2023年4月14日10時30分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
小学校でサッカーのゴールポストが倒れ、4年生の男児(当時10)が下敷きになり死亡する事故が6年前にあった福岡県大川市で、市教委が遺族らと協力し、学校での安全を確保するための注意点などをまとめたリーフレットを作成した。
5千部作り、まず南筑後地区の小中学校の全教職員2400人に配布する。
「学校事故から6年 子供の安全みんなで守ろう!」と題したリーフレットにはQRコードが印刷してあり、読み取ると、理科、体育科、図画工作科、家庭科のそれぞれの点検表を見ることができる。
例えば体育科では、サッカーゴールや鉄棒、すべり台など対象ごとに、「支柱にぐらつきはないか」などの点検項目を示している。
「学校安全」に向けた取り組みは、点検する「安全管理」、指導や学習の「安全教育」、研修や地域との協働といった「組織活動」の三つに整理している。
今回作成したリーフレットは、第1弾と位置づける「安全管理編」だ。
6年前の事故は、市立川口小で1月13日に発生。
市は、その日を「学校安全の日」と定め、翌年から毎年、安全を考える授業を行うなど、学校から事故をなくす取り組みを続けている。
この事故をめぐる損害賠償請求訴訟では、学校の安全配慮義務違反を認めた判決が確定。
昨年6月の判決後の記者会見で、亡くなった男児の父親(43)は学校安全に向けて発信していきたいと語っていた。
その後、大川市の内藤教育長らが父親ら遺族と話し合い、協力してリーフレットを作ることに。
校長会も含めて内容について協議を重ね、完成した。
男児の父親は、「元気であれば子供は高校2年生。当時の同級生が今も遊びにきてくれる。この子らの笑顔をなくさないよう、今回の一歩を大切にし、大きく広げていきたい」と話す。
大川市教委では、今年後半に第2弾「安全教育編」を、来年に第3弾「組織活動編」を発行する予定。
今後は、南筑後地区だけでなく、県全体など配布先も広げたいとしている。
https://www.asahi.com/articles/ASR4F7HCDR4FTGPB001.html
(ブログ者コメント)
〇どのようなリーフレットなのか、市教委HPなどで探してみたが見つか
らなかった。
〇ゴールポスト死亡事故については本ブログでも1報2報3報として紹介している。
(キーワード「大川市の小学校」で検索可能)
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。