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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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202341298分にYAHOOニュース(テレビ静岡)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

静岡県熱海市の国道で三輪自動車「トゥクトゥク」が歩道に乗り上げ3人が死傷した事故から、まもなく1カ月。

11日、警察などが現場診断をして、再発防止策を検討した。

熱海は坂の多い人気の観光地で、トゥクトゥクの運転方法を知ると、事故の背景が見えてくる。

https://youtu.be/WNVHAM75Gr0 

3人死傷事故の現場で感じたこと】

315日、熱海市東海岸町の国道135号線で、大学生がレンタル店で借りた「トゥクトゥク」が歩道に乗り上げ、歩行者3人をはねた。

この事故で埼玉県の19歳の男子大学生が死亡し、80代と20代の男性がケガをした。

事故から約1カ月。
トゥクトゥクを貸し出したレンタル店は、事故以降 休業を続けている。

雨宮記者:
「どうして事故が起きたのか。
再発防止に向けて、現場の形状や見通しなどを確認する現場診断が行われています」

現場診断には、警察や県、それに交通安全にかかわる地元の団体など19人が参加した。

参加者:
「(トゥクトゥクは)右カーブから左カーブに入り、左へ(ハンドルを)切らなきゃいけない時に、たぶん切りすぎて(歩道へ)入ってしまった」

参加者:
「(四輪)車のつもりで路側帯に合わせて行ってしまうと、後ろのタイヤが段差に当たってしまう」

参加者は現場付近を見てまわり、ガードレールの設置や観光客への指導など、事故の防止対策について話し合った。

参加者:
「(レンタル店は)ただレンタルするのではなくて、指導や講習的なものが必要かなと思います。
ガードレールを要所要所につけるべき」

参加者:
「普通車とトゥクトゥクの操作性を熟知してもらわないと難しいと思う。
(現場の国道は)見た目はそれほどカーブがきつくなく見えても、実際に運転してみると、S字カーブがきつい」

警察は、レンタル店に対して、トゥクトゥクの操作の難しさや危険性について、観光客への説明や講習を求めたいとしている。

県警交通企画課・岡澤管理官:
「歩道への逸脱なので、歩道と車道の境界にあたる防護柵あれば助かったかもしれない。
追突が非常に多いポイント。
警察のソフト面の対策として、姿を見せて注意喚起する対策も熱海署を中心にやっていかなきゃいけないと感じている」

県警によると、現場付近では2018年から4件の事故が起きていて、県警は県と協議しながら必要な対策を進めていきたいとしている。

【トゥクトゥクの運転 どう違う?】

タイなど東南アジアで見かけるトゥクトゥク。

運転方法は車やオートバイと、どう違うのだろうか?

宿泊客の送迎にトゥクトゥクを活用している河津町のホテルに聞いた。

ホテル四季の蔵・井野さん:
「ハンドルはオートバイと同じように、右手がアクセルになっています。アクセルは手動です。
ブレーキはフットブレーキです。
ふだん、普通の車や小さいバイクを運転している人だと、トゥクトゥクは違和感があって、操作を間違える可能性があります。

ホテルによると、トゥクトゥクのタイヤはオートバイと異なり、地面と接触する面積が大きいことから、ハンドル操作に力が必要で、運転は慣れないと難しいという。

井野さん:
「非常に(ハンドルが)重たいので、うまくぐっとタイミングを見て力を入れないとうまく操作できないところがトゥクトゥクにはある。
坂の下りのカーブは非常に速度も遅くしますし、細心の注意を払って運転しています。
ブレーキとハンドル操作が、トゥクトゥクの難点です。」

【トゥクトゥクで観光客送迎 ホテルの工夫】

このホテルではトゥクトゥクを1年前に導入したが、ドライバーには3カ月間の練習期間を設けた。

また、トゥクトゥクは普通自動車免許を持っていれば運転することができるが、ホテルでは大型二輪の免許を持っている従業員3人にのみ運転を認めている。

井野さん:
「最初の3カ月は試乗期間で、(運転に)慣れるために3カ月用意して、その後からお客様を乗せるようにした。
経験のない方が運転して、急に何人も後ろに乗って、それではハンドル操作はどんどん難しくなるし、ブレーキもきかなくなるでしょうし、非常に難しいと思う。」

【旅先で慣れない道と乗り物 再発防止にむけて】

事故を起こしたトゥクトゥクのレンタル業者は、普通運転免許を取得して3年以上がたっている人には10分ほどの操作方法のレクチャーをして、貸し出していた。

熱海の事故では1人の命が奪われ、2人がケガをした。

繰り返さないために、原因究明と再発防止策が求められる。

11日の現場診断で、再発防止策としてあがった意見を確認しておこう。

・車道と歩道の間へのガードレールの設置
・トゥクトゥクに乗る観光客への危険性の説明や適切な講習
・警察による事故防止に向けた注意喚起

熱海は起伏の多い街だ。

旅先での慣れない道と、ふだんは乗らない乗り物。

観光客が熱海でトゥクトゥクを運転する際には、慎重な操作が求められる。



https://news.yahoo.co.jp/articles/c78ce24295a7bc50569b63e4d3fb7b55c3412ca8 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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