2018年12月30日19時28分にNHK岩手から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日、東京行きの秋田新幹線が岩手県滝沢市にある大釜駅に停車する際、制限速度を50km上回る時速およそ105kmで進入し、保安装置が作動して緊急停車していたことがわかった。
乗客などにけがはなかった。
JR東日本盛岡支社によると、28日午後2時43分ごろ、秋田発東京行きの「こまち24号」がJR田沢湖線の大釜駅に停車する際、駅の手前250mを時速55km以下で進入するところを、50km上回る、時速およそ105kmで進入したという。
このため、列車は保安装置が作動して非常ブレーキがかかり緊急停車したが、乗客158人にけがはなかった。
JRによると、田沢湖線の区間は単線で、この新幹線はすれ違う列車を待つため、当初、大釜駅に停車する予定だったが、対向列車の遅れから、運行を管理する部署から「通過」するよう無線で指示されていたという。
しかし、その後、再び大釜駅に「停車」するよう指示が変わったため、速度を落として進入する必要があったという。
JRは、30代の運転士から当時の状況を聞き、ブレーキの操作が遅れた原因を詳しく調べている。
JR東日本盛岡支社は、「お客様に不安を与えてしまい、申し訳ありません。今後、このようなことがないよう、再発防止に努めていきたい」と話している。
出典
『秋田新幹線 速度超過で緊急停車』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20181230/6040003022.html
12月30日19時18分に読売新聞からは、信号の見落としが原因だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運転士が信号を見落としたのが原因。
発表によると、こまちは、下り電車の待ち合わせで同駅に停車する予定だった。
このため、ホームの手前250mの信号は減速を指示したが、30歳代の男性運転士が減速しなかったため、保安装置が作動。
こまちはホームに急停車し、同駅を3分遅れで出発した。
出典
『こまち、50キロ速度超過で駅に進入…急停車』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20181230-OYT1T50076.html?from=ycont_top_txt
12月30日17時0分に産経新聞からは、信号の制限速度表示を見落としていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東によると、運転士が、手前の信号に制限速度は時速55kmと表示されていたのを見落としていた。
大釜駅は下り列車との待ち合わせをするための停車駅で、保安装置が作動したため緊急停車し、約3分後に出発した。
出典
『秋田新幹線が50キロ速度超過で緊急停止』
https://www.sankei.com/affairs/news/181230/afr1812300010-n1.html
12月31日付で河北新報からは、緊急ブレーキがかかって運転士が非常ブレーキを引いたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東日本盛岡支社によると、対向列車の通過待ちで停車させなければならないのを運転士が忘れ、駅を通過しようとした。
列車の保安装置が作動して緊急ブレーキがかかり、運転士が非常ブレーキを引いて停車した。
出典
『秋田新幹線が速度50キロ超過し駅進入、緊急停車』
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201812/20181231_43026.html
(ブログ者コメント)
信号の見落とし以外、当初の停車予定が通過に変わり、再び停車に変わったということで、ブレーキのタイミングが遅れたという可能性は考えられないだろうか?
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。