2021年9月27日15時22分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
横断歩道での交通事故を防ごうと、警視庁や国土交通省は、車の減速を促すために横断歩道の路面に凸状の傾斜をつける「ハンプ」を設置する取り組みを進めている。
歩道が少し高くなり、車側から歩行者を見やすくする効果も見込まれるという。
国交省と各自治体は今夏、二十余の都道府県でハンプを設置。
設置前後の交通状況を定点カメラで比べ、効果を検証したうえで、全国への拡大を目指している。
東京都内では、港区芝浦4丁目の児童が多く通る通学路に、可搬型のハンプが設置された。
警視庁交通規制課などによると、ハンプは強化ゴム性で長さ8メートル、高さ10センチほど。
路面と横断歩道に高低差をつけることで、
▽歩行者と車、相互がよく見えるようになる
▽スピードの出し過ぎを抑止する
▽横断者がいた際の車の一時停止を促進する
などの効果が期待されるという。
24日昼過ぎには、三田署員がハンプが設置された道路を利用するドライバーにチラシを配布し、スピードを出しすぎないように注意を呼びかけた。
この場所は学校や保育施設が近くにあり、「キッズゾーン」になっている。
署によると、散歩する親子連れや通学する児童が多い半面、信号を避ける抜け道にもなっていて、速度を落とさずに走る車も少なくないという。
日本自動車連盟(JAF)が昨年、全国で信号機のない横断歩道の一部を抽出し、通行した車9434台を対象に行った調査では、渡ろうとする歩行者がいた際に一時停止した車両は21・3%に過ぎなかった。
都道府県別でみると、東京は6・6%にとどまり、最も悪い宮城(5・7%)に次いで2番目の低さだった。
https://www.asahi.com/articles/ASP9V6S01P9SUTIL020.html
(2022年2月22日 修正1 ;追記)
2022年2月21日11時3分にNHK信州からは、長野県千曲市でも導入される、名前は「スムーズ横断歩道」という下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
千曲市は、道路に傾斜をつけた「スムーズ横断歩道」と呼ばれる横断歩道を、県内で初めて正式に導入する方針を固めました。
「スムーズ横断歩道」は、道路におよそ10センチの傾斜をつけ、ドライバーに減速や一時停止を促す効果が期待されるものです。
県内では、千曲市で去年10月から11月にかけて試験的に設置され、安全な速度の目安となる30キロに満たない速度で走行した車の割合が、設置していない場合と比べて増えたことが確認されています。
これを受けて千曲市は、「スムーズ横断歩道」を正式に導入する方針を固め、そのための設置費用、およそ400万円を盛り込んだ来年度の予算案を市議会に提出することにしています。
市は市議会で可決されたあと、ことし4月にも住民説明会を行った上で、導入を進めていくことにしています。
スムーズ横断歩道は、岐阜県各務原市や京都府舞鶴市などの市道ですでに導入されています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20220221/1010021675.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。