2018年10月1日に掲載した第2報がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第3報修正3として掲載します。
第2報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8879/
(2019年1月18日 修正3 ;追記)
2019年1月11日18時30分に産経新聞から、女児をハネた運転手が執行猶予付きの有罪判決を言い渡されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
自動車運転処罰法違反(過失致死)罪に問われた神奈川県藤沢市の電気設備工事業、K被告(男性、36歳)の判決公判が11日、横浜地裁であり、横倉裁判官は禁錮2年6月、執行猶予4年(求刑禁錮2年6月)の判決を言い渡した。
横倉裁判官は判決理由で、事故現場はバス停と交差点が近接し過ぎていることに言及。
一方で、K被告が減速や徐行をしなかったと述べ、「結局のところ、横断歩行者の有無を確認するという運転手の注意義務に違反した」と指摘した。
ただ、K被告が遺族に謝罪の手紙を書くなど真摯な反省の態度を示しているとして、執行猶予判決が相当と判断した。
出典
『「危険なバス停」付近で女児はねられ死亡 横浜地裁が執行猶予判決』
https://www.sankei.com/affairs/news/190111/afr1901110047-n1.html
(2019年4月14日 修正4 ;追記)
2019年4月13日付で東京新聞神奈川版から、危険なバス停の1つが廃止されるなど、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
川崎市は12日、危険なバス停の改善を図るため、川崎駅西口から新川崎駅方面へ向かう路線にある幸区の「東小倉小学校」バス停を、26日の終バスを最後に廃止すると発表した。
新川崎駅から川崎駅西口方面への同バス停は残すという。
また、多摩区の「南生田四丁目」バス停は、「百合丘高校裏」バス停の方に160m移す。
27日の始発から実施する。
昨年12月に停車位置を2mずらした応急対策に続く措置。
市は、「東小倉小学校」バス停の廃止後、進行方向手前約280mにある「東小倉」バス停の利用を呼び掛ける。
担当者は、「不便に感じる人もいるかもしれないが、安全には代えられない」と理解を求めた。
市によると、同バス停は、バス停車時に車体が横断歩道をふさいでおり、横断歩道を引き直すなどの応急対策を施したが、近くに移転先も見つからず、県警と協議して廃止を決めた。
市はこれまでに、周辺でバスが原因の人身事故を把握していないが、事故を未然に防ぐためという。
出典
『横浜の女児死亡事故を受け 川崎市、危険なバス停を廃止・移動』
https://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201904/CK2019041302000158.html
(ブログ者コメント)
掲載された写真を見ると、廃止されるバス停では、横断歩道の、ほぼ真横がバス停となっていた。
(2020年7月2日 修正5 ;追記)
2020年7月1日20時9分に神奈川新聞から、県警から最も危険だと判断されたバス停が移設されるなど下記趣旨の記事が、現場写真付きでネット配信されていた。
横浜市交通局は1日、県警が県内で最も危険度が高いと判断した「長導寺前」(神奈川区)のバス停について、8月にも安全な場所に移設する方針を明らかにした。
ただ、同局が所管し「危険なバス停」とされた14カ所のうち5カ所は移設が難しく、引き続き調整を進めるという。
同日の市会水道・交通常任委員会で、三村交通局長は「個々のバス停で課題があるところは、安全性向上に積極的に関わっていきたい」と述べ、関係機関とともに危険解消に向けて努力する意向を示した。
「危険なバス停」は横断歩道近くにあり、バスの停車時に死角が生じることで事故を誘発しやすいとされる。
2018年8月には同市西区の市道交差点で、降車したバスの後ろに回って横断した小学5年の女児=当時(10)=が対向車線を走行してきた車にひかれ、亡くなる事故が発生した。
県警は事故後、県内のバス停の危険度を判定し、バスの運行本数や児童の通行状況などについて200点満点で点数化。
危険とされた県内84カ所の平均点は97・4点で、長導寺前は最高の150点で対策の優先度が最も高いとされていた。
同局が所管する「危険なバス停」で、移設困難とされた5カ所は次の通り。
▽大岡住宅前 (南区)
▽三渓園入口 (中区)
▽新井小学校下(保土ケ谷区)
▽観音前 (鶴見駅方向、港北区)
▽観音前 (新羽駅方向、同)
https://www.kanaloco.jp/article/entry-397227.html
(ブログ者コメント)
〇掲載された写真を見ると、停車中のバスの車体の、ほぼ真ん中に横断歩道がある。
〇県警は、どのような基準で危険度判定したのだろうか?
気になって調べたところ、定量的基準を報じた記事は見つからなかったものの、以下の報道が見つかった。
『どうする「危険なバス停」 神奈川県警が85か所公表・対策へ しかし移設が困難な理由』
(2018.10.16 乗りものニュース)
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県警は事故直後から約1か月間をかけ、県内全バス停の目視調査を実施。
バス停と横断歩道が近接した、今回の事故現場と同様の環境にあるバス停85か所をリストアップしたといいます。
県警交通規制課に詳しく話を聞きました。
――85か所のバス停はどのような特徴があるのでしょうか?
停車したバスが横断歩道をまたいだり、横断歩道に一部踏み入れたりしている箇所です。
道路の幅や歩行者の数、横断歩道への車体の“かぶり具合”、あるいは通学路になっているか否かといった状況を考慮し、危険度をA~Cにランク付けし、対策を検討していきます。
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――危険なバス停はどのように対策していくのでしょうか?
バス停の移設、あるいは横断歩道の移設などの道路改良、看板などによる注意喚起といった対策を講じていきます。
しかしながらバス停の移設は、利用者から「遠くなった」という声が上がることも考えられますし、移る先にお住まいの方にも了承いただかなければなりませんので、困難な面もあるでしょう。
バス事業者、道路管理者、警察の3者で集まり、現場ごとに対策を検討します。
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https://trafficnews.jp/post/81737
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。