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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20194251931分にABCニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

胴上げされて落下し、後遺症が残ったとして、徳島大学病院の研修医だった女性が病院などに損害賠償を求める訴えを起こした。

訴状によると、徳島大学病院に勤務していた歯科研修医の女性は、去年3月、送別会のあと、承諾していないのに医師らに胴上げをされて道路上に落下し、首や頭にけがをした。

 

現在も耳鳴りやPTSDなどの後遺症で働けず、日常生活にも支障があるという。

 

女性は、胴上げをしたり指示したりした医師ら8人と徳島大学に対し、慰謝料など約5265万円を求め、提訴した。

 

徳島大学は「状況を確認し、今後の対応を検討する」としている。

 

出典

送別会の胴上げで落下し後遺症 元研修医の女性が損害賠償請求 徳島

https://www.asahi.co.jp/webnews/pages/abc_1590.html

 

 

425110分に徳島新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

胴上げされて落下し、首の痛みや耳鳴りなどの後遺症が残ったとして、徳島大学病院(徳島市)の歯科研修医だった女性が、大学病院に勤務する歯科医ら8人と徳島大を相手取り、逸失利益や慰謝料など約5265万円の損害賠償を求める訴訟を徳島地裁に起こした。

 

訴状によると、女性は昨年3月29日夜、徳島市内の飲食店であった徳島大学病院の課の送別会に出席。

 

会の後、店の前で同じ職場の歯科医ら7人に胴上げされた際に頭から路面に落ち、頭や首にけがを負ったほか、心的外傷後ストレス障害(PTSD)も患った。

 

別の1人は送別会の主催者で、胴上げを指示した。

 

女性は研修医の任期を終え、昨年4月から民間の病院で歯科医として勤務する予定だった。

 

今も不眠や首の痛みに悩まされて働けず、日常生活にも支障を来していると主張。

「現場は、転落したら命の危険がある舗装路面だった。被告は医学的知識を有しており、胴上げを自重すべきだった。徳島大も職員の安全に配慮するよう指導監督する立場にあった」としている。

 

徳島大は「関係部署と対応を検討している」とコメントした。

 

出典

送別会の胴上げで落下し負傷 徳島大元研修医が元同僚や大学に賠償求め提訴

https://www.topics.or.jp/articles/-/193808

 

 

 

(2021年12月7日 修正1 ;追記)

2021126185分にNHK徳島からは、安全配慮義務を怠ったとして胴上げに参加した5人に対し110万円の支払い命令が出たなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

3年前、徳島大学病院の研修医が送別会で胴上げをされて落下し、頭を打撲するなどしたとして、胴上げをした准教授らに損害賠償を求めた裁判で、徳島地方裁判所は「安全性に配慮すべき注意義務を怠った」として、准教授ら5人に合わせておよそ110万円を支払うよう命じました。

徳島大学病院の研修医だった女性は、3年前の平成30年3月、送別会で胴上げをされて落下し、後頭部を打撲するなどしたとして、准教授など8人と徳島大学に対し、慰謝料など5200万円余りの損害賠償を求めていました。

6日の判決で、徳島地方裁判所の島戸真裁判長は、8人のうち胴上げに参加した5人について「飲酒状況や胴上げの人数、位置などを考えれば、バランスを崩し、地面に落下させるおそれを容易に予見することができ、事故を回避することができたにもかかわらず、送別会後の場の雰囲気に流され、漫然と原告を持ち上げて胴上げを行い、負傷させた」と指摘しました。

そのうえで、「安全性に配慮すべき注意義務を怠った」として、5人にあわせておよそ110万円を支払うよう命じました。

一方で、徳島大学については「送別会は大学の業務として開催されたものとは言えない」として請求を棄却しました。

判決について徳島大学は、「判決文が届いたばかりでこれから精査するところですので、現時点でのコメントは差し控えます」としています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20211206/8020013039.html

 

1261715分にYAHOOニュース(四国放送)からは、裁判長は5人に対し声をかけあって事故を避けることができたなどと指摘したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

判決で徳島地裁の島戸真裁判長は、「胴上げに実際に参加した5人は、胴上げをやめるか、声をかけあって事故を避けることができた」などとして5人に対し、休業補償や、打撲傷などによる慰謝料など110万円の支払いを命じる判決を言い渡しました。

大学の責任などについては認めませんでした。

判決について原告の女性は、「主張があまり認められず残念。大学側からの謝罪はなく、現在も首などの痛みで仕事に復帰できていない。控訴については弁護士と相談して決めたい」と話しました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6893f3dd554fa482bc4836e0341c45b48c6c6efd 

 

 

 

  

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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