







2025年3月4日14時2分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
その会見では、〝もう一つのミス〟が公表されることはなかった。
川崎市教育委員会が会見し、市立小学校の教頭が昨年12月6日から7日にかけ、プールの水を出しっぱなしにして約620立方メートルを流出させ、約50万9000円の損害が生じたことを明らかにしたのは、今年1月29日のことだった。
■マニュアル策定も…作業記録残さず
補修工事の下見のために水を抜き、その後、教頭が12月6日に消防用水として入れ直したが、校長が不在だったために注水を誰にも報告しなかった。
教頭は止水作業をしないまま帰宅。
翌日、サッカーチームの練習で学校に来た保護者が水の流出に気づき、学校側に連絡した。
川崎市に限らず、プールの止水を忘れるミスはこれまでも起きている。
違和感を覚えたのは、その日以前の連絡・管理体制だった。
プールの水を抜いた日について、市教委は「学校に再三確認したが、記録は残っていない」と明かした。
2度に分けて行われた注水作業も、流出事故が起きた2度目の注水日は判明しているが、最初の注水日は不明という。
栓の開け閉めの仕方などについては、「給排水マニュアル」まで策定する一方で、いつ排水し、いつ注水したかは確認できない状態なのだ。
■消防に伝えるよう改めて文書で依頼
このプールは、周辺で火災があった場合などに水を確保できる施設「消防水利」として、市消防局が把握しているプールだ。
同市消防局などによると、通常は水を抜く場合、地元の消防署に連絡することになっている。
連絡していれば、いつ水を抜いたかは確認できそうなものだが、今回はその連絡がなされた形跡はなく、市教委は昨年12月中旬、各校に対し、プールに水を張ることができない場合は所管の消防署に伝えることを改めて文書で依頼したという。
だが、会見でそれらの点に言及することはなかった。
「事故の直接の原因には関係ないので説明しなかった」と釈明するが、明らかにしていれば他校に対する警鐘にもなったはず。
状況によっては災害を拡大させかねない失態との認識がそこにはない。
記録すべきものを記録せず、公表すべきものを公表しなければ、市民の信頼を得ることはできない。
https://www.sankei.com/article/20250304-GI4KBV7VDZNS3IPD7JVPQEHIMI/


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。