鉄道事業者としてはあってはならない脱線事故を起こしてしまい、利用者や関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことを、改めて深くおわび申し上げます」と述べました。


そのうえで、「浅草と会津田島を結ぶ特急列車が通るようになった事故現場よりも、南側の区間の方が線路にかかる負担が大きく危険だと判断したため、事故があった区間の枕木の交換が遅れてしまった。結果的には、それが間違いだったと言われても仕方ない」と話しました。


そして、「若い社員が多いので、実際に現場を目で見て確かめながら点検の仕方を教える勉強会を月に1回、実施しています。このようなことが2度と起きないよう、気を引き締めて参ります」と述べました。




 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20201126/6050012461.html 

 

 

 

 

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 プロフィール Profile 
HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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