2022年12月24日11時57分にテレビ朝日から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日大雪の影響で北海道紋別市を中心に発生した大規模停電は、解消に向かっています。
(高橋記者報告)
「紋別市では、今からおよそ2時間ほど前に停電が解消されました。
こちらの交差点も信号機、ついています。
そして近くのガソリンスタンドも室内、明かりがついているのが確認できます。」
北海道電力によりますと、移動用発電車を使うなどして、停電を解消できたということです。
ただ、厳しい寒さのなかでのおよそ18時間にわたる停電だったため、市民からは不安の声も多く聞かれました。
紋別市では大雪の影響で、23日午後3時半ごろにおよそ1万3000戸で停電となりました。
この停電で避難所では昨夜、暖房の前で毛布にくるまって休んでいる人の姿も見られました。
北海道電力によりますと、原因は23日の大雪の影響で紋別市内にある鉄塔1基が倒壊したことで、紋別市周辺で一時、最大およそ2万4000戸が停電しました。
停電は解消してきてはいますが、全面復旧にはまだ時間が掛かりそうで、現在もオホーツク地方でおよそ1400戸が停電となっています。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000281101.html
12月25日6時1分にYAHOOニュース(北海道新聞)からは、過去事例対応として着雪を減らす器具を51基の鉄塔に設置したが、今回の鉄塔は過去に事故がなかったこともあり対象外だったなど、下記趣旨の記事が倒壊した鉄塔の写真と送電線系統図付きでネット配信されていた。
オホーツク管内を中心に最大約2万6千戸が停電したのは、送電線を支える紋別市内の鉄塔1基が暴風雪で倒壊したためだ。
道内の送電用鉄塔が暴風雪に伴い倒壊するのは、2012年11月の登別市以来。
北海道電力は13年に道内51基で、送電線のねじれを防ぎ、着雪を減らす効果のある器具を設置したが、今回倒れた鉄塔は、過去に着雪による事故がなかったこともあり、対象外だった。
倒壊原因について、鉄塔や送電線に付着した雪や強い風の影響があったとみて調べている。
倒壊した高さ22メートルの鉄塔は1970年12月に建設。
オホーツク紋別空港から西に約2キロの山林にあり、紋別市やオホーツク管内興部町、湧別町、雄武町、遠軽町の1市4町に電気を供給する送電線を支えていた。
北電によると、鉄塔は風速40メートルに耐えられる設計で、暴風雪対策として電線への着雪を低減する「難着雪リング」を設置していた。
北電は、登別市で12年に発生した鉄塔倒壊の検証で、鉄塔をつなぐ電線間の着雪量がアンバランスになったところに、平均風速20メートル以上の強風が吹き付け、設計強度を超える荷重がかかったためと結論付けた。
これを受け、13年には送電線のねじれを防ぎ着雪を減らす効果がある器具「ねじれ防止ダンパ」を道内の鉄塔に設置した。
ただ、送電線に付着する雪の重さのバランスを保つため、1基の鉄塔から別方向に延びる2本の送電線のうち、1カ所だけ既に設置されている場所が対象で、着雪による事故もなかった今回の紋別市の鉄塔は対象外だった。
鉄塔倒壊を防げなかった今回は、事実上、想定外だったと言える。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b2ee5bb2f90ac1bb35b182f85bc3b115be06d8f
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。