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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20191271117分にNHK山梨から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

JA南アルプス市が果物の盗難を防ぐために去年、新たな器械を導入した結果、器械を設置した畑では盗難の被害がなかったことが分かった。

この「ほ場遠隔見守りシステム」は、JA南アルプス市の依頼で大手電機メーカーが開発した。


熱の変化を感知する遠赤外線のセンサーで畑の中を360°監視し、侵入者を感知するとサイレンと赤色灯で威嚇したうえで、登録している農家にメールで知らせ続ける。


JA南アルプス市がこの器械を30台購入して、リース方式で農家に貸し出したところ、器械を設置した畑では、特産のさくらんぼのほか、すももやぶどうの盗難被害はなかったという。


また、器械を設置しなかった畑を含めた全体でも、盗難の被害は、さくらんぼが前の年の35件から去年は6件と、およそ80%減ったのをはじめ、ぶどうはおよそ70%減り、すももの被害はほとんどなかったということで、JAは、この器械の導入が広く知られたことによる抑止効果があったのではないかとしている。


JA南アルプス市は、「去年設置しなかった農家にも器械の普及を進め、被害をさらに減らしていきたい」としている。

 

出典

新器械設置の畑は果物盗被害ゼロ

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20190127/1040005431.html 

 

 

※システム設置当時の報道は下記参照。

 

201841276分 産経新聞)

 

果実の収穫期を狙った盗難を防止するシステムを、富士通アイ・ネットワークシステムズ(南アルプス市有野)が開発した。

 

地元のJA南アルプス市が30台を購入し、農家への貸し出しを始めた。

同JAは、有効な防犯対策として期待を寄せている。

 

システムは、水平方向と下向き方向を感知する2つのセンサーを搭載。

半径15m内の警戒エリアに不審者が侵入すると、即時に赤色の警告灯が点滅して警報が鳴り始める。

 

不審者が警戒エリアでの動きを止めない限り、警告灯の点滅と警報が続く。

警報音は最大で犬の鳴き声に相当する90デシベルになる。

警戒対象は不審者なので、背の低い小動物は感知しないという。

 

通報メールは無線で同JAの基地局に送られ、インターネット経由で農家のスマートフォンやパソコンに届く仕組みだ。

 

出典

果実盗難防止へ警告灯が点滅 JA南ア市が30台購入、農家に貸し出し

https://www.sankei.com/region/news/180412/rgn1804120016-n1.html 

 

 

また、平成30524日付でJA南アルプス市のHPに、当該システムを設置した旨、設置状況の写真付きで掲載されていた。

 

JA南アルプス市は5月24日、人感センサーなどを備えた「果樹盗難抑止システム」をサクランボの果樹園への設置運用を開始しました。

 

このシステムは不審者が果樹園へ侵入すると赤外線センサーで360度を感知し、サイレンや赤色灯で警告、同時に園主へメールが届く仕組み。

 

JAの依頼で富士通などが3年前から開発に取り組み、JAが管轄する南アルプス市内全域で導入、一定のエリアでの盗難被害対策は全国初の試みとなります。

 

本格導入となったこの日、同市今諏訪地区塚原さん(70)のサクランボ園では、同JA職員と富士通関係者など5名がセンサーを運びこみ園の中心部に設置しました。

 

塚原さんの園では毎年のように盗難被害にあっているといい「1年かけて育てたサクランボをいよいよ収穫という時に盗られるのは残念でならない。センサーを地域一帯に置くことで、盗もうという気持ちの抑止力になってほしい」と期待を込めました。

 

センサーは移動や設置が容易なため、JAでは希望する農家に月額1万5千円(税込)のリース契約で貸し出しを行っていて、農家は収穫期間のみ同システムを利用することが出来ます。

 

JAでは25日までの2日間で予約の入っている22台のセンサーを設置する予定で、今後も収穫期を迎えた果樹園に随時設置して行きます。

 

JA管内ではサクランボの盗難が問題になっており、南アルプス警察署によると、昨季は管内で2件の被害を確認。

ただし農繁期のため被害届を提出しない農家も多く、当JA営農指導部によると、毎年60件ほどの被害があるとみています。

 

このほかスモモの「貴陽」、ブドウの「シャインマスカット」などでも被害があるといい、高級果樹の栽培が盛んな同市で同システムが盗難の抑止力となるよう期待がかかります。

 

当JA小池組合長は「盗難防止システムの導入により、農家が丹精込めて育てたサクランボの盗難を防ぎたい。」と意気込みました。

 

出典

サクランボの盗難を防げ・果樹盗難抑止システム運用開始

https://www.ja-minami-alps-city.or.jp/wp/topics/9108/ 

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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