2018年12月28日21時50分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後1時40分ごろ、十勝管内音更町木野大通東7の北洋銀行木野支店の外に設置された大型看板が、長さ約12mの鉄製の支柱ごと、同支店北側の公共駐車場内に倒れた。
駐車中の乗用車と軽自動車、車道に出ようとしていた軽自動車の計3台にぶつかり、20代の女性1人が車内にいたが、けがはなかった。
警察などによると、看板は縦6m、幅90cm、厚さ30cmのトタン製で、直径30cmの支柱に取り付けられていた。
支店の出入り口横にあり、根元から折れるように倒れ、車の屋根などを破損した。
帯広測候所によると、発生当時、同町に隣接する帯広市で最大瞬間風速17.4mを記録。
同行は、強風の影響で倒壊したとみている。
同行広報室によると、看板は支店が開店した1985年8月に設置。
道条例に基づき定期点検を行っており、今年9月の点検でも異常はなかったという。
倒壊を受け、同行は全店の看板の緊急点検を実施。
さらに、支店など全道84カ所にある、倒壊したものと類似の、支柱で設置した大型の看板全96基を撤去する方針を決めた。
広報室は、「車などの被害に誠実に対応し、原因究明を進める」とする。
現場は帯広市に近く、商業施設などが集まる国道沿い。
近隣のスーパー前でしめ縄を売る帯広市の販売員高野さん(女性、46歳)は、「風は強かったが、背の高い看板が倒れるほどとは」と驚き、「年末で混雑する時期だけに恐ろしい」と話した。
出典
『北洋銀行看板、強風で倒壊 車3台直撃 類似看板撤去へ 音更』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/262902/
12月29日9時15分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
看板は高さ12mの支柱の高さ6mの部分に設置されていた。
看板が落下した車3台のうち1台は車内に人がいたが、車の天井で防がれ、無事だった。
同銀行によると、看板は専門業者が年1回目視で安全点検を行い、3年に1度は看板内部も調べているが、異常はなかったという。
帯広測候所によると、音更町を含む十勝地方中部には28日朝から強風注意報が発令され、時折、突風が吹いていた。
出典
『銀行の看板倒れ車直撃…車内に人、天井で無事』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20181229-OYT1T50017.html
(ブログ者コメント)
各種画像から推察するに、支柱の根元が腐食していたが、根元部分にリングカバー?があったので発見できなかった・・・という可能性も考えられる。
3年に1度、専門業者が看板内部も調べていたということだが、支柱の根元も、カバーを外すなどして点検していたのだろうか?
以下は、上記推察の根拠画像。
(12月28日16時31分 日テレNEWS24)
支柱の根元は腐食していたように見える。
支柱の根元にはリングカバーらしきものがついている。
(グーグルアース)
倒れる前の支柱を見ると、やはり根元にリングカバーらしきものがついていた。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。