2019年5月15日に掲載した第1報(2/2)がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報(2/2)は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9649/
(2019年5月21日 修正1 ;追記)
2019年5月14日7時0分に京都新聞からは、急ハンドルや急発進はなく前の右折車との間に一定の距離もあったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
直進の軽乗用車と衝突した右折車は、急発進などの運転はしていなかったことが13日、関係者への取材で分かった。
軽乗用車のドライブレコーダーに写っていたという。
警察は、さらに事故の状況と原因の分析を進める。
関係者によると、軽乗用車のドライブレコーダーは前方を写しており、衝突前から歩道奥で停車するまでの事故の一部始終が記録されていた。
事故をした乗用車は、ゆっくりと右折レーンから曲がり始めており、急発進や急ハンドルはなかった。
乗用車の前には別の車が右折していたが、一定の距離があり、連なるように右折したのではないという。
出典
『右折車、急発進や急ハンドルなし 直進車ドラレコ分析、大津』
https://this.kiji.is/500790405050418273?c=39546741839462401
5月17日23時12分に産経新聞westからは、右折車の運転手は考え事をしていた、時速10㎞で右折したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大津地検は17日、自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)の罪で、同市一里山の無職、S容疑者(女性、52歳)を起訴した。
起訴状によると、S被告は8日午前10時15分ごろ、大津市大萱(おおがや)の県道交差点を、考えごとをしていて安全確認をせずに時速約10kmで右折し、対向車と衝突。
歩道で信号待ちをしていた保育園児らの列に対向車が突っ込み、園児2人を死亡させたほか、14人にけがをさせたとしている。
出典
『大津事故「考え事をしていた」 右折車の女を起訴』
https://www.sankei.com/west/news/190517/wst1905170033-n1.html
(2019年10月19日 修正2 ;追記)
2019年10月18日19時32分に産経新聞から、公判中に起こしたストーカー行為でもS容疑者が起訴されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
知り合いの男性に連絡を取るように執拗(しつよう)に迫ったとして、大津地検は18日、ストーカー規制法違反などの罪で、大津市一里山の無職、S容疑者(53)を起訴した。
起訴状によると、S被告は8月27日、男性の携帯電話に「悪になる」「さらす」とのメッセージを送信して脅迫。
9月2日と同5日には男性の勤務先に電話をかけ、「こんなに好きやのに。苦しい。(男性の)写真は消さへんよ。2人で話したい」などと連絡をとるようにしつこく迫ったとしている。
S被告は5月、大津市の交差点で信号待ちをしていた保育園児らの列に車が突っ込み、16人が死傷した事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われ、大津地裁で公判中。
https://www.sankei.com/affairs/news/191018/afr1910180065-n1.html
※5月に事故を起こしたのに公判中の8月にストーカー行為?
調べてみると、あれだけの事故を起こした人間とは思えないような以下のような情報が見つかった。
(2019年10月1日19時54分 J-CASTニュース)
大津市内で保育園児2人が死亡するなどした事故で、原因となった右折車を運転していた無職の女(53)が地方公務員の男性(49)にストーカー行為をしたとして逮捕され、ネット上で驚きの声が上がっている。
公判中にも関わらずに事件を起こしていたからだ。
事故の被害弁護団からも、厳しい声が聞かれた。
【起訴事実認めた初公判、しかしそのときすでに... 】
「考えごとをしていた」。
女は2019年5月8日の事故当時、前をよく見ていなかったといい、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われた7月17日の大津地裁での初公判では、「間違いありません」と起訴事実を全面的に認めた。
女は、このときすでに保釈されていたが、滋賀県警の捜査第1課にJ-CASTニュースが10月1日に聞いたところなどによると、この初公判前の6月下旬には、滋賀県内在住の男性と出会い系サイトで知り合っていた。
しかし、直接会ったことがないまま、男性が「連絡を止めましょう」と女にLINE上で伝えると、女は8月27日、男性とのやり取りをネット上などに晒すと、複数回にわたって脅迫した疑いが持たれている。
また、9月2、5日には、男性が勤める役所に計10回以上も電話し、「2ちゃんねる(5ちゃんねる)に写真を上げたらどうするの?」などと男性に話して連絡を取ることを強要しようとしたとも見ている。
女は、9月30日にストーカー規制法違反などの疑いで逮捕され、県警の調べに「間違いない」と容疑を認めているという。
公判中に起こした事件だけに、ネット上では、大きな話題になっている。
「事故後にこういう事をするとは信じられません」「本当に反省してたのかな?と感じてしまう」「ご遺族の気持ちを考えるといたたまれない」と疑問や批判の声が次々に上がった。
【ヒラヒラの着いた服を着て、被害者側に頭下げず】
一方、「事故を起こして精神的に辛かったのかもしれない」「自暴自棄になってやってしまった?」といった憶測も出ていた。
事故の被害弁護団の広報をしている石川弁護士は10月1日、初公判のときの女の様子について、取材にこう話した。
「法廷に入って来たときは、検察官席近くにいる被害者の皆さんに頭を下げることなく、被告人席に歩いて行きました。会釈をするのが普通だと思っていましたが、見向きもしなかったですね。服は肩にレース状のヒラヒラが着いた白いブラウスを着ており、髪も内側にカールしておめかしした姿で、ちょっと感覚がおかしいのではないかと思いました。法廷を出るときも、被害者の方を見向きもしなかったので、呆気に取られましたね。被害者の皆さんからは、『反省の態度が見られない』との声が上がっていました」
初公判前には、女の代理人弁護士から「謝罪の手紙を送りたい」との連絡はあった。
拒否せずに受け取った被害者もいたが、「ありふれた反省の言葉が並んでいました。弁護士の指導を受けて、無難な内容になっていたのだと思います」。
女は、被害者の住所を知らなかったため謝罪などに来なかったというが、「顔も見たくない」という被害者がほとんどだそうだ。
女が初公判前に出会い系サイトを利用していたことを報道で知り、「聞いたときはびっくりしました」と石川弁護士は言う。
「精神的に辛いなどというのは、言い訳にはなりません。裁判官は、被告が反省と悔悟の日々を送っていると思っています。被告への心証が悪くなるのは、間違いないと思います」と話した。
2回目の公判は、10月8日に予定しているが、女が事件を起こしたことで証人尋問や被告人質問はなくなり、併合審理にするのかといった公判の進め方を確認することになるという。
https://www.j-cast.com/2019/10/01369031.html?p=all
(2019年11月11日 修正3 ;追記)
2019年11月8日14時46分にNHK滋賀からは、事故後の横展開対応状況に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
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県や大津市では補正予算を組み、一部ではガードレールや防護柵が設置されるなど整備が始まっています。
一方で、周辺の住民との調整が必要なうえ、工事をするには入札が必要なことなどからほとんどで整備が進んでいないということで安全対策の対応が終わるには時間がかかる見通しです。
【行政の対策は】
事故を受け、国は保育園や幼稚園などの周辺の道路の緊急点検を求め、9月末時点で国と県、それに市と町が管理する道路808か所で早急な安全対策が必要とされています。
このうち、県が管理する道路では、今年度中におよそ3億5000万円かけて、50か所で防護柵を、377か所で歩道と車道を区切るブロックの設置や横断歩道の補修が行われることになっています。
一方、大津市では、国道や県道、それに県警が管理する横断歩道などを除く697か所について、およそ9億円かけて、歩道にガードレールなどを新たに設置したり、小学校の通学路に歩道を整備したりする工事を行うことにしています。
工事は先月末までに24か所で始まり、今年度中にすべて完了する予定です。
このほか、市では、ことし7月に全国に先駆けて、市内4か所の保育園とこども園の周辺に「キッズゾーン」を設置しました。
「キッズゾーン」は、小学校の通学路に設けられている「スクールゾーン」のように、道路にペイントするなどして近くに保育施設があることをドライバーに知らせ注意を促そうというものです。
市では効果を検証しながら、市内の保育施設187か所の周辺でも設置を検討しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20191108/2060003777.html
(2020年2月19日 修正4 ;追記)
2020年2月17日18時53分に朝日新聞からは、被告に実刑判決という、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
裁判所は「安全確認という基本的なことを怠ったことで、幼い命や未来が突如、奪われた」と指摘し、禁錮4年6か月の実刑判決を言い渡しました。
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https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200217/k10012288851000.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。