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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20195141810分にNHK宮崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

霧島連山のひとつで宮崎県にある硫黄山の噴火以降、山から流れ出る川の水質が悪化している問題で、川のすべての水を石灰石と反応させる水質改善の実験が始まった。

この実験は、県と宮崎大学などが硫黄山に近いえびの高原で始めた。

山から流れ出る川のすべての水が、パイプで深さ1mの貯水槽に引き込まれ、敷き詰められたおよそ100トンの石灰石と反応してもとの川に戻る。

硫黄山のふもとの川では、去年4月の噴火から1年以上が経った現在でも、上流部で酸性度やヒ素の濃度などが基準を上回っていて、ことしもえびの市内のおよそ140haの田んぼで稲作ができない見通しだ。

ただ、県が去年9月から川の一部の水と石灰石を反応させる実験を行ったところ、酸性度やヒ素の濃度などを下げる一定の効果が確認されているという。

貯水槽付近でどれくらいまで酸性度などを下げれば、ふもとの稲作のための取水地点で基準を下回るのかわかっていないということだが、すべての水を反応させる今回の実験では、石灰石の量などを調整しながら、より効率的な方法を調べることにしている。

そして県などは、ことし10月ごろまで実験を行い、その後、実用化の段階に進みたいとしている。

宮崎県環境管理課の冨山課長は、「なるべく早く、安定的に農業用水として使えるレベルまで水質が改善できるよう取り組みたい」と話している。

 

出典

水を石灰石と反応させる実験開始

https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20190514/5060003241.html

 

 

517168分に西日本新聞からも、より詳しい同趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。

 

宮崎県えびの市の霧島連山・硫黄山(1317m)が昨年4月に250年ぶりに噴火し、硫黄山周辺の赤子川、下流域の長江川、川内川が白濁するなど水質が悪化した問題で、県は赤子川上流の水全量を、石灰石を敷き詰めた浄化用仮設水路に引き込み、水質改善の実証試験を始めた。

 

9月末まで実施し、下流域の酸性度やヒ素濃度など水質の改善状況を検証する。

 

14日に始めたのは、赤子川上流の沢の水を迂回させ、約100トンの石灰石を敷いた幅4m、長さ約18m、深さ約1mの水路を通して中和させる実験。

 

水素イオン指数(pH、数値が低いほど酸性)や、ヒ素やホウ素など重金属の濃度を下げる効果が期待でき、水は中和後、沈殿池を経由して沢に戻される。

 

県と宮崎大は、昨年9月から一部の水を利用した実験を行っており、酸性度やヒ素濃度の改善効果を確認したことから、今回の全量実験に踏み切った。

 

実験初日の計測では、仮設水路入り口でpH値1.8の強い酸性の水が、中和後の出口では同4.2の弱酸性となった。

 

環境基準は6.5~8.5だが、県は、水量が増える下流でさらに数値が改善されるとみている。

 

硫黄山があるえびの高原は日本有数の多雨地帯で、水量は季節によって変化する。

 

実験に協力している宮崎大国際連携センター伊藤健一准教授(地盤環境工学)は、「営農期や台風の時期なども中和の効果が持続することを期待している」と話した。

 

宮崎、鹿児島両県では、長江川や川内川などで環境基準を大きく上回る数値が検出され、昨季は約1100戸の農家が米作りを断念。

 

水質の改善は進んではいるが、一部では今も農業用水が利用できず、今季も両県で約500戸が米を作らない見通しとなっている。

 

出典

上流の水全て石灰石で中和 硫黄山噴火 水質改善へ県と宮崎大実証実験 [宮崎県]

https://www.nishinippon.co.jp/nnp/miyazaki/article/510882/ 

 

 

 

(2019年6月1日 修正1 ;追記)

 

20195301738分にNHK宮崎から、水質が大幅に改善されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

霧島連山のひとつで宮崎県にある硫黄山が去年噴火してから、ふもとの川の水質が悪化している問題で、火口にほど近い最上流部で、水質が大きく改善したことが県の調査でわかった。


今月始まった水質改善の実験の効果とみられ、順調に進めば、来年の農業用水としての利用に向け、弾みとなりそうだ。

この問題で宮崎県は、えびの市を流れる長江川と川内川の合わせて8か所で毎週、水質を検査し、今月22日に行った結果を30日公表した。

それによると、最も上流の「えびの橋」では、酸性度などが環境基準を依然として上回っているものの、大きく改善したほか、ヒ素の濃度が先週に続き、今週も基準内におさまった。

また、上流から2番目の地点では、川の水がやや強い酸性を示したが、3番目の「長江橋」より下流では、すべての項目で基準内だった。

これについて県は、硫黄山に近いえびの高原で今月14日、川のすべての水を石灰石と反応させる水質改善の実験を始めた効果と見ている。

えびの市内では、今シーズン、およそ140haの田んぼで稲作ができない見通しだが、今後、水質が順調に改善し、その状態が続けば、来年の農業用水としての利用に向け、弾みとなりそうだ。

県は、「今後、梅雨の時期でも効果が続くかなどを確認しながら、川の水を安心して使える水準に改善させたい」としている。

 

出典

硫黄山麓の川 水質が大幅改善

https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20190530/5060003380.html

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
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