2019年5月14日6時0分に西日本新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日田市でフォークリフトによる死亡事故が続いている。
今年に入り、既に2件発生。
日田・玖珠地域で続いていた「死亡労働災害ゼロ」は817日で途絶えた。
日田労基署は深刻に受け止め、事故防止対策を強化する方針だ。
日田市では2月、木材市場で50代の女性が、同僚男性が運転するフォークリフトの下敷きになり死亡した。
その約1カ月後には同市天瀬町の製材所でも、フォークリフトにはねられた60代男性が亡くなった。
日田労基署などが事務局となっている「県西部地域林材業労働安全対策連絡協議会」は、2件の死亡事故を受け、4月に林業や製材業の企業を対象にしたフォークリフトの安全対策研修会を緊急開催。
50社以上が参加した。
林材業が盛んな日田・玖珠地域では、フォークリフトによる作業は不可欠。
協議会は本年度、林業現場や製材所などでの安全パトロールの回数を例年の3倍の12回に増やす。
日田労基署の田中署長は、「事故は一度生じると立て続けに起こる傾向がある。事故防止に向け、早急に対応したい」と話した。
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【全国でも多発、無資格運転など背景に】
厚労省によると、全国では毎年、フォークリフトが絡む事故で約30人が亡くなっている。
なぜ事故は起きるのか。
同省所管の特別民間法人「陸上貨物運送事業労働災害防止協会」(東京都)の安全管理士、堀野さん(65)は、原因を「無資格者による運転や、自己流での利用が背景にある」と指摘する。
フォークリフトを運転する場合、積載重量によって「フォークリフト運転技能講習」や「特別教育」の受講が必要。
今回の事故では、運転していたのはいずれも有資格者だったが、受講せず適切な教育を受けていない人が運転していることが現場では多々あるという。
また資格更新が不要なため、長く運転していると自己流になりやすいことや、高所作業をする際に荷物を持ち上げるツメに人を載せるなど、本来の使用方法以外のやり方で使っている現場があることも要因として挙げている。
堀野さんは、「働き手とフォークリフトが混在する作業場がほとんど。運転手だけでなく、周りの人も安全意識を高める必要がある」と警鐘を鳴らしている。
出典
『フォークリフト死亡事故続発 日田市で今年2件 労基署が対策強化 [大分県]』
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/oita/article/509831/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。