2020年5月3日11時0分に伊勢新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
三重県職員互助会は1日、県庁内にある県職員診療所で保管していた県職員らの歯科カルテを紛失したと発表した。
廃棄物処理会社が誤って回収し、裁断した。
裁断されたカルテの特定を進めている。
互助会によると、廃棄物処理会社が先月24日、診療所内の部屋にあったカルテの入った箱を誤って回収した。
廃棄物の回収に立ち会った互助会の職員は、電話応対のため、一時的に不在だったという。
県健康管理事業センターの職員が同日、津市鳥居町の交差点でカルテの一枚が落ちているのを見つけ、30日に互助会に連絡して紛失が発覚した。
カルテを運搬したトラックから飛散したとみられる。
廃棄物処理会社は回収したカルテを全て裁断した。
処分されたカルテには、受診者の氏名や診療記録などが記載されていた。
保存期間は過ぎていたが、歯科医の意向で保存していたという。
廃棄物処理会社がトラックの運搬経路を確認するなどし、他に飛散したカルテがないかを調べている。
互助会は「今後は必要な物と廃棄物が混在しないよう保管し、職員の立ち会いも徹底する」としている。
https://www.47news.jp/localnews/4778593.html
5月3日付で毎日新聞三重版からは、廃棄する機材の近くにカルテ箱が置かれていたなど、同趣旨の記事がネット配信されていた。
同互助会によると、4月24日昼ごろ、津市鳥居町の交差点にカルテ1枚が落ちているのを県健康管理事業センター職員が見つけ、発覚した。
カルテは廃棄処分する機材の近くにあったために、処分業者が誤って回収。
処分業者は運搬する際に飛散防止用シートをかけていなかった。
カルテには受診者の氏名や生年月日、性別、診療記録などが記載されていたが、回収したカルテは処分済みで、紛失したカルテの枚数などの特定はできていない。
同診療所は、県職員の他、警察官や公立学校の教員なども受診できる。
同互助会は、「個人情報が流出したことは大変遺憾。診療所内の管理が不徹底だったため起きたことで、今後はカルテの取り扱いに十分留意したい」と話した。
https://mainichi.jp/articles/20200503/ddl/k24/040/048000c
(ブログ者コメント)
〇原因は、廃棄する機材の仕分け不十分だと思われる。
どのような機材を廃棄したか不明だが、廃棄対象物には個別表示しておくとか、区分されたエリアにまとめて置いておくなどの対策をとっておくべきだった。
〇それにしても、よくもまあ、落ちているカルテを、たまたま別部署の職員が、それも健康管理に関する部署の職員が見つけたものだ。
これもまた、一種の「意味ある偶然の一致」かもしれない。
〇一方、ややもすると、ちょっとおかしいな・・・とは感じつつも、そのまま放置する・・・ということもありがちだ。
仮に今回、健康管理に関係のない部署の職員が見つけていたとしたら、その職員、互助会に連絡していただろうか?
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。