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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20161030322分に西日本新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

10291842分にNHK佐賀から、10291043分に佐賀新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

2016佐賀熱気球世界選手権に合わせた国内大会「ホンダグランプリ最終戦」の競技初日の29日朝、熱気球1機が、佐賀市嘉瀬町のJR長崎線鍋島-久保田間にある鉄橋の架線に接触した。

搭乗していた2人にけがはなかったが、鳥栖-肥前山口間で約2時間15分にわたり運転を見合わせ、特急を含む上下31本が運休するなど、約1万3千人に影響が出た。

実行委員会は、安全の徹底を選手に促した。

 

接触事故は、午前7時40分ごろ、大会期間中にJR九州が会場近くに設けた臨時駅「バルーンさが駅」西側で発生。

鉄橋の南側約300mにある嘉瀬川河川敷のターゲット(目標地点)に向け、熱気球が北側から進入して高度を下げた際、バスケット部分が鉄橋の欄干に衝突した後、球皮が架線に引っ掛かり、10分ほど空中で往生した。

 

感電の恐れがあったが、パイロットが投下したロープを地上の大会関係者ら数10人が引っ張るなどして着地させた。

支柱など、鉄道の電気設備が壊れた。

現場では、「(ロープを)思いっきり引っ張れ」、「感電するぞ」などと叫ぶ声が聞かれ、多くの来場者でにぎわっていた会場は、一時、緊迫した雰囲気に包まれた。

 

実行委員会によると、熱気球には佐賀県有田町の男性(64)とロシア人の男性(28)が搭乗。

2人は午前7時13分、会場から約4.3kmの地点を離陸。

気球に熱を送るバーナー2つのうち1つの種火を付け忘れて飛行し、燃料が少なくなったため、現場付近で別のバーナーに切り替えようとしたが点火できず、再上昇できなかった。

急激にガスの圧力が下がったことで、操縦がしにくい状況になったとみられるという。

有田町の男性はパイロット歴26年で、総飛行時間は約1010時間のベテランという。

 

競技本部は同日、午後の競技と世界選手権の公式練習を中止した。

30日以降の日程は変更しない方針。

実行委の川副さん(68)は、「風は緩く気象条件に問題はなかった」と話した。

 

1980年から毎秋開催されている「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」では、過去に4回の負傷事故が起きている。

ホンダグランプリには25機が出場。30日まで。

世界選手権の競技は31日~11月6日で、31カ国・地域の105機が出場する。

 

出典

熱気球架線に接触 佐賀、けがなし 操作ミスか JR、31本が運休

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/saga/article/285552 

熱気球がJRの架線に接触

http://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/5083969131.html?t=1477857159592 

ルーンが線路高架に接触 熱気球世界選手権 JRに遅れも

http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/371384

 

 

10301233分にNHK佐賀からは、再発防止策に関する、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

1031955分に佐賀新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

事故を受けて、大会の実行委員会はJR九州と協議し、再発防止策をまとめた。


それによると、鉄道の架線から上空に対してと線路の中心から左右それぞれに対し、競技飛行では約300フィート(約90m)、練習飛行では約150mの飛行禁止区域を設けた。

 

30日午前の競技説明の場で、大会関係者が線路周辺の飛行制限について選手に説明。

300フィートの高さ、距離があれば、パイロットが安全措置を取るために必要な時間が確保できるという。

この日は、パイロットの安全意識を高めるため、500フィート(約150m)以上の距離を求めた。

 

嘉瀬川河川敷にターゲットが設定された場合、線路を越えてから高度を下げる必要が出るため、競技の難易度は上がる。
来年以降の大会での飛行制限は、今後、協議する。


また、この事故では、2つあるバーナーの1つが安全規定に反して点火していなかったことから、安全規定の順守と気球メーカーのマニュアルに従うよう、参加者に周知した。


大会の実行委員会は、「再発防止策を徹底して、事故のない大会運営に努めたい」と話している。

 

出典

熱気球事故受け安全対策

http://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/5083974211.html?t=1477857372862 

熱気球の架線接触事故受け、飛行制限 線路から300フィート

http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/371948

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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