2023年11月14日18時21分にYAHOOニュース(テレビ静岡)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午後、静岡県伊東市の下水道工事の現場で事故があり、2人が救急搬送され、このうち1人の死亡が確認されています。
事故があったのは伊東市松原湯端町の下水道工事現場で、伊東市によりますと14日午後2時10分頃、下水道管に穴を開ける“穿孔”と呼ばれる作業を行っていたところ、39歳の男性作業員が「気分が悪い」と体調不良を訴えてマンホールから上がろうとしたものの、突然意識を失い、数メートルほど落下しました。
別の作業員が中に入って救助しようとしましたが救助できず、後からマンホールの中に入った作業員も気分が悪くなり地上に上がれなかったため、消防に通報がありました。
2人とも救急搬送されましたが、このうち39歳の男性は搬送先の病院で死亡が確認されています。
事故を受け伊東市は、マンホールの内部には硫化水素が充満した可能性があるとしていますが、午後2時45分に消防のレスキュー隊がマンホール内に入った時には酸素濃度は正常値で、また硫化水素も検出されていません。
ただ、マンホールのフタを開けたことで硫化水素の濃度が薄まった可能性があるということです。
当時は男性3人が作業にあたっていて、1人がマンホール内に、2人が地上から監視していました。
警察や消防が当時の状況や事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/77334eeb4f5927412919dc78e087a2289456672a
11月15日18時39分にYAHOOニュース(静岡朝日テレビ)からは、汚水が漏れているとの通報を受け詰まっていた本管に穴を開けていた、換気やガス検を行っていなかったらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
伊東市によりますと、当時マンホールから汚水が漏れているとの市民からの通報を受け、詰まっていた水道管本管に穴を開ける作業が行われていました。
市では、委託した作業員が、マンホール内の換気を良くする送風機の使用や、有毒ガスを調べる計測を行っていなかったとみて、施工計画書のチェックや安全体制の指導を強化していくという事です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf85b197cb25b8a7efb6b21b524b444648f26180
11月15日12時9分にYAHOOニュース(静岡放送)からは、(死亡した男性は)50分ほど作業してマンホールから出ようとした際に意識を失ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
伊東市によりますと、当時、マンホール内では詰まっていた汚水を抜くための作業を50分ほどして、男性はマンホールから出ようとした際に意識を失い、マンホールの底へ落下したということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb633ed566aa1e445de1cdc50ac5b206a1a4c94f
11月15日10時57分にNHK静岡からは、マンホールの深さは4mほどで内部には下水が40cmほどの高さまで溜まっていた、作業員3人と市の職員2人が作業にあたっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によりますと、マンホールの中で下水道の清掃作業にあたっていた富士市の作業員の加藤さん(39)が意識を失って倒れ、搬送先の病院で死亡が確認されました。
また、救助のためにマンホールの中に入った別の47歳の作業員の男性も体調不良を訴えて病院に運ばれましたが、無事だということです。
警察によりますと、マンホールの深さは約4メートルで、内部には下水が40センチほどの高さまでたまっていましたが、消防が調べたところ、こうした現場で発生するおそれのある硫化水素の濃度などは、正常だったということです。
当時、現場では作業員3人と伊東市の職員2人が作業などにあたっていたということで、警察は当時の状況を詳しく調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20231115/3030022200.html
(2024年3月21日 修正1 ;追記)
2024年3月19日18時43分にYAHOOニュース(静岡第一テレビ)からは、外に出た際に意識を失って転落した、突発的な工事だったため酸素濃度などを測定できなかったと説明しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
この事故で、富士市の土木工事会社などが法律に基づく作業環境測定を行っていなかった疑いで書類送検されました。
書類送検されたのは富士市にある土木工事業の「Fロードサービス」とその役員1人です。
三島労働基準監督署によりますと、当時、工事現場ではマンホールから汚水があふれたためマンホール内に入り清掃作業をしていて、死亡した作業員は外に出た際に何らかの理由により意識を失いマンホール内に転落し溺死したということです。
この事業者は、法律で定められた空気中の酸素と硫化水素の濃度を測定していなかったとして書類送検されたということです。
事業者は測定していなかったことを認めていて、突発的な工事だったため測定できなかったと説明しているということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/794bc4edbb08984d52b08e4c6e87a53c62ab177c
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。