2019年10月10日11時50分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
先月、長岡市の国道の脇を歩いていた71歳の男性がはねられ死亡した事故で、容疑者の男が当時、スマートフォンを操作していたことが警察の調べでわかりました。
県内では去年、スマートフォンの「ながら運転」でバイクに乗っていた女性がはねられ死亡する事故が起きていて、いわゆる「ながら運転」の厳罰化を求める声がさらに高まりそうです。
この事故は、先月21日、午後6時40分ごろ、長岡市の塚野山で国道の脇を歩いていた会社役員の内山さん(男性、71歳)が乗用車にはねられ死亡したもので、運転していた長岡市浦の会社員、丸山容疑者(男性、34歳)が過失運転傷害の疑いで逮捕されました。
丸山容疑者は当初、「スマホを落として、拾っていて歩行者に気付かなかった」と話していましたが、警察が通信記録を調べたところ、事故当時スマホのアプリと呼ばれるソフトを起動していたことがわかりました。
警察によりますと、丸山容疑者は、運転しながらスマホを使っていたことを認めているということです。
県内では去年、スマホの「ながら運転」でバイクに乗っていた女性がはねられ死亡する事故が起きていますが、現在の法律で、「ながら運転」は深刻なケースでも過失運転致死罪でしか問えず、より罪の重い危険運転致死罪では問えないことから「ながら運転」の厳罰化を求める声がさらに高まりそうです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20191010/1030009718.html
10月10日18時4分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
新潟県長岡市で9月、国道の路側帯を歩いていた男性が、乗用車に後ろからはねられ死亡する事故があり、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで現行犯逮捕された会社員、丸山容疑者(34)=同市浦=が事故当時、スマートフォンでゲームをしながら運転していたと供述していることが10日、長岡署への取材で分かった。
署によると、丸山容疑者は当初「スマホを車内に落とし、拾おうとして前を見ていなかった」と供述していた。
供述の内容が変遷し、署がスマホの通信記録を調べたところ、事故直前にゲームのアプリを起動していたことが分かった。
丸山容疑者は、ながら運転について、その後は「間違いない」と認めているという。
署は自動車運転処罰法違反の過失致死容疑に切り替え、丸山容疑者を送検していた。
https://www.sankei.com/affairs/news/191010/afr1910100044-n1.html
10月10日21時6分に新潟日報からは、新潟県議会で「ながら運転」などの厳罰化を政府などに求める意見書が可決される見込みだという下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県議会自民党は、スマートフォンの「ながら運転」や「あおり運転」など危険な運転行為の厳罰化を政府などに求める意見書案を、11日の9月定例会本会議に提出する。10日の議会運営委員会(議運)で報告した。可決される見込み。
意見書案では、ながら運転やあおり運転について、「厳しく対処しなければならない」と強調し、政府や国会に対して厳罰化などを求める。交通ルールや運転マナーの向上に向けた対応の強化も要望する。
野党会派も賛成する方向で、本会議で可決される見込みとなった。
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20191010500383.html
(ブログ者コメント)
〇以下は、NHK映像の1コマ。
ここが事故現場だった模様。
〇「ながら運転」の厳罰化については、2019年9月14日6時0分に朝日新聞から、今年12月から厳罰化されるという下記趣旨の記事がネット配信されていた。
新潟県議会の動きが、これとリンクしているかどうかは不明。
車の運転中にスマートフォンや携帯電話などを使用する「ながら運転」の厳罰化が12月1日から実施される。
5月に成立した改正道路交通法の施行日などを定める政令が13日、閣議決定された。
罰則と反則金、違反点数がいずれも引き上げられる。
運転中のスマホの使用などは後を絶たず、それらを原因とする交通事故が増えている。
警察庁によると、昨年は2790件起き、うち死亡が42件、重傷が176件。
事故件数はその5年前から1・4倍に増えた。
今年上半期(1~6月)は1262件(昨年同期比17件減)で、うち死亡が14件、重傷が80件ある。
道交法は、運転中にスマホなどを手に持って通話したり、メールやネット通信、ゲームをしたりすることを禁止している。
カーナビやテレビをじっと見る行為も同じだ。
今回の改正で、ながら運転の罰則は今の5万円以下の罰金から、6カ月以下の懲役または10万円以下の罰金に引き上げられた。
比較的軽い違反を対象にした行政処分の反則金の額は、原付きが5千円から1万2千円に、二輪車が6千円から1万5千円に、普通車が6千円から1万8千円に、大型車が7千円から2万5千円に上がった。
ながら運転により事故を起こすなど「交通の危険を生じさせた」場合については反則金の対象から外し、全て刑事手続きにのせる。
また、違反点数は、使用などが今の1点から3点に、事故などを起こした場合が2点から6点に引き上げられた。
警察庁によると、スマホの使用などの違反の取り締まり件数は今年上半期、約38万4千件で、交通違反取り締まり全体の約13%を占めている。
ほとんどが反則金による処理で、反則金を納めないなどのため刑事事件として検察に送致したのが少数ある。
https://digital.asahi.com/articles/ASM9D5X1QM9DUTIL05Q.html?rm=398
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。