2019年4月25日10時42分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
自転車乗車中の事故で、ヘルメットをしていない場合の致死率は着用時の約2.5倍。
5月11日から始まる春の全国交通安全運動を前に、警察庁は25日、こんな調査結果を発表した。
2014~18年の5年間で、自転車乗車中に死亡したり重傷を負ったりした事故は4万6374件。
死亡者の6割は頭の傷が致命傷だったが、大半はヘルメットを着用していなかった。
また、学校に通う児童・生徒のうち、高校生のヘルメット着用率は特に低く、3~4%台。
高校生の死亡・重傷交通事故は4157件で、小学生と中学生のそれぞれ約2倍だった。
高校生の月別では5月が最多で、4月の352件から5月は480件と、128件増えている。
通行目的別にみると、登下校時が最多の2669件で約6割を占め、時間帯は午前7~8時台に集中していた。
道路交通法は、自転車に乗る13歳未満の子どもの保護者に対し、ヘルメットを子どもに着用させる努力義務を定めているが、条例で18歳未満や高齢者のヘルメット着用の努力義務を定めた自治体もあるという。
警察庁は「ヘルメットで命を守ったり、けがを防いだりできる」と訴えている。
出典
『ヘルメット未着用時の致死率2.5倍に 自転車事故』
https://www.asahi.com/articles/ASM4R6CT8M4RUTIL050.html
4月25日15時31分に読売新聞からは、同じニュース源ではあるが違うところにもスポットを当てた、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2014~18年の5年間に全国で起きた自転車が歩行者をはねた死亡・重傷事故で、自転車を運転していた1528人を警察庁が分析したところ、10代が最多の36%を占めたことがわかった。
スマホ操作やイヤホンで音楽を聴くなどの「ながら運転」による事故も相次いでおり、全国の警察本部は、5月11日から始まる「春の全国交通安全運動」で自転車の指導取り締まりを強化する。
警察庁によると、自転車対歩行者の事故で、自転車を運転していた1528人のうち、10代は555人。
高校生が301人で最も多く、中学生(132人)の約2.3倍だった。
高校生の事故の約4割は、登校時間帯の午前7~8時台に集中していた。
8割近くは安全運転義務違反や、一時不停止などの法令違反があったという。
イヤホンで音楽を聴いたり、スマホを操作したりする「ながら運転」による事故も相次いでいる。
昨年6月、茨城県で歩行者の男性が自転車にはねられて死亡した事故では、男子大学生がスマホを見ながらマウンテンバイクを運転していた。
一方、自転車乗車中に車にはねられるなどして死傷した高校生のヘルメット着用率は1割未満だったことも判明。
致死率は、ヘルメット着用時は0.20%だったのに対し、非着用時は約2.5倍の0.52%に達した。
警察庁は、交通安全運動でヘルメット着用も呼びかける方針。
出典
『歩行者はねた自転車運転、10代が最多36%』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190425-OYT1T50167/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。