2023年2月9日18時31分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5年前の平成30年3月、大阪・枚方市の淀川の河川敷にある新名神高速道路の建設現場で足場が崩れ、32歳の作業員の男性が川に転落して死亡しました。
警察によりますと、当時、現場では橋をかけるための工事が行われていましたが、工事の進め方を当初の予定とは異なる方式に変更したところ、足場が崩れたということです。
こうした変更が生じた場合、受注企業は、資材の強度を計算したり、実績のある工事方法と同等の安全性が担保できるか確認したりする注意義務がありましたが、元請けで東京に本社がある「三井住友建設」の現場担当者らは、それを怠っていたということです。
このため警察は、当時の現場所長と副所長、それに、作業責任者の3人の男性社員を、いずれも業務上過失致死の疑いで書類送検しました。
「三井住友建設」は、「ご遺族の方には改めてお悔やみ申しあげます。事故の再発防止に努めていきます」としています。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20230209/2000070931.html
2月9日20時28分に毎日新聞からは、仮桟橋の工事中だった、現場所長は工事の実質的な管理は部下に任せていたなどと供述しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故は18年3月15日午後4時15分ごろ、淀川をまたぐ高速道路を建設中、重機や資材を運ぶための「仮桟橋」で起きた。
鉄骨の重みで足場が崩れ、下請けの建設会社「K」の社員、山下さん(当時32歳)=高知市=が川に転落して溺死した。
府警によると、仮桟橋の施工方法が変更されたのに、構造計算や変更計画書が作られておらず、現場責任者だった3人が安全性を確かめる注意義務を怠ったと判断した。
最高責任者だった社員(65)は「工事の実質的な管理は部下に任せており、施工は進んでいたので問題ないと判断していた」と供述しているという。
https://mainichi.jp/articles/20230209/k00/00m/040/349000c
2月9日18時30分にYAHOOニュース(読売テレビ)からは、川の上での作業に舟が使えなくなったため足場を設置、それが重さに耐えきれず崩れた、元請けは計画変更は軽微なものゆえ安全確保は下請けが行うものと思っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2018年3月、枚方市の新名神高速道路の建設現場で足場が崩れ、作業をしていた山下さん(当時32)が川に転落し、死亡しました。
その後の警察の捜査で、川の上の作業で船が使用できなくなったため、重さ約4.5トンの資材を足場として設置したところ、支える部分が重さに耐えきれず、足場が崩れたことが分かりました。
警察は、工事計画を変更する際に、必要な安全確認を怠ったとして、工事の元請けである三井住友建設の社員で、当時の現場所長ら3人を業務上過失致死の疑いで書類送検しました。
3人は、調べに対し「現場任せにしていた。変更は軽微なもので、安全の確保は下請け会社が行うものと思った」などと話しているといいます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5ad651e10445d505b6046d306c304a6913940f5a
2月9日17時30分にYAHOOニュース(mBS NEWS)からは、発注元の了承を得ずに当初と違う工程で作業を続けていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によりますと、足場は重量がかかり過ぎたために崩れたとみられていて、現場所長らは発注元の了承を得ずに当初とは違う工程で作業を続けていたということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a642f5454356dee45b09c8c100e2e573cbaaf087
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。