







(ブログ者コメント)
地下5mでのスプレー吹き付け作業ゆえ酸欠かな?と思っていたが、疾患の可能性が出てきた由。
作業開始前の体調チェックでは問題なかったのだろうか?
以下は元記事
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2025年3月5日22時34分にYAHOOニュース(mBSニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪府茨木市の集合住宅で、エレベーター内での防水工事中に作業員1人が「ピット」内で倒れているのが見つかり、死亡が確認されました。警察は男性が倒れていた状況について調べています。
5日午後2時前、「男性の工事作業員がエレベーターの防水作業中に突然倒れた。地下5m付近のため、すぐに助けることができない」と消防から警察に通報がありました。
警察によりますと、エレベーターが上下する空間の底にあたる「ピット」と呼ばれる場所で、大阪府豊中市の男性作業員(59)が倒れているのが見つかったということです。
男性作業員は病院へ搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。
現場では5日から2日間にわたり、エレベーターの防水工事が行われていて、男性作業員はエレベーターピット内で油汚れを取るスプレーを吹き付ける作業をしていたということです。
その後、別の作業員が倒れている男性作業員を発見しました。
警察は男性作業員が倒れていた状況や亡くなった原因などについて調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0aad601e47140be3758a4c69185a57e6fedaa3c
3月6日1時47分に朝日新聞からは、死亡した作業員はガスマスクを着用していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
茨木署によると、この男性を含む作業員3人は5日午前から2日間の工程で、エレベーターの防水工事をしていた。
ガスマスクを着け、油汚れを取るスプレーを吹き付ける作業をしていたが、昼休憩後、同僚がピット内で倒れている男性を発見した。
https://www.asahi.com/articles/AST355H82T35PEFT00SM.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n
3月6日9時50分に産経新聞からは、疾患で死亡した可能性があるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪府警茨木署によると、亡くなったのは同府豊中市の自営業、芹口さん(59)。
エレベーターのかごの下にある空間で倒れているのを別の作業員が発見し、搬送先の病院で死亡が確認された。
目立った外傷はなく、署が疾患で死亡した可能性があるとみて調べる。
1人で防水工事をしていた。
https://www.sankei.com/article/20250306-32VHAZ2ERVJV7AO25P3NCU5CPI/
2025年3月3日16時58分にYAHOOニュース(FNNプライムオンライン)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神戸市・三ノ宮駅近く、商業ビルで発生したエレベーター事故。
「エレベーターの地下1階に人が倒れている」
通報があったのは、2月27日の午前4時頃。
カラオケ店の従業員が、利用者が乗る「かご」がない状態でエレベーターの扉が開いているのを発見。
その後、作業員が確認をしたところ、「ピット」と呼ばれる地下1階部分に、男性があお向けで倒れているのを見つけたといいます。
■地下1階で発見…一体何が?
男性は芦屋市に住む医師の田中さん(31)。
搬送先の病院で死亡が確認されました。
捜査関係者によると、田中さんは知人とカラオケ店の4階の部屋を利用していて、1人で部屋を出た後、行方が分からなくなっていたということです。
警察は、田中さんが4階から地下1階まで誤って転落した可能性があるとみて、業務上過失致死の疑いも視野に調べています。
事故が起きたエレベーターは1977年に設置。
2024年6月の年1回の法定点検と2024年12月に行われた3カ月に一回の定期点検では、異常はなかったということです。
ビルは地下1階から地上8階建てで、エレベーターは2階から8階を移動。
1階と地下1階からは、一般の人が出入りすることはできません。
点検の際、かごはビルの2階部分に停止していたといいますが、田中さんが見つかったのは地下1階でした。
一体、何が起きたのでしょうか?
また、今回のような事故は、私たちが普段使うエレベーターでも起きる可能性はあるのでしょうか?
エレベーターの仕組みや保守点検に詳しい、日本エレベータ保守協会理事の田中氏に解説していただきました。
■エレベーター 扉やかごの仕組みは?
倉田アナウンサー:
「かごが停止していたのは2階で、男性が倒れていたのは地下1階ということですが…どんなことが考えられますか? 」
田中氏:
「エレベーターが4階に到着したときに何らかの不具合が発生して、エレベーターのかごだけが上昇するということで、乗り場の扉が開いた状態で空洞になったのではないかというふうに考えられます。
突然扉が開いた状態で、かごもないので落下するというような危険な状況が起こったのではないかと思われます。
倉田アナウンサー:
「そもそも、エレベーターの扉の開閉はどのように行われるものなのでしょうか? 」
田中氏:
「エレベーターの扉自体は、各階の乗り場の扉とかごの扉という形に分けられます。
各階の扉自体は、実は動力がないので、かごが到着してかごの扉が開くと同時に、乗り場の扉が連動して開いていくということです。
ですので、今回、4階で乗り場の扉が開いていたということは、我々にとっても理解しにくいような状態になっております。
今回のような事故を防ぐため、『戸開走行保護装置』というものがあります。
エレベーターのドアが開いたままかごが動いてしまった場合、そのことを検知してロープを挟み込むことによって、かごを緊急停止させる装置です。
この装置のきっかけは、2006年に起きた、突然上昇したエレベーターのかごの床と天井に挟まれ高校生が死亡した事故。
2009年9月28日から設置が義務づけられていますが、これ以前のエレベーターには設置義務はありません。
今回のエレベーターにはついていたのかどうか取材したところ、「捜査中のため回答を控える」ということでした。」
倉田アナウンサー:
『戸開走行保護装置』の設置率(2023年度時点)は全国で37%となっています。
専門家の方から見てもなかなか進んでいない状況なのでしょうか?」
田中氏:
「やはり現場の方では費用もかかりますし、エレベーターを停止して工事をしていくこともありますので、なかなか『戸開走行保護装置』が広まるということは難しい状況にはあります。」
■利用者が身を守るためには?
田中氏:
「全国の6割近いエレベーターに『戸開走行保護装置』が設置されていない現状を考えると、エレベーターが到着した際に必ず、かごがあって扉がしっかり開いたということを確認していただくということが、ものすごく大事だと思います。
『戸開走行保護装置』が設置されているものには、エレベーターのかごの中に『戸開き走行防止』のマークが絶対に貼られているので、そちらも確認してください。
ジャーナリスト 風間氏:
「個人的に思うのは、1万回に1回あるかないかみたいなことに日常的に備えるというのは、非常に厳しいんですよ。
いつもエレベーターに乗るたびにマークを確認したり、かごがあるかないか確認したりする作業は、事実上不可能。
僕が思うのは、必ず誰かが降りてくるっていう前提でいるんです。
そうすると、エレベーターが止まって扉が開いた、で、一呼吸待つ。
それが日常化していれば、意外と、かごがないということの発見に結びついても、おかしくないんじゃないかなと思います。」
田中氏:
「そうですね、エレベーターが到着して、扉が完全に開ききるというような、一呼吸置いて確認をして乗るということが大事だと思います。
開き途中、閉じる途中に駆け込んでエレベーターに乗るということは、今回のようなことではなくても、ケガや事故につながるという恐れがありますし、扉が勝手に開くという構造ではありませんので、到着してかごがないということはあり得ることではないのですが、扉が開いていたという状況を見たということであったり、何らかの不具合がある際には所有者や管理者にご連絡いただいて、不具合の状態を正常に戻すということが、第一の問題ではないかなと思います。」
【画像】エレベーター事故はなぜ起きた?考えられる当時の状況はこちら
(「めざまし8」3月3日放送より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/6155dc365d3dcfa946f55cf27134a8afc068709b
2月28日22時38分にYAHOOニュース(mBSニュース)からは、死因は血気胸だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によりますと、司法解剖の結果、田中さんの死因は、背中を強く打ち肺の中に血液がたまったことによる「血気胸」だということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b9abf3e0d4bf2f4252350601ab2653c8b6621894
2025年2月10日10時35分にテレビ新広島から、下記趣旨の記事が当該駐車場の外観写真付きでネット配信されていた。
9日午後6時半ごろ、福山市元町の立体駐車場で、「男性の意識がない、立体駐車場内の作業員中に一時的に挟まれた」などと消防に通報がありました。
福山市の会社役員・山本さん(51)が、車を乗せる台を上下に動かすおもりと地面の間に体を挟まれて市内の病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。
死因は胸を圧迫されたことによる窒息死でした。
警察によりますと、立体駐車場の車を乗せる台に不具合が生じ、山本さんは別の作業員と2人で、点検作業を行っていたということです。
https://www.tss-tv.co.jp/tssnews/000027525.html
2月10日16時23に山陽新聞からは、パレットが動かなくなったため昇降機の内部に入って点検していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福山東署によると、山本さんは駐車場のメンテナンスを担当。
事故の直前にパレットが動かなくなる不具合があり、昇降機の内部に入って点検していたという。
原因を調べている。
https://www.sanyonews.jp/article/1678060
2月10日11時8分にYAHOOニュース(中国放送)からは、おもりが動いて落下したらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
タワー式立体駐車場で作業員2人で点検作業をしていたところ、設備内で作業していた1人が、車を乗せるパレットを上げ下げさせるためのおもりと、地面とのあいだにはさまれたということです。
警察は、何らかの原因でおもりが動いて落下したとみて、事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a52d6d168cbc6f28d3e05fdbe53c4a447be3f3ce
(ブログ者コメント)
作業中は地下に降りない設定にしていたと報じられている件、それは床板を張り替えていたカゴだろうか?それとも隣のカゴ?あるいは両方?
調べた範囲では、その点に触れた報道は見つからなかった。
以下は元記事。
2025年1月30日19時14分にYAHOOニュース(熊本放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
慌ただしくビルに出入りする消防隊員と警察官。
1月30日午前11時半ごろ、熊本市中央区下通の雑居ビルで、エレベーターの改修工事をしていた20代の男性作業員が、カゴの底の部分と金属の梁に挟まれました。
男性作業員は直後に同僚に助け出され、病院に運ばれた際には、意識があったということです。
警察によりますと、当時雑居ビルでは作業員3人がエレベーターのカゴの床や壁を張り替える工事をしていました。
男性作業員は2基あるエレベーターのうち一つのカゴの下で作業していたところ、1階部分に止まっていたもう一つのカゴが何らかの理由で下がり、挟まれたとみられています。
警察は他の作業員に当時の状況を確認するとともに、エレベーターのシステム会社などに話を聞き、事故の原因を調べることにしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e9a0b3e583493293cb1403ea027475a966f4681
1月30日19時14分にYAHOOニュース(熊本放送)からは、地下1階の梁の上で作業していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午前11時30分頃「作業員がエレベーターに挟まれた」と消防に通報がありました。
警察によりますと、挟まれたのは福岡県宗像市の会社員男性(20代)で、エレベーターの下に入って地下1階部分の梁の上で作業中、何らかの理由で1階から降りてきたエレベーターの籠と梁の間に挟まれたとみられます。
搬送時に意識はあったものの、左胸を圧迫され窒息状態が続いていたため、警察は、男性が脳にダメージを受けた可能性もあるとしています。
改修作業には3人であたっていたものの、エレベーターの下にいたのは1人だけだったということで、警察が詳しい事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ccaa4e6c949cba7b3453b2387f2fdfaca9525ab9
1月30日19時23分にYAHOOニュース(熊本朝日放送)からは、床板を張り替えていた、作業中はエレベーターが地下に降りてこない設定になっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると30日午前11時半ごろ、福岡県宗像市の20代の男性作業員が地下1階でエレベーターと床の間に入り、エレベーターの床板を張り替える作業をしていたところ、降りてきた隣のエレベーターと床の間に挟まれたということです。
別の作業員が気づき、消防に通報して、意識がある状態で病院に搬送されました。
左胸を圧迫されるなどして重傷です。
警察が業者に確認したところ、作業をしていた時間は、エレベーターが地下に降りてこない設定になっているということで、隣のエレベーターが降りた原因などを調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba8783436c26c4df71cc08d1192a87c5e309890d
2024年9月11日0時12分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前11時ごろ、北九州市小倉南区下曽根新町の商業施設「サニーサイドモール小倉」のエスカレーターで90代女性が転倒し、後頭部にけがを負った。
施設を管理するJR九州ビルマネジメントによると、エスカレーターの踏み段(ステップ)部分は動いていたが、左側の手すり部分が不具合で止まっていたため、手すりを握っていた女性がバランスを崩した。
女性は病院に搬送されたが、命に別条はないという。
同社によると、不具合があったのは1階から2階に向かう上りエスカレーターで、1994年の製造。
8月23日に行われた月に1度の定期点検では、異常は確認されなかったという。
https://www.asahi.com/articles/ASS9B51JRS9BTIPE01LM.html
2024年6月13日2時4分に読売新聞から下記趣旨の記事が、エスカレーターを降りていた時のイメージ図付きでネット配信されていた。
12日午前10時20分頃、東京都西東京市東伏見のスーパー「O東伏見店」で、買い物客の80歳代女性が下りエスカレーターで転倒し、左側の手すりと床の間に首を挟まれた。
女性は搬送先の病院で約1時間後に死亡が確認された。
女性は歩行を助けるシルバーカー(手押し車)を使っていたといい、警視庁が詳しい状況を調べている。
警視庁幹部によると、事故があったのは店舗1階と地下1階を結ぶエスカレーター。
女性はシルバーカーを1段下のステップに置いて乗っていて、地下1階で降りようとした際に転び、動いていた手すりと床の間に首を挟まれたという。
警視庁はシルバーカーの車輪が降り口で引っかかり、女性が転倒した可能性があるとみている。
エスカレーターの事故は過去にも相次いでおり、今年3月にはJR水戸駅(水戸市)の上りエスカレーターで、70歳代男性が上着を手すり部分の吸い込み口に巻き込まれ、胸が締め付けられて死亡した。
日本エレベーター協会(東京)によると、エスカレーターの事故は2018~19年に全国で1550件起きている。
このうち転倒事故は963件で、靴や服などを挟まれる事故は448件だった。
同協会の担当者は、「ステップの上では歩いたり走ったりせず、ベビーカーやカートなども乗せずに利用してほしい」と呼びかけている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240613-OYT1T50028/
6月12日20時9分にYAHOOニュース(FNN PRIME)からは、持っていたのはショッピングカート、エスカレーターは自動停止しなかった、搬送時は意識不明状態だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京・西東京市のスーパーで12日午前、手押しカート(ショッピングカート)を持った80代の女性客がエスカレーターの手すりに首を挟まれ死亡する事故が起きた。
このとき、エスカレーターは自動停止しなかったという。
専門家は、非常停止ボタンがあっても、事故に巻き込まれた当人はパニックになり対処は難しいと話す。
【画像】「エスカレーターは異常事態発生で自動で止まる」が今回は何故止まらなかったのか 専門家の意見を見る
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女性は意識不明の状態で緊急搬送されたが、その後、死亡が確認されたという。
警視庁は、降りる直前に何らかの原因で転倒したとみている。
これまでに、なぜ首が挟まってしまったのかはわかっていない。
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(「イット!」 6月12日放送より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc37bc5605a68ad3b71c1f100f182b50e4fe9620
6月12日20時44分に東京新聞からは、自動停止装置が付いていたかどうかは不明など、下記趣旨の記事が倒れていた状態のイメージ図付きでネット配信されていた。
警視庁田無署によると、女性は1階から私物の手押し車を載せて下りのエスカレーターに乗り、売り場のある地下1階で降りる直前に転倒。
進行方向から見て左側の手すりの巻き込み口と床の間に首を挟まれた。
救急隊が駆けつけたときは、あおむけに倒れていたという。
同店は西武新宿線東伏見駅から南西に約750メートル。
今年3月に開店し、エスカレーターも新設された。
店舗を運営するO社(横浜市西区)は「現時点でエスカレーターの設置・稼働・点検状況等に問題は確認されていない。事故原因の調査に全面的に協力している」とコメントを発表。
全店舗で、エスカレーター利用者への注意喚起や従業員の巡回強化などの安全対策を徹底するとした。
・・・
自動停止する安全装置がついていたかどうかは、まだ分かっていない。
昇降機の業界団体「日本エレベーター協会」の関係者は、「エスカレーターに手が挟まれることなどは想定しているので安全装置があれば確実に止まるはず。ただ、薄い衣類や髪の毛だけが挟まれた場合は作動しないことも考えられる」と指摘した。
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https://www.tokyo-np.co.jp/article/333130
6月13日12時15分にYAHOOニュース(TBS NEWS)からは、降りる際にカートを持ち上げきれず転倒したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
女性は降りる際に歩行器型買い物カートを持ち上げきれず、転倒していたことが分かりました。
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捜査関係者への取材で、女性がエスカレーターを降りる際にカートを持ち上げようとして転倒する姿が、防犯カメラに写っていたことが新たに分かりました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ce650b93874a75e851db32b39fcb87739fc1c7b
6月13日16時28分に産経新聞からは、死因は頸動脈損傷による血液吸引窒息死だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
解剖の結果、死因は血液吸引による窒息死だったことが13日、捜査関係者への取材で分かった。
エスカレーターの手すりの巻き込み口付近と床の間に首が挟まって圧迫され、頸動脈が損傷し呼吸が妨げられた疑いがある。
https://www.sankei.com/article/20240613-5MKCJBLRNJPARJ3VGHBIGTK6AU/
6月13日17時12分にYAHOOニュース(CBCテレビ)からは、カートだけが先に進み体が置いていかれた?現場にはカートを載せないよう注意を促すステッカーが貼られていた、エスカレーター事故は18~19年で1550件発生しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
普段エスカレーターを利用している客は…
(スーパーの利用客)
「普通のところより幅が狭いなって。角度がそんなに急でもないですし」
「エスカレーターはわりとスピードが遅くて、年寄りにもいいのかなと」
日本福祉用具・生活支援用具協会によると、歩行器型のカートを押してエスカレーターに乗るとカートだけが先に進み、体が置いていかれて転倒する危険があると言います。
事故があったエスカレーターにも、カート類を乗せないよう注意を促すステッカーが貼られていました。
・・・
日本エレベーター協会の直近の調査では、エスカレーター事故は2年(2018年~2019年)で1550件に上っています。
事故原因の40%が「乗り方不良」、19%が「キャリーバッグや歩行補助器を使ったもの」だということです。
安心安全に利用するためには、まずは正しい利用方法を守ることが求められます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/dfe0ba1eb102390d7b3aec7bb65eeb710b886d7e
2024年4月8日16時58分に信濃毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後4時15分ごろ、千曲市上山田温泉2の宿泊施設「ホテルT」で、エレベーターの点検作業をしていた同市上山田温泉2の谷田さん(男性、65歳)が、6階からエレベーターに乗り込もうとしたところ、かごがなく、約20メートル下の1階に転落した。
長野市内の病院に運ばれ、両足の骨を折るなどの重傷。
千曲署などによると、谷田さんは同施設の経営者とみられ、事故当時、鍵を使ってエレベーターの扉を開け、乗り込もうとしたという。
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2024040800551
4月8日11時34分に長野放送からは、カゴは7階にあったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
きのう午後4時すぎ、社長の65歳男性が、エレベーターを点検しようと6階部分の扉を開けたところ、あるはずの「かご」がなく、約20メートル下に落ちました。
男性は自ら119番通報し、1階部分から救出されました。
ドクターヘリで搬送され、両足の骨を折るなど重いけがということです。
当時、6階で扉が開いたものの、「かご」は7階にあったということで、警察が男性から状況を聞くなど事故の原因を調べています。
https://www.nbs-tv.co.jp/news/articles/?cid=18083
(ブログ者コメント)
しばしば報じられる、この手の事故。
扉が開けば、そこには床があるのが当たり前・・・という日常生活での経験があるため、扉が開いたらすぐに一歩を踏み出した・・・ということだろうか?
2024年3月27日17時45分にYAHOOニュース(テレビ朝日)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
駅のエスカレーターに洋服が巻き込まれた男性が死亡しました。
多くの人が利用する「エスカレーター」で一体、何が起きたのでしょうか。
事故が起きたのは水戸市の玄関口であるJR水戸駅。
26日午後9時ごろ、駅員から消防に通報がありました。
駅員 ;
「エスカレーターに服が挟まれてしまい、意識がない模様だ」
現場は1階のホームから2階の改札に向かう上りのエスカレーターです。
警察によりますと、エスカレーターを上りきったところ、向かって左側に男性がうつぶせの状態で倒れていました。
男性はスーツ姿で、着ていたジャケットの腰のあたりが手すりの下の部分に挟まっていたということです。
発見された時、少し出血していたという男性。
消防が衣服を切断して救助しましたが、搬送先の病院で死亡が確認されました。
亡くなったのは会社員の鈴木さん(72)。
死因はまだ分かっていません。
駅の利用者 :
「いつも利用しているので、つらい事故だなと思います」
「どういう乗り方をしていたのか、不思議に思う」
「どういう状況で巻き込まれたか分からないが、自分も気を付けなきゃいけない」
JR東日本によりますと、最初に駅員が駆け付けた時、男性は意識がある状態で、エスカレーターは動いていたといいます。
実際に乗ってみると、ゆっくりとしたスピードで、普段、街で見掛けるものと変わりありません。
“エスカレーターの巻き込み事故”といえば、足を乗せる「ステップ」の部分に「ズボンの裾」や「サンダル」が挟まり、事故につながったケースが数多く報告されています。
一方で、「手すり」に挟まれることはあるのでしょうか。
京都エレベータ 取締役 佐野さん :
「手すり自体、挟まれるということは、この業界のなかで働いているなかでは初めて聞いたのではないか」
長年、エスカレーターをはじめとする昇降機のメンテナンスに関わってきた京都エレベータの佐野さんに聞きました。
今回の事故、どのような原因が考えられるのでしょうか。
佐野さん :
「(手すりが)ターンして裏面が見えてくるところだと、服とかも巻き込まれる可能性はあると思う。
ハンドレール(手すり)側にすごく寄って立っていたとかだと、ジャケット、服がその隙間に入る可能性がある。
服が巻き込まれて(体に)食い込んでいったとか、圧迫されてというのもあるかもしれないが、そうなった場合には手すり(エスカレーター)も止まるので、転んだ後に服が巻き込まれた、(巻き込まれて)バランスを崩されて転んだというのも一つあるのかな」
警察は防犯カメラの映像などを確認し、事故の状況を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/763bb790019e5c9d8bd7d059a71e391c2b52c519
3月28日20時36分にYAHOOニュース(TBS NEWS)からは、エスカレータは発見当初は動いていたが、職員が応援を求めに行った数分のうちに上着が巻き込まれ、安全装置が作動して停止したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東日本によりますと、男性がエスカレーター付近で倒れているのを利用客の男性が見つけ、駅の職員1人が駆けつけました。
その際、倒れていた男性に意識はあり、エスカレーターは動いていたということです。
その後、駅の職員が別の職員に応援を求めるため数分間、現場を離れた後、再び現場に戻ると、エスカレーターは停止していて、男性は意識不明の状態でした。
駅の職員が男性の状態を確認すると、エスカレーターの手すりに男性が着ていたジャケットの背中のすそ部分が巻き込まれていたということです。 エ
スカレーターは上着が巻き込まれたことにより、安全装置が作動し、停止していました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e0f6a562c31b40f99377225c6d2d6a61a17bffd4
3月29日17時12分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、手すりに巻き込まれた上着が引っ張られて窒息死したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
司法解剖を行った結果、死因は胸や腹を圧迫されたことによる窒息死だとわかりました。
鈴木さんは発見された際に上着の背中部分がエスカレーターの手すりに巻き込まれた状態でした。
警察は、上着が引っ張られて体が締め付けられ窒息死したとみて、29日の終電後から実況見分を行って事故の状況を詳しく調べることにしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/22b80e27da3d1589e379f28538e513e3d307cdee
3月29日17時50分に産経新聞からは、上着のボタンは締めた状態だった、体内からはアルコールが検出されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
駅のホームから改札階に上がるエスカレーターの降り口手前で転倒する様子が、周辺の防犯カメラに写っていた。
上着のボタンは締めた状態だった。
体内からはアルコールが検出されたという。
https://www.sankei.com/article/20240329-R2VAOP6BHFOEDFT6I544FN7UMM/
(ブログ者コメント)
人が倒れているのに、まだ動いていたエスカレーター。
緊急停止ボタンを押さなかったことが悔やまれる。
もし会社として、乗客がエスカレーターで転倒した場合の対応訓練を実施していなかったとすれば、今後、安全管理責任を問われることになるかもしれない。
2024年1月16日12時15分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後9時8分ごろ、つくばエクスプレス秋葉原駅(東京都千代田区)構内のエレベーターが停止し、中に男性2人が閉じ込められていることに駅員が気づいた。
2人は約25分後に保守作業員に救出された。
けがや体調不良などの訴えはなかったという。
つくばエクスプレスを運行する首都圏新都市鉄道が16日に発表した。
同社によると、エレベーターの昇降速度を制御する「調速機」にごみがたまっていたことで、安全装置が作動したという。
その後、ごみは取り除かれ、このエレベーターは15日午後10時38分ごろに運転を再開した。
同社は、ほかの駅の同機種のエレベーターについても、緊急の点検をするとしている。
https://www.asahi.com/articles/ASS1J3TFBS1JUTIL00L.html
2023年11月17日12時51分にYAHOOニュース(三重テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
三重県桑名市にある改修工事中のビルで、男性作業員が荷物を運搬するためのエレベーターに挟まれ死亡しているのが見つかりました。
警察は作業中の事故とみて、捜査を進めています。
亡くなったのは、四日市市市場町の水道工事業藤井さん(49)です。
警察によりますと16日午前9時40分頃、桑名市新西方にある改修工事中のビルで「探していた人がエレベーターに挟まれている」と、ビルの管理会社から通報がありました。
藤井さんは12日、水道管調査のためビルで作業し、その後、行方が分からなくなっていました。
藤井さんは、荷物運搬エレベーターの下敷きになった状態で死亡しているのが見つかったということです。
改修工事中でエレベーターは稼働しておらず、警察では藤井さんがエレベーター下のスペースで作業をしていたところ、何らかの理由でエレベーターが落下した可能性が高いとみて、事故の原因などを詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a684eac15d52e3233ea8404ff82b20b2b29442fe
2023年10月7日7時30分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
静岡県内の学校で9月27日、生徒44人が校内のエレベーターに30分近く閉じ込められるトラブルがあり、このうち2人が体調不良で救急搬送されていたことがわかった。
消費者庁が発表した。
トラブルがあった静岡市内の学校によると、高校3年の男子生徒ら44人が集会に参加するため定員30人のエレベーターに乗り、1階で扉が開かなくなった。
重量超過を知らせるブザーは鳴らなかったが、扉が閉まった後で正常に機能しなくなったという。
通報を受けて駆けつけた救急隊が扉を開けたが、男子生徒2人が吐き気などの体調不良を訴えた。
2人はその後、回復している。
生徒らは集会に遅れないよう急いでいたという。
同校は「定員オーバーは命にかかわることでもあり、啓発に努めている」としている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20231006-OYT1T50288/
2023年8月21日20時15分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後4時10分ごろ、東京都江戸川区の区立鹿骨(ししぼね)小学校で「給食用のエレベーターに点検業者の男性が挟まれ、意識がない」と110番があった。
警視庁小岩署によると、男性は30~40代とみられる。
校舎2階にある給食運搬用のエレベーターのドアと壁の間に首を挟まれた状態で見つかり、現場で死亡が確認された。
エレベーターの高さ、幅、奥行きはいずれも約1メートルで、男性はエレベーター内の給食を置くかごの中に足を入れ、頭を外に出した状態だったという。
小学校は夏休み中のため、児童はいなかった。
男性は午前中から1人で点検作業を行っていたとみられ、学校職員に発見された。
小岩署は、当時の状況や詳しい事故原因を調べている。
https://mainichi.jp/articles/20230821/k00/00m/040/169000c
8月21日19時31分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。(本文は転載省略)
https://news.yahoo.co.jp/articles/10c4fce5bb68f9bd5e30e155571cbe0f4244ed36
2023年6月30日15時35分にYAHOOニュース(時事通信)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
タイの首都バンコクのドンムアン国際空港で29日、動く歩道を通行中の女性(57)が機械に足を吸い込まれ、切断する事故があった。
【写真】動く歩道に足を巻き込まれた女性の救助に当たる関係者ら
機械は日立製だった。
空港や地元メディアによると、事故は29日朝、国内線の旅客ターミナル内で発生した。
スーツケースを持った女性が動く歩道に乗っていたところ、何らかの原因で降り場の安全カバーが外れ、左足が機械に巻き込まれた。
女性は左膝から下を切断する重傷を負った。
動く歩道は日立製で、1996年に設置されたものだった。
空港は全ての動く歩道を停止させるとともに、事故の詳しい状況を調べている。
サイアム日立エレベーター(タイ)の担当者は、「技術者を空港に派遣し、原因を調べている」と話した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c5d7d009d1adccc3849a9f81e3a35eb382acda98
6月29日19時33分にTBS NEWSからは、つまづいて転倒した直後に巻き込まれた、定期検査は毎日実施していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
空港によりますと、29日午前、利用客の57歳の女性が「動く歩道」に乗って移動していたところ、降り口付近でつまずいて転倒。
直後に女性の左足が、機械に巻き込まれたということです。
女性は病院に運ばれましたが、左足の太ももあたりから下を切断する重傷を負いました。
事故が起きた「動く歩道」についてドンムアン空港は、「日本の日立グループが作ったもので、27年間使用されていた」と説明。
「定期検査を毎日実施していて、けさも異常はなかった」として、原因の詳しい調査を進めています。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/571409?display=1
6月30日付でバンコク週報からは、3ケ月に1度の定期チェックでも問題はなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
女性客は左足をひどく損傷したことから、医療スタッフにより足を膝上から切断する緊急手術を受けた後、さらなる治療のためプミポン・アドゥンヤデート病院へ。
その後、バムルンラート病院へと搬送された。
被害者の家族によれば、切断された足の損傷がひどいため、再接着をした場合、感染症等で状態が悪化する可能性が高いとして、再接着は断念するよう助言されたという。
同空港を管理・運営するタイ空港社(AOT)社長によれば、負傷した女性客の治療費、賠償金についてはAOTがすべて負担する。
事故が起きた動く歩道は日立製で1996年から使用されている。
3カ月に1度の定期チェックは6月21日に実施され、問題点は確認されていなかったというが、同空港ではこれまでもエスカレーターにサンダルや靴を挟まれる事故が複数回起きている。
AOTはドンムアン空港内のすべての動く歩道について2025年までに取り替えなどによる改善を予定しているが、今回の事故発生を受けて、来年度(今年10月~来年9月)に早められる可能性があるとのことだ。
https://bangkokshuho.com/thaisocial-1329/
2023年4月8日0時47分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後5時25分ごろ、大阪府吹田市西の庄町の「アサヒビール吹田工場」の倉庫で、エレベーターの点検作業をしていた男性から「8メートルぐらいの高さから転落した」と119番があった。
男性はエレベーターの縦穴内に落ちていたところを消防に救出されたが、直後に容態が急変して心肺停止となり、搬送先の病院で死亡が確認された。
大阪府警吹田署によると、亡くなったのは、エレベーター会社社員の松阪さん(41)=堺市北区。
倉庫内の大型エレベーターで異常を検知し、点検作業などをしていたとみられる。
松阪さんは、一緒にいた他の作業員が別の現場に向かったため、転落時は一人で作業しており、本人が119番した。
倉庫2階に止まったエレベーターの上部で倒れており、消防が駆け付けた際には呼びかけに応じていたという。
同署は詳しい事故の状況とともに死因を調べる。
https://www.sankei.com/article/20230408-Z3U55NMX4RI7VGDIPZJSUNP27I/
2023年3月19日11時17分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
エレベーターには必ず、「定員○名」「積載○○kg」といった積載表示が書かれている。
【画像】「満員」のエレベーターにおもりを追加していく…検証の様子を画像で見る
その積載表示を超えるとどうなるのか?
また、積載表示を超えた時、何キロまでエレベーターは耐えられるのか?
こうした疑問を解消する動画を、エレベーターの製造やメンテナンスを手がける「京都エレベータ」がYouTubeで公開し、非常に興味深い結果が示されている。
まず前提として、積載表示を超えると「荷重検出装置」が動作し、エレベーターは動かなくなる。
そのうえで、この動画では、安全に配慮した状態の1階でエレベーターにおもりを積んでいき、一体、何キロまでエレベーターが耐えられるのか、限界を超えた時にどうなるのか、検証している。
検証で使用するエレベーターは「定員9名」「積載600キロ」。
つまり、600キロまでは安全に乗ることができるということだ。
まず、600キロのおもりを入れる。
この時点で、撮影のカメラマンを入れると600キロを超えていて、「満員」の表示はされるが、特に変化はない。
その後は、20キロのおもりを1つずつ積み込んでいく。
積載表示の倍となる「1200キロ」を超えても変化はないのだが、積載表示の3倍近くとなる「1720キロ」になったところで… 突然、エレベーターが下に落ちてしまったのだ。
下に落ちた理由を確認するため、機械室に設置していたカメラの映像を確認すると、ロープは切れておらず、エレベーターの床も抜けていない。
ロープだけが、エレベーターのカゴの重さに耐えられなくなり、動いてしまい、その結果、カゴが下に落ちたというのが今回の検証結果だとしている。
また、今回の検証結果を受け、以下のような見解も示している。
エレベーターのピットには、緩衝器といって、ズドーンと落ちても、その衝撃をやわらげるバネみたいなものがついています。
それがあることによって、強い衝撃を与えることなく、ズドンと落ちたことになります。
これがもし、2階とか3階とかでやっていたら、大変なことになりますよね。
2月24日公開したこの検証動画は話題となり、54万回以上の再生回数となっている(3月17日現在)。
非常に興味深い結果だが、そもそも、エレベーターに関する動画をYouTubeで公開している理由は何なのか?
また、今回の検証結果を踏まえ、エレベーターを安全に利用するためには、どのようなことに気を付ければいいのか?
「京都エレベータ」の担当者に“安全に利用するための注意点”を聞いた。
【検証のきっかけはTwitter】
Q:YouTubeでエレベーターに関する動画を公開している理由は?
A:自社のプロモーションの一環としておこなっています。
YouTubeを始めた当初は、「エレベーター」でYouTubeを検索してみると、趣味でエレベーターの外観をあげている方か、メンテナンス会社の会社案内の動画がほとんどでした。
最初の方は、普段、お客様に説明しているような内容や、普段は見ることができないエレベーターの裏側といった映像をあげていたのですが、そのうち、普段より再生回数が伸びる動画があったり、見せ方を変えたりして、試行錯誤を繰り返しながら、今の形になっています。
去年、「エレベーターの隙間にカギを落とすとどうなるのか?」という動画がバズりました。
エレベーターのメンテナンス会社からすると、普段、見慣れている光景なのですが、一般の方からすると、「隙間にものが落ちたら、どうなるんだろうか?」と思っている方が、かなりの数がいたんだと思って、驚きました。
この動画は、315万回以上、再生されているので、お客様との話のネタにも活用させていただいています。
Q:今回の検証を行った理由は?
A:動画のネタをどうしようか考えているときに、ツイッターで「エレベーターの重量がオーバーするとロープが切れるの?」「いや、底が抜けるのが先らしい」という話題を目にしました。
エレベーターのメンテナンス会社からすると、「どちらも違うだろう」という思いと、「実際に映像にしたら面白そう」という思いで、自社のテストタワーのエレベーターを使って、動画にしてみました。
Q:今回の検証結果、どのように受け止めている?
A:重量オーバーした後、どんどん、おもりを積んでいくと、ロープが切れるわけでもなく、床が抜けるでもなく、ブレーキが耐えられなくなるのが先だと想定していました。
結果は、シーブ(巻上機の滑車)にかかっているロープが滑るという結果になり、想定外の結果となりました。
【安全に利用するための注意点】
Q:積載量のおよそ3倍の重さまで耐えられるようにしている理由は?
A:エレベーターの基本設計というのは、「制動装置(ブレーキ)は定格の125%の積載負荷において、停止時にかごの位置を保持すること」とされています。
今回のエレベーターはカゴの積載重量が600キロなので、750キロは保持できる設計になります。
3倍の荷重に耐える設計ではなく、結果的に「今回は3倍の荷重に耐えた」と考えていただいた方が、理解しやすいと思います。
Q:今回の検証結果を踏まえ、エレベーターを安全に利用するための注意点は?
A:普段、使っているビルやマンションのエレベーターで、積載重量以上の重さをのせることはほとんどないと思うので、安心して使っていただければと思います。
ただ、フォークリフトでエレベーターに荷物を積み込むなど、特殊な環境の場合は、積載荷重をしっかりと確認していただき、事故のないようにしていただけたらと思います。
京都エレベータは、この他にも
「エレベーターの中で跳ぶとどうなるのか?」
「エレベーターで地震が起きるとこうなります」
など、エレベーターに関する興味深い動画を多数公開している。
エレベーターをより安全に利用するためにも、こうした動画をチェックしてみてはいかがだろうか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f01dd28552255b5156582f553f33bfc63ec5c62
(ブログ者コメント)
動画などは京都エレベータ社HPの下記記事参照。
https://www.kyoto-elevator.com/?p=3740
2023年3月10日付で秋田魁新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
昨年10月に秋田県湯沢市字黄金原の菓子製造販売「K社」の本社工場で従業員の60代男性が死亡した作業事故で、横手労働基準監督署は9日、労働安全衛生法違反の疑いで同社と、60代の男性社長を書類送検した。
送検容疑は昨年10月3日、従業員が工場2階から1階へ菓子の包装紙を運ぶ際、安全装置のないエレベーターを使わせたほか、年1回行う必要があるエレベーターの自主検査をしていなかった疑い。
労基署などによると、死亡した従業員がエレベーターで下降しようとした際、かごの扉が2階の床に引っかかったため、かごの外に出て扉をたたいたところ、かごが落下。
従業員はかごの天井と2階の床に挟まれ、2時間15分後に死亡した。
エレベーターは専門業者が製造したものではなかった。
20年以上前に設置されたとみられるが、これまで自主検査は行われていなかった。
https://www.sakigake.jp/news/article/20230310AK0003/
3月9日15時35分にNHK秋田からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
去年10月、湯沢市にある菓子店の工場で従業員が運搬用エレベーターに挟まれて死亡した事故で、横手労働基準監督署は、エレベーターに安全装置がなかったなどとして、菓子店と社長を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。
書類送検されたのは、湯沢市の菓子店「K社」と60代の社長です。
横手労働基準監督署によりますと、この会社と社長は、去年10月に湯沢市にある菓子の製造工場で60代の従業員が落下してきた荷物の運搬用のエレベーターに挟まれて死亡した事故で、安全装置のないエレベーターを使用し、定期的な自主検査も行っていなかったとして、労働安全衛生法違反の疑いが持たれています。
労働安全衛生法では、エレベーターは年に1回の定期的な自主検査を行うよう定められていますが、この会社では、これまでに1度も検査が行われていなかった疑いがあるということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20230309/6010016999.html
2023年3月7日12時16分にYAHOOニュース(信越放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
長野県飯田市のビルの改築工事の現場で、男性が配膳用のエレベーターの籠(かご)と重りの間に挟まれ、死亡しました。
【写真を見る】配膳用のエレベーターに挟まれ…ビルの改築工事現場で作業中の男性死亡 長野・飯田市
事故があったのは飯田市松尾代田の、飲食店として使われていた3階建てのビルの改築工事現場で、6日午前10時ごろ、「男性が配膳用のエレベーターに挟まれ意識がない」と居合わせた女性から消防に通報がありました。
男性は配膳用のエレベーターの撤去作業をしていた際、籠と重りの間に体を挟まれたとみられ、市内の病院に運ばれましたが、およそ1時間後に死亡が確認されました。
男性の年齢は30代から40代くらい、アジア系の外国人とみられ、警察が身元と事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/37ccfbea6888f152dfbadc3e70b64f27ba2e9d26
3月6日18時12分にYAHOOニュース(長野朝日放送)からは、複数人で撤去していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消防によると午前9時54分、関係者から片言の日本語で「エレベーターで作業中に挟まれた」と119番通報がありました。
警察の調べによると、30~40代の作業員の男性が配膳用エレベーターの撤去作業中、かごと重りの間に体を挟まれました。
男性は飯田市内の病院に救急搬送されましたが、午前10時50分に死亡が確認されました。
警察によると、改築工事は長野県外の業者が請け負い、複数人でエレベーターを撤去していたということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fefd2b66f4f759152299e254ff883fa8a277e1ea
2023年2月6日21時26分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
全国の地下鉄駅で最も深い所にある都営大江戸線六本木駅(東京都港区)で、故障したエレベーターを修理できず、1カ月以上運転停止が続いている。
納入した海外メーカーが日本から撤退し、部品調達に時間がかかっていることが原因だ。
都交通局は6日、2月末に再開するめどが立ったと明らかにしたが、停止期間は2カ月超に及ぶことになる。
利用者からは困惑する声が上がり、専門家は「都のリスクへの備えは不十分だ」と指摘している。
【メーカー撤退、部品付け替え】
故障は2022年12月17日夜に発生。
地下1階と地下5階を結ぶ「2号機」が突然、停止した。
8日前に定期点検したばかりで、その際に異常はなかった。
都が保守・管理を委託している「東芝エレベータ」(川崎市)が原因を調べたところ、駆動装置に異常があり、部品の交換が必要と判明した。
だが、製造元の「コネ社」はフィンランドに本拠地を置き、日本からは既に撤退。
部品を調達できなかった。
構内には、新宿・光が丘方面のホームがある地下5階と、門前仲町・蔵前方面に向かうホームがある地下7階の間を行き来する「3号機」があり、故障した2号機と同型だった。
そのため、都交通局は3号機を停止させ、その部品を2号機に付け替える応急処置を実施。
12月23日以降は2号機が稼働し、3号機が停止している。
六本木駅は地表から最深部の地下7階まで約42メートルある。
乗降客は1日約6万人で、ベビーカーの親子連れや車椅子利用者なども行き交う。
しかし、地下7階と地下5階の間はエレベーターが使えず、エスカレーターや階段で行き来しなくてはならない。
栃木市の男性会社員(33)は買い物のため妻と0~6歳の3人の子どもと一緒に六本木を訪れたが、エレベーターが使えないと知って驚いていた。
男性は0歳児を抱っこし、妻が押す3歳児を乗せたベビーカーには複数の荷物がぶら下がっていた。
「この状態でベビーカーを畳んでエスカレーターに乗るのは危険。エレベーターを必要としている人のことをもっと考えてほしい」と言う。
このエレベーターは、大江戸線が全線開通した00年に設置された。
交通局の担当者は、「20年以上前のことで、詳しい契約条件は定かではないが、少なくとも(コネ社の)国内撤退は想定していなかった」と説明する。
国内に代替となる部品はなく、コネ社は当初、納入時期や在庫も明らかにしなかった。
都は、東芝エレベータを通じ、再三、部品の納入を要請。
最近になって、ようやくコネ社側から調達のめどが立ったとの連絡があったという。
他の駅にあったコネ社製のエレベーターは、既に他社製品に更新されている。
六本木駅では19年度に更新工事の入札が不調に終わったため、コネ社製のままだった。
都は、コネ社製を導入した際、国内で他に導入例があるかどうかを確認していなかったが、今は国内で施工実績を重ねている事業者のエレベーターを使うようにしているといい、担当者は「今後はこうしたトラブルは発生しにくいのではないか」と説明する。
【事業者の将来リスクも点検を】
インフラの老朽化に詳しい東洋大の根本祐二教授(公共政策)は、「金属製の設備は耐用年数が短い。部品交換の計画をしっかりと立てていなかったのなら、都の対応は不十分だ」と指摘する。
海外メーカーの撤退に限らず、国内メーカーでも、倒産すれば同様のトラブルが生じかねないとして、「都は技術的な設備点検だけでなく、事業者が将来的なリスクに対応できるのかも入札や契約の段階で点検し、(リスク対応が)不十分なら対処すべきだ」と話した。
https://mainichi.jp/articles/20230206/k00/00m/040/222000c
2022年9月10日15時49分にYAHOOニュース(神戸新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県姫路市は10日、市が管理するJR姫路駅北側広場のエスカレーターで、9日早朝に男性1人が転倒し、膝を打撲するなどの軽傷を負ったと発表した。
委託業者がエスカレーターの運転設定を誤り、本来は上り方向にすべきところ、事故当時は逆向きになっていたことが原因という。
市によると、事故の起きたエスカレーターは、JR姫路駅と路線バス乗り場や山陽姫路駅を結ぶ連絡デッキにつながっている。
長さ約20メートル。
2基が並び、地上から見て左側が上り、右側が下りと決まっていた。
夜間は運転を停止し、一帯の管理を委託している業者が毎朝起動作業を行っている。
上り下りの設定は、エスカレーターにある操作盤で切り替えられるといい、事故当日の午前6時に起動する際、委託業者社員の思い込みで運転方向を左右逆にしたという。
男性は、本来上りである左側のエスカレーターに乗ろうとしたところ転倒。
その後、市に連絡したことで設定ミスが判明し、約5時間後の午前11時前に正しい方向に改められた。
市産業振興課は、「起動後に別の社員による確認を徹底するなど、再発防止に努める」とした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6c824313b65ca283507324705bd859834b2491a7
(ブログ者コメント)
〇なぜ、左が下りだと思い込んだのだろうか?
ほとんどの施設では、2つ並んだエスカレーターの場合、左が上りになっていると思うのだが・・・。
操作盤の表示に、思い込みを誘発する要因でもあったのだろうか?
〇ブログ者がエスカレーターに乗る場面を思い出してみたところ、ステップを踏み外さないよう、ちゃんとステップの動きを見るようにしていた。
今回転倒した男性、スマホでも見ていたのだろうか?
2022年7月24日付で伊賀タウン情報YOUから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月24日午前11時ごろ、三重県伊賀市ゆめが丘7丁目にある照明器具製造工場の3階建て倉庫内で、前日から点検のために訪れていたエレベーターメーカー社員の男性(54)=津市=が、資材運搬用エレベーターのかごの下敷きになっているのが見つかった。
男性は同日午後に救出されたが、死亡が確認された。
伊賀署によると、男性は23日昼に工場を訪問し、1人で定期点検を開始。
24日になっても「点検中」の表示があるのを工場の警備員が不審に思い、メーカーに連絡。
通報を受けて駆け付けた救急隊員が、1階に下がっていたエレベーターのかご(高さ約2・8メートル、幅・奥行き約3メートル)の下から、仰向け状態の男性を発見したという。
亡くなった男性は、エレベーターの点検歴が15年ほどで、普段から1人で点検を任されていた。
エレベーターを吊り下げるワイヤは切れておらず、同署で事故の原因などを調べている。
https://www.iga-younet.co.jp/2022/07/24/61044/
7月25日6時29分にYAHOOニュース(東海テレビ)からは、エレベーターに不具合は見当たらなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
青井さんは23日午後0時半ごろから、月1回のエレベーターの定期点検を1人で行っていたということです。
エレベーターに不具合は見当たらず、カゴとリールをつなぐケーブルも切れていなかったということで、警察は何らかの作業ミスでエレベーターが落下したとみて、事故の原因を詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/533b9a3335b113b0c0bd13816fdc4f1316cd85a6


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。