2015年12月19日7時42分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午後2時半ごろ、愛知県豊橋市の三河港に停泊している、カンボジア船籍の貨物船「XINZHOU」1450トンで、積み荷の金属のスクラップが燃えた。
消防などが岸壁から放水したり、クレーンでスクラップを取り出したりして消火活動を行った結果、出火からおよそ12時間後の19日午前3時前に消し止められた。
警察によると、船には9人の乗組員がいたが、全員避難して、けが人はいないという。
船は18日の朝、三河港に入ってスクラップを積み込んだあと、中国へ向けて出港する予定だったということで、海保と消防が火災の原因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151219/k10010346401000.html
以下は、関連報道。
(2015年12月18日17時57分 朝日新聞)
貨物船のスクラップから出火、けが人なし 愛知
http://www.asahi.com/articles/ASHDL5JD9HDLOIPE01N.html
(2015年12月18日17時59分 読売新聞)
接岸中の貨物船で積み荷燃える…愛知・豊橋港
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151218-OYT1T50109.html
2015年12月19日19時33分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
千葉県船橋市のスクラップ業者の敷地で鉄くずなどの山が燃えた火災は、発生から30時間あまりたってほぼ消し止められ、警察と消防は、完全に鎮火するのを待って現場検証を行い、詳しい原因を調べることにしている。
この火災で、消防隊員1人が消火活動中に、かかとの骨を折る大けがをした。
船橋市潮見町にあるスクラップ業者の敷地では、18日の朝、野積みされていた高さ4mほどの鉄くずやアルミなどの廃棄物の山から火が出た。
警察などによると、敷地にあるおよそ2万5000トンの廃棄物のうち、およそ3500トンが積み上げられた山から火が出たという。
18日夜から19日朝にかけて一時、激しく燃え上がって大量の煙が上がり、千葉県内や東京都内の各地で住民から「煙のにおいがする」とか「煙が目に入った」といった消防や自治体への通報が相次いだ。
また、市川市や市原市など一部の地域では、18日夜にかけて大気汚染物質のPM2.5が一時的に高い濃度で観測された。
鉄くずなどの内部に熱がこもって高温になったことから消火作業は難航したが、重機を使って鉄くずの山を崩しながら放水を続けた結果、およそ32時間後の午後0時40分すぎ、ほぼ消し止められた。
消防によると、消火活動中に消防隊員の58歳の男性がはしごから地面に下りた際、左足のかかとの骨を折る大けがをしたという。
警察と消防は、完全に鎮火するのを待って現場検証を行い、詳しい原因を調べることにしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/1086909861.html?t=1450555726373
以下は、関連報道。
(2015年12月18日12時41分 朝日新聞)
スクラップ置き場で火災 千葉・船橋
http://www.asahi.com/articles/ASHDL2R79HDLUDCB006.html
(2015年12月18日13時19分 読売新聞)
船橋の産廃置き場から出火、消防車13台出動
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151218-OYT1T50045.html
(2015年12月18日20時31分 NHK千葉)
船橋のスクラップ工場火災続く
http://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/1086909541.html?t=1450471471090
(2015年12月19日11時37分 NHK首都圏NEWS WEB)
船橋の火災 都内などでも影響
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20151219/4451731.html
(ブログ者コメント)
ブログ者は当日の15時ごろ、東関東自動車道の四街道付近を走っていたが、その際、火事のような煙が見えると同乗者が言っていた。
おそらくは、この火災の煙だったのだろう。
直線距離で15~20kmは離れているのに煙が見えた・・・それほど大きな火災だった。
2015年11月20日12時26分にNHK北海道NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前10時ごろ、札幌市白石区川下で走行中のダンプカーの荷台に積んであった廃材の木から火が出ているのに、運転していた男性が気づいた。
男性は、ダンプカーを止めて積んでいた廃材を荷台から降ろし、火はおよそ1時間後に消し止められたが、消防によると、男性が顔に軽いやけどをしたほか、廃材およそ3m3が焼けた。
運転していた男性は、「荷台から煙が出ているのに気がついて廃材を降ろしたが、そのまま燃えてしまった」と話しているということで、警察と消防が火が出た原因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20151120/3662991.html
2015年11月19日22時58分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後5時ごろ、大阪市此花区の大阪港の岸壁で、野積みされていた家電スクラップから出火。
高さ約10mにわたって積み上げられていた炊飯器や掃除機などの解体部品、約800トンが燃えた。
けが人などはなかった。
警察によると、現場では朝から家電の解体作業が行われていたが、午後4時半に作業は終わり、出火当時は無人だった。
警察は、自然発火の可能性が高いと見て、原因を調べている。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/151119/wst1511190079-n1.html
(ブログ者コメント)
本ブログでもたびたび紹介しているスクラップ火災、再度調べたところ、昨年、『燃え出す金属スクラップ』というタイトルで、以下の解説記事が報道されていた。
(2014年6月22日 読売新聞)
「雑品」と呼ばれる輸出用金属スクラップを積んだ船や、雑品の集積場から出火するケースが各地で相次いでいる。
出火のメカニズムを調査した結果、正規の処理ルートをはずれ、雑品と混ぜて主に中国へ不正輸出されているエアコンの存在が浮かび上がってきた。
こうした事態を受けて、自治体と環境省が雑品の中身のチェックを強化し、適切な処理を指導するなど、本格的な対策も始まっている。
海上保安庁によると、雑品を積んだ船舶の火災は2012年に11件、13年は6件発生。今年もすでに3件起きた。
雑品などの屋外集積所で起きた火災は、総務省消防庁の調べで13年には264件を数えた。
原因不明のケースが大半だが、雑品がらみの火災は各地で社会問題化している。
12年1月、兵庫県尼崎市の廃材置き場では、高さ10mの雑品の山が43時間も燃え続け、消防車19台が出動した。
13年11月、愛知県豊橋市の埠頭で雑品を積んだ船から出火した際には、煙が周辺に広がり、市民から苦情が寄せられた。
金属のスクラップからなぜ火が上がるのか。
国立環境研究所や消防研究センターなど6つの機関・大学が合同調査した結果、リチウム電池のショートなどのほか、鉄やアルミニウムなどの金属を高い所から落としたり、つぶしたりする作業で、衝撃により熱や火花が発生することが分かってきた。
それが雑品中に混じるプラスチックや油などに燃え移り、火災の原因となる、というメカニズムだった。
調査チームの元消防研究センター火災災害調査部長の古積博・千葉科学大客員教授(63)は、「実験で、アルミを多く含むエアコン室外機を高さ10mから鉄板の上に落とすと、衝撃で火花が出た。発火原因のひとつとなっている可能性は高い」と言う。
雑品は鉄、アルミニウム、プラスチックなどを含む不用品のスクラップ。
主に中国に輸出され、現地で手作業で分別し、金属類が再利用される。
輸出量は、年数百万トンに及ぶ。
一方、家庭用エアコンは、洗濯機やテレビ、冷蔵庫からなる「家電4品目」のひとつとして、家電リサイクル法に基づき、小売店から指定引き取り場所を経て、家電メーカーのリサイクル工場で処理される。
しかし実際、この正規ルートで処理される廃家電は排出総量の67%(12年度調べ)で、3分の1が不正処理されているのが実態だ。
銅やアルミニウムを含むエアコンを雑品に紛れさせて輸出すれば、高く売れる。
環境、経済産業の両省は、雑品として輸出される家電4品目は12年度で計130万台と推計。うちエアコンは57万台とみている。
「不正な輸出で火災が起き、雑品に混ぜるためにつぶす際、冷媒のフロンガスが放出される。輸出先では雑品の残骸が野焼きされるなど、様々に環境を汚染している」と環境省幹部は指摘。
全国の港では、海上保安庁と環境省、経産省、消防などが連携し、雑品に混じるエアコンを船に積ませない指導が始まっている。
名古屋市に近い愛知県弥富市と環境省中部地方環境事務所は5月末、回収業者から家電などを買い取り、輸出業者に売る「雑品屋」(ヤード業者)を立ち入り調査した。
「この前言われた通り、取り除いておきました」。業者側が雑品の山の中から、つぶれたエアコンの室外機を運んできた。115個もあった。
市と環境省は、このエアコンについて、リサイクル料金を払い、指定引き取り場所に運ぶよう業者を指導した。
中国人社長(35)は、「エアコンは1台5000~6000円で買い取った。リサイクル料金は1台約2000円。ざっと100万円の赤字になる」とため息をついた。
環境省や自治体は、不用品回収業者やヤード業者への立ち入り調査を、今後、さらに強化し、不正を断つ構えだ。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/eco/feature/CO005563/20140616-OYT8T50062.html
2015年11月12日10時18分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月12日13時14分に読売新聞から、11月12日12時39分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前2時半ごろ、川崎市川崎区千鳥町、川崎港の市営埠頭に停泊中のカンボジア船籍の貨物船「HONG YAN」(1514トン)から煙が出ているのに警備員が気づき、119番通報した。
積み荷のスクラップが燃えており、市消防局と海保が消火にあたっている。
海保によると、消防船1台と消防車12台が出動して放水し、積み荷のくず鉄を岸壁に移す作業をしている。
乗組員の中国人ら10人は、全員が避難してけがはないという。
船はくず鉄の積み込み作業中で、約600トンが集積されていて、12日夕、中国へ向けて出港する予定だった。
船倉付近の積み荷から出火したとみられる。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASHCD2V99HCDULOB001.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151112-OYT1T50045.html
http://www.sankei.com/affairs/news/151112/afr1511120010-n1.html
2015年10月6日20時25分にNHK岡山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
廃棄物処理などを行っている公益財団が、倉敷市水島地区で管理しているゴミの埋め立て地の地下から法律の基準を超えるアルカリ性の高い汚水を海に排出させたとして、6日、書類送検された。
書類送検されたのは、廃棄物処理やリサイクルなどを行う公益財団の岡山県環境保全事業団と、事業団の水島管理事務所の前の所長。
海保によると、事業団は、去年6月30日から8月27日までの間に、少なくとも7回にわたって倉敷市水島地区にあるゴミの埋め立て地の地下から、法律の基準を超えるアルカリ性の高い汚水を海に排出させた水濁法違反の疑いがもたれている。
埋め立て地にはゴルフ場が造成されていて、事業団は、地下の汚水の水位が上昇していることに気がつきながら対策をとらなかったため、地中に埋めてあったゴルフ場の排水溝を通じて汚水が海に排出されたという。
いまのところ、環境への影響は報告されていない。
海保の調べに対し、事業団は、「海に排出されるとは考えていなかった」と述べて容疑を認めているという。
同事業団は、「非常に遺憾なことで県民に申し訳ない。汚水の水位を下げるなどの対策をことし8月までに終えており、今後も水位のチェックをきちんとしたい」と話している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/4025462581.html?t=1444169919608
10月6日19時10分にRSKニュースからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事業団は、去年6月から8月まで、7回にわたり、倉敷市水島川崎通のゴルフ場の排水口から、国の基準値を越えるアルカリ性の高い汚水を海に排出した疑いが持たれている。
ゴルフ場の地下には、事業団が管理する産廃最終処分場の汚水があるが、事業団の管理や点検が不十分だったため、汚水の水位が上がり、ゴルフ場の排水口に流れ込んだという。
出典URL
https://www.rsk.co.jp/news/news_local.cgi?id=20151006_7
10月7日付で朝日新聞岡山全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
排水管や排水溝の損傷部分を通じて流れ込んだとみられる。
(ブログ者コメント)
報道記事を読んでも、状況がイマイチ分からないので、事業団HPにアクセスしたところ、2015年4月30日付で『「水島処分場排水問題検討会報告書」の取りまとめについて』というタイトルの記事があり、そこに検討報告書が添付されていた。
http://www.kankyo.or.jp/news/index.php?act=dtl&id=202
報告書によれば、トラブルの経緯は下記。
・当該処分場には、鉱滓、汚泥、ばいじんといった産業廃棄物が埋められ、その上にゴルフ場が作られている。
・処分場内の保有水は、鉱滓等と接しているため高アルカリ水となっており、普段は、排水処理設備で処理後、海に放流している。
・一方、ゴルフ場に行く道路の雨水は、側溝経由、集水桝から暗渠排水管を通って海に排出されている。
・このような状況下、2014年8月、職員が現場巡回時に、降雨時でもないのに道路側溝雨水排水管出口」から海域に水が流出しているのを発見。分析結果、高アルカリの排水だった。
・ただちに止水し、原因究明にあたった。
・結果、地盤の不等沈下や経年劣化等で集水桝や排水管などに破損や亀裂、隙間等が生じており、その部分から、高アルカリ性の保有水が雨水系に流出したことが判明した。
・保有水の水位は、降雨量や埋め立て状況によって変動していたが、水位管理は徹底されていなかった。
http://www.kankyo.or.jp/filedir/info/202_1.pdf
2015年8月3日21時31分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後3時すぎ、神戸市東灘区の廃棄物処理工場「Oセンター」で、廃棄物の仕分け作業中、ポリタンクから液体が漏れ白煙が発生した。
煙を吸い込んだ男性従業員9人が体調不良を訴え、同市内の病院で治療を受けた。いずれも軽傷のもよう。
消防が、漏れた液体の特定などを進めている。
現場は、六甲アイランド北東部にある工業団地の一画。
警察は、同センター南側の道路約450mを一時通行止めとした。
出典URL
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201508/0008271232.shtml
8月4日11時38分に神戸新聞からは、続報的記事が下記趣旨でネット配信されていた。
3日午後、神戸市の廃棄物処理工場でポリタンクから液体が漏れ出た事故で、煙を吸って病院で治療を受けた負傷者が13人に上ることが4日、消防などへの取材でわかった。
いずれも男性従業員で、軽傷という。
消防は、液体を毒性のある化学物質とみて成分調査。
警察によると、ポリタンクは廃棄物として同センターに運び込まれたもので、同日午前に実況見分を行い、液体が漏れ出た経緯などを調べている。
出典URL
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201508/0008272737.shtml
(2015年8月30日 ;修正1)
2015年8月25日23時0分に神戸新聞から、ポリタンクは違法に運び込まれた疑いがあるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ポリタンクは、神戸市内の運搬業者が指定暴力団山口組総本部(同市灘区)から回収して持ち込んだとみられることが25日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、液体は同処理工場での処分が認められていない毒物の「フッ化水素酸」だったとみられる。
兵庫県警は、運搬業者が違法に運び込んだ疑いがあるとみて、廃棄物処理法違反容疑で捜査しており、同日午後、関係先として総本部を捜索した。
フッ化水素酸は、毒劇物法指定の毒物。強い腐食性があり、ガラスのつや消しなど工業用として利用されている。常温で気化し、その気体を吸うと呼吸困難などを引き起こす危険性がある。
捜査関係者によると、ポリタンクにはフッ化水素酸が入っていたことを示すラベルが貼られており、密閉状態のポリタンクから漏れ出たことで気化が進んだとみられる。
県警は、運搬業者が総本部から回収した経緯などを詳しく調べる。
事故は3日午後3時ごろに発生。廃棄物の仕分け作業中にポリタンクが割れたとみられ、同処理工場の従業員13人が目やのどの痛みを訴えて病院で手当を受けた。
出典URL
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201508/0008335759.shtml
(2015年12月4日 修正2 ;追記)
2015年12月2日7時0分に神戸新聞から、マニフェストに虚偽記載したとして廃棄物収集業者が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月2日13時39分に産経新聞westから、12月3日付で朝日新聞神戸版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
神戸市東灘区の六甲アイランドの廃棄物処理工場で8月、搬入されたポリタンクから毒劇物とみられる液体が漏れた事故で、廃棄物の内容を記す管理票に虚偽を記載して工場に交付したとして、兵庫県警生活環境課と東灘署は1日、廃棄物処理法違反の疑いで、収集運搬業者「K」(同市灘区)の社員2人と、法人としての同社を書類送検した。
捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、ポリタンクは指定暴力団山口組総本部(同市灘区)から排出され、毒劇物指定の「フッ化水素酸」が入っていたとみられる。
破損していたポリタンクからフッ化水素酸が漏れ、漏れた液体が気化して、煙を吸った工場の従業員十数人が手当てを受けた。
書類送検容疑は、8月3日、同総本部から回収したポリタンクやプラスチック類などの一般廃棄物を運ぶ際、「K」が排出した産業廃棄物であると管理票にうそを書き、工場に交付した疑い。
県警の調べに対し、2人は、ごみの中にフッ化水素酸があることを知らなかったが「廃棄物の仕分けが面倒だった」などと容疑を認めているという。
県警は事故後、関係先として同総本部を捜索していた。
出典URL
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201512/0008612868.shtml
http://www.sankei.com/west/news/151202/wst1512020055-n1.html
2015年5月13日21時23分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午後1時40分ごろ、大阪市此花区常吉2丁目のリサイクル会社「サニーメタル」の敷地内から出火、敷地内に積まれていた冷蔵庫約600m3が焼けた。けが人はなかった。
警察が、出火原因を調べている。
同社によると、約6600m2の敷地内に不良品の冷蔵庫約500台を運び入れ、約4mの高さに積み上がっていた。
出火当時は、冷蔵庫を金属部品などとして使えるよう、6人が圧縮処理に当たっていた。
消防によると、消防車37台とヘリ1機、消防艇2隻が出動した。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASH5F4V21H5FPTIL00P.html
5月13日15時26分に産経新聞westからも、同趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
写真には、モクモクと立ち上る黒煙が写っている。
13日午後1時40分ごろ、大阪市此花区常吉の産業廃棄物処理会社「サニーメタル」大阪事業所で「屋外のごみ置き場のごみが燃えている」と男性社員から119番があった。
消防によると、ごみ置き場に並べたコンテナに入れていたプラスチックの産廃約600m3が燃えた。けが人はなかった。
現場は、米映画テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」の北西約1.5km。USJによると、営業に影響はなく、来場者の避難誘導もなかった。
また、現場近くには阪神高速湾岸線が通っているが、通行止めなどもなかった。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/150513/wst1505130060-n1.html
関連URL
http://mainichi.jp/select/news/20150514k0000m040051000c.html
2015年5月6日12時20分にNHK金沢から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午前11時ごろ、白山市下吉谷町のリサイクル会社「M社」から、「ボンベが破裂した。火が周りに燃え移りそうだ」と消防に通報があった。
消防車13台が出動して消火活動にあたり、約1時間半後に火は消し止められた。
ガスボンベが破裂した際に、作業をしていた78歳の男性が顔などに軽いやけどをして病院に運ばれたが、意識はあるという。
また、現場の近くにいた男性の妻と従業員には、けがはなかった。
警察によると、男性が掘削機を使って使用済みのガスボンベを切断していたところ、突然、ボンベが破裂して周りに火が燃え移ったという。
現場は、白山市の山間部を流れる手取川の川岸にある廃材置き場で、周りには住宅はなく、田園地帯になっている。
警察と消防は、ガスボンベが破裂した原因など、当時の状況について詳しく調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/3024555861.html?t=1430945526624
5月6日17時34分に日テレNEWS24からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午前、石川県白山市の産業廃棄物処理会社でガスボンベが爆発し、作業をしていた男性がケガをした。
爆発があったのは、白山市にある産業廃棄物処理会社の廃材置き場。
6日午前11時前、この会社の男性経営者(78)が重機を使ってガスボンベを切断していたところ、突然、爆発した。
この爆発で男性経営者が顔に軽いヤケドをした他、周りにあったタイヤなどの廃材を焼いた。
警察と消防は、ボンベに残っていたガスが引火して爆発したとみて、調べている。
出典URL
http://www.news24.jp/articles/2015/05/06/07274475.html
2015年4月27日付で朝日新聞大阪版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2015年4月27日8時14分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午前8時25分ごろ、茨木市のリサイクル会社「H社」の資材置き場で、パワーシャベルで持ち上げた鉄製の箱(縦約140cm、横約70cm、高さ約90cm、重さ約200kg)が落下し、同社社員の北野さん(男性、48歳)が下敷きになった。
北野さんは病院に搬送されたが、死亡が確認された。
警察は、業務上過失致死の疑いもあるとみて、重機を操作していた同僚の男性(47歳)から事情を聴いている。
警察によると、男性が重機で箱の中の金属くずをつぶす作業をしていたところ、誤ってアームの先端を箱の内側に引っかけて持ち上げてしまい、それに気付かないままアームを移動させて箱が落下。金属くずの仕分けをしていた北野さんの背中に当たったという。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/150427/wst1504270014-n1.html
2015年4月19日12時38分に日テレNEWS24から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月19日14時0分にTBS News iからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
19日未明、神奈川県横浜市のリサイクル工場で、男性作業員が木材を粉砕する機械に挟まれ、頭などを強く打って死亡した。
事故があったのは、横浜市の廃棄物リサイクル会社「B社」。
警察によると、19日午前3時半頃、「リサイクル機を使っている人が機械に挟まれた」と119番通報があった。
警察と消防が駆けつけたところ、この工場で働いていた会社員の川西さん(男性、47歳)が意識不明の状態で倒れていて、間もなく死亡した。
事故当時、川西さんは粉砕機に廃材を流し込む作業を監視していたが、廃材を細かく砕く粉砕機のローラーが詰まったため、機械を停止させて下にもぐり込んだところ、油圧で上げていたローラーが落ちてきたという。
この工場では、1年半前にも、男性作業員(当時19歳)がベルトコンベヤーに巻き込まれて死亡する事故があった。
出典URL
http://www.news24.jp/articles/2015/04/19/07273294.html
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2472924.html
2015年1月29日18時3分にNHK横浜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月29日14時29分に読売新聞からも、同趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
29日午前10時ごろ、綾瀬市吉岡にある金属のリサイクル工場の敷地で、野積みされていたスクラップから火が出て、出火直後には大量の煙とともに炎が上がった。
消防によると、この敷地には家電製品のスクラップや発泡スチロールなどが高さ10mほど積まれ、消防車11台が消火活動にあたっているが、出火から8時間たった今も燃え続けているという。
けがをした人はいないということだが、この火事の影響で現場近くの道路が通行止めになっているほか、周辺の住宅などおよそ100世帯が一時、停電した。
警察と消防は、火がおさまり次第、火事の原因を調べることにしている。
現場は、小田急江ノ島線長後駅から西約4kmの、畑や工場が点在する場所。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1055053802.html?t=1422560177774
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150129-OYT1T50090.html
(ブログ者コメント)
写真には大量の黒煙が写っており、結構、大規模な火災だった模様。
2013年11月22日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第3報修正3として掲載します。
第1報、第2報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3438/
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3439/
(2015年1月17日 修正3 ;追記)
2015年1月10日付の朝日新聞ちば首都圏版紙面に、受入れタンクに他の廃油が少なかったためガソリンが薄まらなかったなど、下記趣旨の記事が掲載されていた。
千葉県警は9日、当時の常務で部門長の男性(46)ら5人を、業務上過失致死傷容疑で書類送検した。
県警によると、部門長ら4人は容疑を認め、1人は一部否認しているという。
発表によると、部門長ら5人は13年11月15日、取引先の油類運送会社「H社」千葉営業所(市原市)から、引火性の高いガソリンが9割を占める廃油約9900ℓを回収して、処理機能がない工場の廃油精製ラインに流して爆発を引き起こし、EC社の作業員2人を死亡させ、作業員や周辺の住民ら21人に重軽傷を負わせた疑いがある。
部門長は、ガソリンを回収しないように明確に指示しなかったとされる。
爆発によって、工場以外に近隣の企業約60カ所と住宅15戸などに被害が出た。2.6km先の窓ガラスも割れたという。
同工場を除く被害総額は、13億円余りに上ったという。
県警によると、同施設は廃油をリサイクルするところで、エンジンオイルなどの引火性の低い廃油を扱い、不純物を取り除いて販売用に精製していた。
今回の事故では、引火性が高く、施設で処理できないガソリンを扱ったため、密閉されていない遠心分離機から気化したガソリンが漏れ出したという。
白煙と異臭に気付いた作業員が窓を開けたため、気化したガソリンと酸素が混合。爆発しやすい状態になり、作業員の衣服などに帯電した静電気によって引火し、爆発が起こったという。
県警によると、ガソリンは社内規定で回収してはいけないものとされていた。
県警の作業員への聞き取りによれば、当時の部門長の常務が、水以外なら何でも持ってこいとハッパをかけていたという。
回収した廃油の量が個人の成績として賞与や昇進に影響し、作業員の実績が部門長や支店長の成績にもつながっていたという。
一方で、事故以前からガソリンを回収・処理していたのに、なぜ、今回の爆発事故が起きたのか。
県警は、複数の要因が重なったとみる。
通常、回収してきた廃油は、工場のタンクに集められて作業をする。
だが、爆発当日はタンク内の廃油の総量が少なく、ガソリンが薄まらず、純度が高いまま処理が始まった。
さらに、普段はガソリンを薄めて流していたが、部門長が他の業務に対応して細かな指示が出せなかったほか、作業に慣れた検査員も不在だったという。
1月10日付の千葉日報紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
警察によると、当日は普段検品する担当者が休みで、別の検査員が、揮発性の高いガソリンが回収した油に含まれていることを十分確認せず、タンクに流し込んでいた。
タンク内に別の廃油が入っていれば希釈されるが、当時はタンクがほぼ空だったため、薄められないまま処理作業がスタート。
その結果、ヒーターで70℃程度まで熱せられ、気化したガソリンが遠心分離機の隙間から漏れて滞留すると、換気で入った外気と混ざり、作業員に帯電していた静電気で引火したとみられる。
県警は研究施設で再現実験を繰り返し、立件に向けて慎重に捜査を続けてきた。
県警によると、同社の資料などの分析で、11年ごろからガソリンなどを受け入れていたことが判明。処理が慢性化していたらしい。
当時の支店長は県警の事情聴取に、「危険と分っていても、これまでは無事だったので、今回も大丈夫だと思った」と供述したという。
当時の常務も、社員から混合油回収の伺いを受けながら、黙認していた。
(ブログ者コメント)
事故防止のための、さまざまな歯止めが、ことごとく機能しなかった事例のように感じた。
(2015年2月5日 修正4 ;追記)
2015年2月2日20時27分にNHK千葉から、廃油の引火性などを確認しないまま処理することが常態化していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
施設ではガソリンが混ざった廃油を処理していたが、千葉県は2日、廃油の引火性などを確認しないまま処理することが常態化し、事故につながったとして、廃棄物処理法に基づき、産業廃棄物の処理に関する県内のすべての事業を90日間停止するよう命じる行政処分を行った。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/1085159131.html?t=1422911983490
(2015年9月2日 修正5;追記)
2015年9月1日7時5分に産経新聞千葉版から、作業員らが危険性を報告していたがガソリンが含まれた廃油の回収を止めなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
業務上過失致死傷罪に問われた運営会社元常務(47)と、当時の支店長(43)に対する初公判が31日、千葉地裁松戸支部で開かれた。
両被告は「間違いありません」などと起訴内容を認めた。
検察側は冒頭陳述で、使用済みのエンジンオイルなどの廃油から再生重油を精製する同工場では、24年ごろから爆発の恐れのあるガソリンなどを含む廃油を精製目的で回収。
作業員らが危険性などを報告したときも、N被告らが「回収をやめさせなかった」と指摘した。
事故当時も、ガソリンが含まれているのを知りながらN被告らが廃油回収を指示していたとした。
出典URL
http://www.sankei.com/region/news/150901/rgn1509010028-n1.html
2014年12月23日19時23分にNHK大分から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後5時ごろ、大分市の大分港大在公共埠頭に接岸中だったカンボジア船籍の貨物船「YONGPING」の船倉に積まれた電線や鉄くずなどのスクラップから火が出た。
スクラップは重さがおよそ1000トンで、火は23日午前1時前に消し止められたが、およそ8時間に渡って燃え続けた。
船には中国人など10人の乗組員がいたが、けが人はいなかった。
海保によると、22日は中国に向けて出港する前に、船倉にスクラップを積み込む作業が行われ、作業がほぼ終わったところで船倉のスクラップから煙が上がったという。
また、船倉の中でも中央付近の燃え方が特に激しいということで、海保は、この付近から火が出た可能性が高いとみて、出火原因についてさらに詳しく調べることにしている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/oita/5074212441.html?t=1419375376338
2014年11月5日付で朝日新聞知多版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午後2時20分ごろ、知多市の出光興産愛知製油所で、廃棄物を一時保管していた鉄製コンテナ(長さ6m、幅2.2m、高さ1.4m)から煙が上がっているのを作業員が見つけ、119番した。
自衛消防隊が消火活動にあたり、約30分後に鎮火した。けが人はなかった。
同製油所によると、所内は1ケ月前から定期の補修工事中で、作業で出る廃棄物をコンテナ内に入れていた。
中にあった廃プラスチック類から出火したとみられるという。
コンテナは、精製装置から約1km東側に置かれており、操業などに影響はなかったという。
キーワード;自然発火
2014年9月3日20時15分にmsn産経ニュースwestから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後3時10分ごろ、大阪府八尾市大竹の廃材回収業「小林商店」の作業場から出火、アルミニウムやマグネシウムなどの廃材約400m3を焼き、大量の煙が出た。けが人はなかった。
警察によると、産業廃棄物をパワーショベルで集める作業をしていた。
警察が、詳しい出火原因を調べている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140903/waf14090320150043-n1.htm
(ブログ者コメント)
スクラップの山を重機で平らにする作業中に出火したという同じような事例が、今年8月に川崎市でも起きている。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4224/
2014年9月3日16時21分にNHK北海道NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岩見沢市郊外にある廃棄物処理会社が汚水処理の作業手順を誤ったため、一時、近くの住宅地に異臭が漂う騒ぎがあり、市はこの会社に再発防止の徹底を指導した。
岩見沢市によると、2日夜遅くから3日未明にかけて、市内の複数の住民から「硫黄のようなにおいがする」と消防や市に通報があった。
市が調べたところ、岩見沢市郊外の廃棄物処理会社の敷地内にある汚水を貯めておく池から、一時、異臭が発生したことがわかったという。
処理会社によると、この池は埋め立て処分場から出る汚水を一時的に貯蔵しておく施設で、汚水には、水に濡れた建築廃材の石膏ボードから流れ出た硫化水素も含まれているという。
この汚水をかき混ぜると異臭が発生するため通常は行わないが、2日夜は、従業員のミスで汚水をかき混ぜる機械を動かしてしまい、微量の硫化水素が空気中に拡散したとみられるという。
市によると、この異臭で気分が悪くなるなどした住民はいないということだが、市はこの会社に対して再発防止を徹底するよう口頭で指導した。
処理会社の47歳の社長は、「従業員の単純なミスで住民にご迷惑をかけ申し訳ありませんでした。今後、作業手順などを確認し再発防止に努めます」と話していた。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20140903/4303481.html
2014年8月25日12時51分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月26日付で毎日新聞神奈川版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午前11時ごろ、川崎市川崎区千鳥町にある屋外のスクラップ置き場から黒煙が上がっていると、119番通報があった。
警察によると、中国向け輸出用の非鉄金属を扱う港栄作業のスクラップ置き場で、作業員が金属やプラスチックなどを含むスクラップの山を重機を使って平らにする作業中に出火したという。
現場は、羽田空港の南西約4kmにある埋め立て地の一角。
消防によると、30m×50mにわたって約500m3が燃えており、消防車20台などで消火作業をしている。
いまのところけが人などの情報は入っていないという。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG8T3T6VG8TULOB002.html
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20140826ddlk14040272000c.html
(2014年9月11日 修正1 ;追記)
2014年8月26日付と27日付の神奈川新聞紙面に、以下の補足的情報が掲載されていた。
警察などによると、現場は、自動車や木材など輸出用貨物の一時保管施設(約19万m2)の一部で、市が川崎港湾物流協同組合に貸与していた。
出火当時、約600トンの金属類のスクラップがあり、業者による集積作業中に出火したという。
この火災は、出火から、約22時間後の26日午前8時55分ごろに鎮火した。
現場では、約2ケ月半前にも火災があったばかりだ。
消防によると、現場では6月上旬、金属くず約200m3が燃える火災が発生、鎮火までに約12時間を要した。
出火原因は特定できていないが、自然発火の可能性が高く、消防は夏場の高温も影響したとみている。
川崎港は国内有数の金属クズの集積地で、2012年の取扱量は約138万トン。国内全体(1656万トン)の約8%を占める。約102万トンが輸出用で、9割は韓国、中国でリサイクルされるという。
現場周辺で働く男性(60)は、「(廃家電に含まれる)バッテリーや電池など、何が火元になるか分からない」と指摘。不測の事態に備え、集積場に消火器を置くなどして対応している。
2014年7月24日21時40分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後3時ごろ、広島県北広島町新氏神の産業廃棄物中間処理施設「K社広島総合工場」で、従業員から「白い煙が出て数人が倒れた」と119番があった。
消防などによると、20〜50代の男性作業員7人が広島市内の病院に搬送され、1人が意識不明の重体で3人が重症、3人が軽症。
7人は、廃油を油や固形物に分別するなどの作業中だった。
何らかの原因で硫化水素ガスが発生した可能性があり、詳しい状況を調べている。
警察などによると、同施設には複数の工場があり、7人は当時、施設に持ち込まれた廃油などを油や固形物に分別し、焼却しやすくするための工場で働いていた。
事故があった頃は、ドラム缶に入った数種類の廃棄物を重機で「ピット」と呼ばれる大型容器(深さ約4m)に流し込む作業をしていたが、突然1人が倒れ、助けに向かった3人が次々と倒れたという。現場には有毒ガスが発生していた。
施設関係者によると、この工場の内外で、重体などの7人を含む12人が作業をしていた。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140725k0000m040101000c.html
7月25日付で中国新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
従業員から「工場内でガスが発生し、数人が倒れた」と119番があった。
消防によると、ガスから高濃度の硫化水素を検出した。
警察などによると、ガスは前処理工場と呼ばれる建物内で発生。ドラム缶に入った廃油や汚泥などの産業廃棄物を、ピット(約17m3)に重機で移し替える作業をしていたという。
消防によると、ガスはピット内から発生し、周辺で作業していた4人が倒れ、そのうち3人が意識不明の状態で搬送された。建物外から助けに入った3人も巻き込まれたという。
建物は当時、窓やシャッターを閉め切り、ダクトで排気。
7人は、有機溶剤のガスや粉じんを防ぐマスクを二重にしていた。
同社の担当者は、「ガスは本来の作業では出ない。化学物質の何らかの組み合わせで発生したのでは」と話した。
出典URL
7月24日23時36分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
従業員から、「白色と黄色の煙が出て数人が倒れた」と119番通報があった。
工場は、ガソリンスタンドや自動車整備工場から廃油を集めて焼却処分する施設で、従業員は約40人。
当時は9人態勢で、ドラム缶に入った廃油をプール状の「受け入れ槽」に移して混ぜる作業の途中だったという。
有毒ガスが発生したのがドラム缶を開けた時なのか、受け入れ槽に移して混ぜた時なのか、現段階では不明という。
同社によると、廃油を引き取る際にはサンプルを分析調査し、ほかの廃油と混ぜても化学反応が起きない廃油だけを集めているという。
警察は、安全を確認したうえで、作業員が扱った廃油や発生した有毒ガスの種類などを調べる。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG7S5GG3G7SPITB01G.html
7月26日3時50分にmsn産経ニュース広島からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7人のうち3人が重体となっていたが、いずれも意識を取り戻した。
事故は24日午後3時ごろ起きた。従業員らが廃油や汚泥が入ったドラム缶をフォークリフトでピットに移し替えていた際、有毒ガスが発生したとみられる。
消防などによると、建物内には10個のピットがある。
発生から約1時間20分後の16時15分に、有毒ガスが発生したとみられる第8ピット付近で、30ppmの硫化水素を検出したという。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/140726/hrs14072603500004-n1.htm
(2015年3月16日 修正1 ;追記)
2015年3月10日21時30分にNHK広島NEWS WEBから、受け入れ前の成分確認を怠っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月10日19時10分に広島ホームテレビからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
警察は、施設で処理できない液体を誤って処理しようとした結果、硫化水素が発生した疑いが強まったとして、経営する会社の次長ら6人を業務上過失傷害の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、施設を経営する、滋賀県湖南市にある「K社」の47歳の次長や34歳の工場長ら6人。
警察によると、次長がこの施設で処理できない硫化化合物を含んだ強アルカリ性の液体と強酸性の液体を誤って施設に送り、工場長らも気づかずに処理しようとした結果、硫化水素が発生したという。
また、適切な作業マニュアルがなかったことや、廃棄物を混ぜ合わせる前の成分確認など安全管理を怠っていたこともわかったという。
調べに対し、いずれも容疑を認めているという。
また、労基署は、救助にあたった作業員に酸素マスクなどをつけさせなかったといった労安法違反の疑いで、K社と工場長ら2人を書類送検した。
書類送検についてK社は、「大きな事故を起こしおわび申し上げます。今後、再発防止と安全確保の対策を取っていきます」とコメントしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20150310/3068962.html
http://news.home-tv.co.jp/news.php?ymd=2015-03-10&c=&id=2015-03-105
3月11日付で朝日新聞広島版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、次長らは事故を防ぐ注意義務を怠り、本社から北広島町の工場に誤って配送された強酸性と強アルカリ性の液体をそれぞれ同じピットに注いで硫化水素を発生させ、7人に軽傷を負わせた疑いがある。
警察は、次長が一次処理が済んでいない液体の入ったドラム缶を誤って本社から工場に送ったと認定。
また、工場長ら5人も成分の確認などを怠って硫化水素を発生させ、ガス発生後に倒れた作業員の救出に別の作業員を向かわせて二次被害を出したとした。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。