2016年10月29日13時31分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
茨城県古河市の病院で、28日に毒薬指定されている麻酔用筋弛緩剤「エスラックス」の50mg入り瓶1本を紛失していたことが、29日、病院への取材で分かった。
病院によると、筋弛緩剤は、手術室の保冷庫で保管。
28日午前9時20分ごろ、看護師が在庫を確認した際には25本あり、手術で使用するために2本持ち出した。
午後0時20分ごろ、手術を終え、看護師が使わなかった1本を戻そうとしたところ、在庫で1本が不足していることに気付いた。
保冷庫は日中、施錠しないという。
病院は、院内のごみ箱などを捜したが見つからなかったため、警察に連絡。
署員が職員らに聞き取りしたが、所在は分からなかった。
病院は、再発防止策として、防犯カメラの新設などを検討している。
出典
『筋弛緩剤1本を紛失 茨城の病院』
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG29H3F_Z21C16A0000000/
10月29日21時58分に読売新聞からは、保冷庫は手術室の中ではなく手術室の近くだという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
茨城県古河市の病院は、28日夜、手術の麻酔などに使われる筋弛緩剤「エスラックス」の容器(50mg)1本を紛失したと発表した。
筋弛緩剤は呼吸困難を引き起こす作用があり、使い方によっては容器1本分でも生命に危険が及ぶため、医薬品医療機器法で毒薬に指定されている。
同病院は、盗難の可能性もあるとして、近く、警察に盗難届を出す予定。
同病院によると、筋弛緩剤は手術室近くの保冷庫に保管。
同日午前9時20分~午後0時20分に行われた手術後、24本あるはずの容器が1本足りないことに看護師が気付いた。
保冷庫は鍵付きだったが、日中は施錠していなかった。
同病院は、同日午後3時過ぎに警察に紛失を連絡。
署員が出勤していた職員約420人から事情を聞いたが、見つからなかった。
出典
『筋弛緩剤の容器1本を紛失…茨城の病院、盗難か』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20161029-OYT1T50100.html?from=ycont_top_txt
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。