2024年9月11日22時14分に上越妙高タウン情報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日(月)、上越市内の小学校で食物アレルギーのある低学年の児童1人が給食終了後に症状を発症し、緊急搬送されたことがわかりました。
この日の給食には、かきたま汁が提供されましたが、この児童には卵を除去した食事が提供されていて、現時点で給食によるアレルギーの誤食事故ではないとみられています。
上越教育委員会によりますと、9日の給食終了後の午後0時55分ごろ、当該児童の左肘が同級生のかきたま汁が入っていた食器に触れたということです。
児童が学級担任に触れたことを申し出て、児童の左肘を流水で洗い、保健室に連れて行きました。
その後、学級担任は保護者に連絡。
児童の体に症状が表れ始めたため、児童は内服薬を服用しエピペンを注射。
学校職員が救急搬送を要請し、午後2時39分に救急搬送されました。
この日は様子を見るために入院しましたが、翌日10日(火)に退院。
10日と11日は学校に不安があるため欠席したということです。
教育委員会では、アレルギー症状が発症した要因は、この児童の左肘が、同級生のかきたま汁が入っていた食器に触れたことによるものみており、食器はかきたま汁が飲み干されていたのか、一部残っていた状況かを確認中だということです。
状況の確認検証が終わり次第、改めて情報提供をする予定だということです。
https://www.joetsu.ne.jp/261618
9月12日6時30分に朝日新聞からは、自分の食器を片付けて席に戻った際にかきたま汁が入っていた食器に触れた、市教委ではアレルギー食材が給食に使われた際は黙食を指導しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市教委によると、搬送されたのは9日午後の給食終了後。
児童は卵に対するアレルギーがあり、午後0時55分ごろ、食器を片付けて席に戻った際に、同級生のかきたま汁が入っていた食器に左ひじが触れた。
水道で洗い流すなどしたが、約1時間後に湿疹の症状が現れた。
連絡を受けて駆けつけた母親が内服薬を飲ませ、症状を緩和する自己注射「エピペン」を打ち、午後2時40分ごろに救急搬送された。
市教委の担当者は「誤食ではないケースで、あまり例を聞いたことがない」と話す。
市教委では通常、アレルギー食材が給食に使われた際は、口から飛ぶなどした食材がアレルギーのある子どもに触れないように黙食を指導しているという。
https://www.asahi.com/articles/ASS9C4FDCS9CUOHB00FM.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n
9月14日18時2分にYAHOOニュース(新潟総合テレビ)からは、学校は5分以内に判断して内服薬を飲ませるというマニュアルがあったのに、それに従った対応をしていなかった、上越市では去年の給食アレルギー事故を受け研修会などを開いていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
児童は発疹やかゆみが出たものの、学校側はすぐに薬を飲ませておらず、約1時間後に駆けつけた保護者が薬を飲ませたものの、児童に軽いせきの症状が出ていたことからエピペンを注射。
児童はその後、市内の病院に運ばれたという。
上越市のマニュアルでは「軽度のかゆみなどの反応があれば、5分以内に判断して内服薬を飲ませる」とされているが、マニュアル通りに対応していなかったことが明らかとなった。
上越市では去年10月にも給食を食べた児童が救急搬送されるアレルギー事故が発生。
このときも対応の遅れが指摘されていたことから、教職員を対象にした研修会などを開き、対策を強化していた。
今回、救急搬送された児童はすでに退院しているが、のどの腫れが続いていて、登校できていないという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/713230c73bb44297da49fa020e0246fc174a8ae7
9月13日付で上越タウンジャーナルからは、搬送時の症状について保護者は学校側の説明と違い重篤だったと話している、内服薬もエピペン注射も救急車要請も全て保護者が対応した、保護者はこれまで皮膚についただけでは症状はでていないと話しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
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市教委は今回、搬送当時の児童の症状について「重篤な状態ではなかった」としているが、保護者は「重篤なアナフィラキシーショックを起こしていた」としているなど、双方の認識も食い違っている。
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児童は卵成分を除いた除去食の給食を食べ終わった後、手を洗いに行って教室に戻ったら、同級生のかきたま汁の食器が自席に置いてあり、左肘が食器に触れたという。
■市教委の発表内容(時系列)は次の通り(全文ママ)
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■事実と異なる発表 緊急対応はすべて保護者
市教委の発表では、症状が現れ始めたのは午後2時10分頃とされている。
保護者によると、午後1時20分頃に担任から電話を受けた際、児童が首をかゆがっていると伝えられたという。
さらに約30分後の午後2時前に保護者は学校に電話し、再度、症状を確認。
その際に児童本人と直接電話で話したときにもかゆみを訴えていたという。
その後午後2時頃、保護者は学校に到着。
保護者が確認したところ、全身にじんましんが広がっていたため、主治医に電話で指示を仰ぎ、内服薬を飲ませた。
その後、児童は腹痛を訴え、声もかすれてきたことから午後2時30分頃、保護者がエピペンを注射し、教職員に救急車を呼ぶよう依頼したという。
保護者の説明を市教委発表の時系列に追加すると、次のようになる(赤字が保護者の認識。黒字は市教委の発表)。
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■マニュアル無視 保護者「1時間以上放置された」
上越市のマニュアルでは、児童がアレルギー原因物質に触れた可能性を認識した場合、まず人を集めてエピペンと内服薬を持ってくるように指示する。
5分以内に緊急性が高い症状か否かを判断し、緊急性が高い場合はただちにエピペン注射、そうでない場合は内服薬を飲ませるか保健室へ移動させ、5分ごとに症状を判断して、軽度のかゆみなどの症状があれば内服薬を飲ませ、一定の症状の場合はただちにエピペン注射することになっている。
今回のケースでは、学校は午後1時20分頃にかゆみの症状を認識しているにもかかわらず、内服薬を服用させていない。
服用させたのは保護者で、少なくとも50分が経過している。
内服薬もエピペンも学校にあったが、いずれも使用したのは学校の職員ではなく、保護者だった。
エピペンの使用は、発症から1時間以上経っていた。
さらに保護者によると、救急車についても、保護者が職員に呼ぶように依頼したという。
保護者は「救急搬送先の医師からは『エピペンの使用があと少し遅ければ命の危険があった』と言われた。学校で子どもは1時間以上放置された」と話している。
■誤食ではないのか?
また、保護者は「これまでの経験から、皮膚についただけではアナフィラキシーは起きない」と、皮膚への接触が原因とする市教委の発表に疑問を呈している。
https://www.joetsutj.com/2024/09/13/034000
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。