2024年3月7日13時19分にYAHOOニュース(テレビ神奈川)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日夜、伊勢原市の農業用水路で塗装作業をしていた男性作業員6人が倒れ、このうち3人が意識不明となっています。
神奈川県警などによりますと、伊勢原市高森にあるトンネル状の農業用水路で6日午後7時頃、「作業員複数名が倒れている」と119番通報がありました。
県警などによりますと、現場にいた20代から70代の男性作業員6人が病院に搬送され、このうち3人の意識がありませんが呼吸は安定し、ただちに命の危険がある状態ではないということです。
県によりますと、この工事はトンネルの老朽化にともない去年12月から行われていて、内部の鉄の板を補強するため、シンナーや塗料などで塗装して、サビを防止する作業だったということです。
現場には空気を換気するため、直径300ミリのファンが6台置かれていました。
県警で事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8be8d2f8dfe316300bfe5a7163ff5a7a9cfb431d
3月7日13時22分にYAHOOニュース(FNN PRIME)からは、手が土気色のような感じだった作業員もいたなどという近隣住民の目撃談などが、下記趣旨でネット配信されていた。
6日、神奈川県伊勢原市にあるトンネル状の農業用水路で補修作業をしていた、20代~70代の男性作業員6人が倒れ、搬送される事故が発生。
【画像】入り口と出口に大型の換気装置が設置されていた…現場の様子を見る
搬送された6人のうち、3人が意識不明の状態です。
現場は、小田急・小田原線の愛甲石田駅から約1km離れた住宅街。
神奈川県によると、用水路のトンネルでは、2023年12月から老朽化に伴う補修工事が行われていました。
現場では今月から、トンネルの内側にある鉄の板にさびを防止するための塗装作業を行っていたといいます。
「めざまし8」は、倒れた作業員が次々に搬送されていく様子を目撃した、近隣住民を取材。
事故直後の緊迫した状況がわかってきました。
【目撃した近隣住民語る「運ばれる人の手が、土気色だった…」】
近隣住民:
「すごくいっぱい救急車も全部で合計して十何台ぐらい来てたんで、これ、ただごとじゃないなって。
作業をしていて事故っていうのは、ここに住んでまだ5、6年ぐらいですけど、ちょっと初めてでしたね。
結構早い感覚で、もう数分おき、5分おきぐらいには次々と運ばれて出てくるような。
ちょうどあのフェンスの左側から、斜面を登って担架で出てくるっていうような感じでしたね。
1人目運ばれた方は、もう完全にもう担架から腕が垂れていて、全く意識がない。
手だけ見えたんですけど。完全に土気色をしているような感じで。
私が見た2人目の方は、意識はあったようで、上半身を起こした状態で運ばれて出てこられたんですけど。」
【専門家「シンナー中毒になる危険性がある」】
作業の現場で、一体何が起きていたのでしょうか?
事故が起きた現場周辺を取材すると、用水路のすぐ脇には「第二種有機溶剤等」と書かれた看板があり、その下に一斗缶が複数詰まれていました。
さび防止の塗装作業には、シンナーや塗料が使われていたということで、警察は作業員が有機溶剤を吸った可能性があるとみて調べています。
元麻布消防署長で、数々の救急搬送を見てきた坂口氏は…。
坂口氏:
「長時間シンナーを吸っているとまひをしたり、命に関わるというような症状が出てくるんですね。
通常の場合にはめまいだとか、頭痛だとか、あるいはふらつきというような症状が現れるんですね。
シンナー中毒になる、そういう危険性があるということです。
(シンナーを使用する際は)風を送ったり、防毒用のマスクをしたりですね。そういう対策をしながら、工事をやるというのが一般的です。」
作業現場などで、長い時間、シンナーを吸った場合、命にかかわるケースもあるため、通常「換気」や「防毒マスク」など、十分な対策を行ったうえで、作業が行われるといいます。
作業員がいた用水路は全長約800m。
県によると塗装作業は午前10時から行われており、現場には入り口と出口に大型の換気装置が設置されていたということですが、作業時の装備についてははっきり分かっていません。
(「めざまし8」3月7日放送より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/df09a295dddc2a54a43b211e3013237523921702
3月7日12時17分にNHK神奈川からは、作業員はマスクを着用していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日夜7時すぎ、伊勢原市高森の暗きょになっている用水路の工事現場で、20代から70代の男性作業員6人が倒れて病院に運ばれました。
このうち20代と40代、それに60代の3人は意識不明の状態で運ばれて治療を受けていますが、命に別状はないということです。
工事を発注する県によりますと、当時は用水路を補強するために設置した鉄板に、さび止めの塗装を行っていて、塗料の希釈にはシンナーを使っていたということです。
・・・
中毒を防ぐため、用水路の中には複数の送風機が設置されていたほか、作業員はマスクを着用していたということです。
県は「対策はとっていたが、結果として事故が起きてしまった。原因などを確認している」としています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20240307/1050020840.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。