2018年6月7日17時41分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
トラクターなどの修理で出た廃タイヤの処分を無許可の業者に委託したとして、村上市のJAにいがた岩船の職員らが、廃棄物処理法違反の疑いで逮捕された。
逮捕されたのは、村上市のJAにいがた岩船の農機センターの責任者、O容疑者(52)と、農機車輌センター工場長のH容疑者(44)、それに無許可で廃タイヤの運搬などを請け負った村上市の自営業、Y容疑者(33)の3人。
警察によると、職員2人は去年9月までの2年間に、農家のトラクターの修理などで出た廃タイヤ4トンの処分を、産業廃棄物処理の許可を受けていないY容疑者に委託したとして、廃棄物処理法違反の疑いが持たれている。
いずれも容疑を認め、2人は「県の許可があるかどうか分からなかった。他の業者よりも安く、サービスもよかった」と供述しているという。
JAにいがた岩船は、「このような事態を招いたことを厳粛に受け止め、役職員一同、深く反省するとともに、職員に対する指導、強化を徹底し、再発防止に万全を期した対応策を講じます」とコメントしている。
出典
『JA職員ら廃タイヤ無許可処分か』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20180607/1030003424.html
(ブログ者コメント)
JAの中には、宮城や鹿児島のようにISO14001認証を取得しているところもある。
ただ、JA新潟が認証取得しているという情報は見つからなかった。
JA新潟でも認証を取得していれば、このようなトラブルは起きなかったと思うのだが・・・。
2017年11月10日付で東京新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月9日付で朝日新聞横浜版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
横浜市緑区の緑資源選別センターで8日、資源ごみの分別中にクマよけスプレーの缶から中身が漏れ出し、目やのどの痛みを訴えた作業員の女性11人が病院に搬送された。
いずれも軽傷で、大事を取って入院した2人も9日に退院した。
市によると、「缶・ビン・ペットボトル」として出されたものを、スプレー缶は穴を開けた後にリサイクルするため、ペットボトルや他の缶と分けて足元の専用かごに投げ入れていた。
缶に破損はなく、かごに投げ入れた時の衝撃で、成分「カプサイシン」を含んだ中身が噴き出したとみられる。
市は、スプレー缶は飲食物の缶と分け、中身を使い切ってから出すよう呼び掛けている。
担当者は、「中身が残る場合は、清掃事務所に相談するか、収集車の作業員に手渡ししてほしい」と話している。
出典
『クマよけスプレー漏れ11人搬送 資源ごみ回収の分別中』
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201711/CK2017111002000143.html
以下は11月8日付で横浜市から記者発表された資料の抜粋。
1 発生日時・場所
平成29年11月8日(水)午前10時35分頃
緑資源選別センター(横浜市緑区上山1-3-1)
2 事故の概要
緑資源選別センターA棟の破袋補助室にて、選別作業中、コンベヤに流れてきた熊よけスプレー を作業員が取り出し、地面にある専用かごに入れた際、スプレーに含まれるカプサイシンが外に漏 れてしまい、作業していた11名が、気分が悪いなどの体調不良を訴え、救急搬送されました。
※当該施設の管理運営は、本市が公益財団法人横浜市資源循環公社(以下「資源循環公社」という。)に委託しており、そのうち本選別業務について、横浜市資源リサイクル事業協同組合の作業員が従事しています。
4 事故原因
・本来、スプレー缶として出されるべき熊よけスプレー缶が中身が入ったまま、缶・びん・ペットボトルと一緒に排出されていたため。
・選別作業において、異物を専用かごに入れる際、作業の丁寧さに欠けたため。
出典
『選別施設内で発生した事故について』
http://www.city.yokohama.lg.jp/shigen/top/press/pre171108.pdf
2017年10月16日19時1分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午前10時すぎ、富士市大野の廃棄物処理施設「Eステーション」から「薬品が漏れて目にしみる」という従業員の通報が消防にあった。
警察によると、当時、施設の中では建築廃材の分別作業が行われていたということで、従業員の男女7人が目やのどの痛みなど訴え、救急車などで病院に搬送された。
いずれも症状は軽かったということだが、警察は施設に通じる道路の通行を1時間近く規制し、周辺への立ち入りを制限したということで、この施設の従業員のほかに症状を訴える人はいなかった。
警察によると、従業員は分別作業の最中に、金属製の缶から無色透明な液体が漏れ出した直後、目や鼻の痛みを感じたと話しているという。
また、消防によると、現場の空気から塩素や一酸化炭素が検出されたということで、警察では液体が漏れた経緯や原因を調べている。
廃棄物処理施設の周囲は工業地域になっていて、一般の住宅はない。
施設を運営する会社の男性役員によると、分別作業をしていた建築廃材の中につぶれた缶があり、あとから液体の入っていたことがわかったということだが、作業の当時は一般的な建築廃材だったため、ゴーグルをつけるなどの対策は特にしていなかったという。
役員の男性は、「周辺の皆さんには不安を与えてしまい、申し訳ないと思っている。今後は十分に注意しながら作業にあたりたい」と話している。
出典
『廃棄物処理施設で異臭 7人搬送』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3034844761.html
10月16日17時3分に静岡新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、同施設内で廃棄物の選別作業をしていた男性従業員が異臭を感じ、廃棄物を調べると、縦50cm、横30cmほどの金属製の缶から透明な液体が漏れているのを発見したという。
男性は直後に目の痛みを訴えた。
そのほかの男女6人は、男性の近くで作業するなどしていたとみられる。
出典
『目に痛み、男女7人搬送 富士の廃棄物処理施設』
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/415881.html
2017年8月19日7時9分に岐阜新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午後9時半ごろ、岐阜県瑞浪市釜戸町の中央自動車道で、雨による土砂崩れが発生した。
消防などによると、トラックを含む4台が巻き込まれた。
負傷者は6歳から40代の男女11人で、うち1台のワンボックスカーに乗っていた3人が重傷。
中津川市や多治見市などの病院に搬送され、手当てを受けている。
県警高速隊などによると、上り線の斜面から最大で高さ約1.5m、幅約60mにわたり土砂が流出し、下り線まで流れ込んだという。
当時、現場付近では雨が降っていた。
長野方面に向かって上り車線を運転していた男性(25)は、1時間ぐらい車が動かなくなったため、降りて見に行くと、土砂崩れが発生していた。
上り2車線は完全に土砂で埋まり、下り1車線も埋まっていた。
トラックは車線をふさぐように横向きになっていたという。
「車が止まる直前は雨や雷がひどく、前が見えないこともあった。土砂に巻き込まれた車の人が心配」と話した。
同40分から、瑞浪インターチェンジ(IC)~恵那IC間の上下線が通行止めとなった。
現場は瑞浪ICから恵那方面へ約9km地点。
岐阜地方気象台によると、レーダーによる解析雨量で、現場付近の同日午後11時までの24時間雨量は約200ミリだった。
出典
『土砂崩れ4台巻き込む 瑞浪市、中央道11人重軽傷』
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20170819/201708190709_30298.shtml
8月21日22時49分に読売新聞からは、崩れた土砂の中に白い粘土状の廃棄物とみられるものが混じっていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
道路に流入した土砂の中に窯業原料の廃棄物が含まれていたことが判明し、岐阜県は21日、廃棄物処理法に基づき、現場近くの窯業原料メーカー「M陶料」への立ち入り検査を実施した。
県廃棄物対策課によると、中央道の路面を覆った約700m3の土砂には白い粘土質の物質が混じり、同社が廃棄物などを入れていたとみられる樹脂製の袋も大量に散乱していた。
袋には同社の名前も記されていた。
付近の3か所に同社の工場があり、土砂崩れが起きた道路脇の斜面の上には「第3工場」が設置されている。
この工場と中央道の間の斜面に、大量の廃棄物などを袋に入れるなどして置いていたとみられる。
18日に起きた土砂崩れでは、この場所が崩落していた。
出典
『中央道土砂崩れ、窯業廃棄物も…メーカーを検査』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170821-OYT1T50105.html
8月22日付で毎日新聞からは、現場上方にある工場が斜面の採石場跡地に長期保管していた産廃が崩落したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岐阜県は21日、現場脇の斜面上方に工場を持つ窯業原材料メーカー「M陶料」(瑞浪市)を廃棄物処理法に基づいて立ち入り検査し、同社が斜面に山積みしていた不要な窯業原料が高速道路上に崩れ落ちたと判断した。
大雨で流出したとみられる。
県によると、同社は10年前から所有地内に規格外の窯業原料を投棄していたと認めた。
県は崩落物について、同社が不適正な状態で長期間保管していた産業廃棄物の汚泥と認定した。
近くの川にも流れ込んでおり、白濁など生活環境保全上の支障を生じさせたとして、29日までにシートで覆うなど、流出防止の応急措置を講じるよう措置命令を出した。
同社は産廃処分場としての許可を得ておらず、県は引き続き調査を進める。
県警も捜査を始め、同社関係者から事情を聴いている。
県によると、斜面をL字形に削り取った採石場の跡地に、同社は、粘土やけい石の粉砕物などで構成する窯業原料のうち、規格外のものを容量1トンの袋に入れるなどして、幅19m、奥行き30m、高さ数mにわたって置いていた。
同社幹部は県に対し、「窯業原料のうち、製造過程で出る取引価値のないものを過去10年間埋めた」と話したという。
登記簿によると、工場下の斜面など一帯は、同社か同社役員が所有している。
土砂崩れにより、恵那IC~瑞浪IC間の上下線が、約34時間、通行止めとなった。
また18日夜以降、現場から約500m南の市街地に濁水が流れ込み、1棟が床上浸水、2棟が床下浸水し、車1台が立ち往生した。
県は、近くを流れる御湯川にも窯業原料入りの袋が落下し、一部をせき止めたり下流に流れたりしたため、市街地が浸水したとみている。
瑞浪市は美濃焼の産地として知られ、陶土が産出し窯業が盛ん。
出典
『岐阜・瑞浪の土砂崩れ 斜面の窯業原料崩落 工場、10年前から投棄』
https://mainichi.jp/articles/20170822/ddm/041/040/099000c
8月22日16時44分に朝日新聞からは、発がん性リスクのあるシリカパウダーも含まれていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
労基署の職員によると、土砂には窯業原料のほかに、同社の製造で、半導体の絶縁材料に使われるシリカパウダーも含まれていた。
同社は労基署に対し、「パウダーは、流出した窯業原料と同じ場所に埋めていた」と説明しているという。
シリカパウダーは微小で、長い期間にわたって大量に吸い込むことによって発がん性やじん肺のリスクが高まるという。
今回は雨により泥水の状態で流出したが、パウダーが大量に含まれていれば、乾燥することで粉じんとなるリスクがあるため、散水やシートで覆う必要が出てくるという。
出典
『中央道の流出土砂、発がんリスクの粉も 労基署が調査』
http://www.asahi.com/articles/ASK8Q41XGK8QOIPE006.html
(2/2へ続く)
(1/2から続く)
8月22日22時11分に毎日新聞からは、40年前から現場に不法投棄していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
M陶料が県の立ち入り検査に対し、「1977年から規格外品を投棄していた」と説明していることが22日、分かった。
県廃棄物対策課によると、同社は第3工場ができた77年から、現場脇の斜面上方に投棄するようになったと説明。
同社幹部は、「敷地内に採石場の跡地があり、(投棄するのに)ちょうどよかった。先々代の時から投棄している。規格外品を少量ずつ置いた」と話したという。
現経営陣が就任した10年前から毎月約3トンを投棄し、製造工程改良で規格外品が以前ほど出なくなった2年前に投棄をやめたとしている。
同社を巡っては、2012年にも、第3工場から漏れ出したシリカ溶液を川に流出させる事故を起こしていた。
当時、県から水質汚濁防止法に基づき厳重注意を受けた。
県環境管理課によると、機械故障が原因で、川は白く濁り、現場からシリカ溶液3トンを回収した。
出典
『瑞浪の土砂崩れ 「40年前から汚泥投棄」会社が県に説明』
https://mainichi.jp/articles/20170823/k00/00m/040/137000c
8月23日21時37分に朝日新聞からは、不法投棄のやや詳しい状況が、下記趣旨でネット配信されていた。
同社は、第3工場の下にあたる中央道脇の斜面に採石場跡を所有。
原料の製造過程で生じる規格外の珪石の粉末や汚泥といった産廃を採石場跡のくぼみに運び込んでいた。
くぼみの規模は、幅19m、奥行き30m、深さ25~30mほど。
運び込んだ産廃の上に土をかぶせるなどしていた。
警察は、採石場跡に運び込んでいた産廃が土砂崩れを引き起こした可能性もあるとして、業務上過失致傷容疑も視野に入れて捜査を進めていく。
出典
『中央道土砂流入、陶磁器原料会社を24日にも家宅捜索』
http://www.asahi.com/articles/ASK8R632FK8ROIPE01Q.html
8月25日19時30分にNHK東海からは、シリカパウダーによるリスクは現状では高くないという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
住宅街に流れ出した汚泥の中に、長期間大量に吸い込むとがんになるリスクがある「結晶シリカパウダー」が混じっていることについて、労働衛生学が専門の愛知医科大学医学部の柴田英治教授は、「長期間、大量に吸い込まないと発症はしないので、現状ではリスクは高くない」と話している。
ガンを発症する理由として、「粒子が細かいため、吸い込むと肺の奥まで入り込んでしまい、大量に吸い込むと肺がパウダーに反応して炎症を起こし、それを体が治そうとする過程で発生する」と説明している。
今後の対応について柴田教授は、「通常の生活で過剰に心配する必要はないが、道路などに残っている汚泥の清掃は、洗い流す必要もあるので、行政に依頼しやってもらうべき。また、行政は今後の対策を決めるため、大気中の濃度の測定をしっかりと行う必要がある」と話していた。
出典
『“シリカパウダー”がんリスクは』
http://www.nhk.or.jp/tokai-news/20170825/6498131.html
(2017年9月18日 修正1 ;追記)
2017年9月15日21時22分に毎日新聞から、斜面に投棄していた規格外窯業原料の全量撤去命令が出されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県は15日、規格外の窯業原料を道路脇の斜面に投棄していた瑞浪市の窯業原料メーカー「M陶料」に対し、廃棄物処理法に基づき、規格外の窯業原料など全量撤去の措置命令を出した。
県によると、崩落現場には、同社が投棄した窯業原料や土砂が混じった汚泥が推計4175m3にわたって堆積している。
原料には発がんリスクのある結晶「シリカパウダー」が含まれているため、飛散によって生活環境保全上の支障が出る恐れがあるとして、12月23日までの撤去を求めている。
同社は、産業廃棄物の仮置き場への搬出路を約1カ月かけて整備した上で、汚泥の撤去を開始するとしている。
同社の水野会長は、「県の指導に従い、迅速に撤去する」とする一方、規格外の原料について「(投棄でなく)保管していた」と説明しているという。
一方、県は15日までに、シリカパウダーを取り扱う県内の窯業原料製造業者31社、34事業所に立ち入り検査を実施し、M陶料以外の事業所では,シリカパウダーを含む廃棄物が適切に保管されていることを確認した。
ただ、許可のない業者への処理依頼や書類の不備が計8事業所で判明したとして、県は処分を検討している。
出典
『中央道土砂崩れ 窯業原料メーカーに全量撤去命令 岐阜県』
https://mainichi.jp/articles/20170916/k00/00m/040/124000c
(2017年12月25日 修正2 ;追記)
2017年12月22日19時10分にNHK岐阜から、斜面に残っていた廃棄物が撤去されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月22日20時25分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
県は22日、斜面に残っていた廃棄物などがすべて撤去されたことを確認した。
県によると、撤去された廃棄物などの量は、県の当初の推定を10%以上、上回る4739m3だったという。
大半は、同社第3工場の駐車場などに袋詰めされた状態で保管されており、県は引き続き、廃棄物などが撤去された後の斜面が崩れないための必要な措置をとるよう、会社側に求めることにしている。
出典
『中央道土砂流入 廃棄物撤去確認』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/3083405851.html
『中央道土砂崩れ 投棄の窯業原料の全量撤去が完了』
https://mainichi.jp/articles/20171223/k00/00m/040/070000c
2017年8月16日19時38分にMBC南日本放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月15日付でKTS鹿児島テレビから、8月16日18時5分にNHK鹿児島からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
鹿児島市の清掃工場で15日、ごみ収集車がおよそ6m下に転落する事故があった。
転落した車両は16日、6時間半かけて引き上げられた。
この事故は15日正午ごろ、鹿児島市犬迫町の北部清掃工場で、燃やせるごみをためる「ピット」と呼ばれる場所に、民間業者の最大積載量2.6トンのごみ収集車が転落したもの。
運転していた58歳の男性は頭や背中を打ち、軽いけがをした。
収集車は車止めを乗り越え、後ろ向きに6m下に落ちていて、16日朝からクレーンを使って引き上げ作業が行われた。
鹿児島市によると、転落した車は、定められた積載量を900kg超えてごみを積んでいたとみられ、荷台を傾けてごみを落とす際、バランスを崩した可能性があるという。
このピットは深さが14mあるが、15日は燃えるごみの収集日で、実際にはおよそ6m下に転落したという。
工場長は、「ごみの積載量が多かったことに加え、車を搬入口に移動する際の安全確認が不十分で転落したのではないか」と話している。
車体の引き上げには、想定のおよそ2倍の6時間半かかった。
事故の影響で、北部清掃工場では燃やせるごみの搬入を一部、制限していたが、17日からは通常通り受け入れるという。
鹿児島市によると、同様の事故は平成20年にも南部清掃工場で起きているということで、市は引き続き、注意を呼びかけることにしている。
出典
『ごみ収集車を6時間半がかりで引き上げ』
http://www.mbc.co.jp/news/mbc_news.php?ibocd=2017081600024820
『清掃工場でごみ収集車転落』
http://news.ktstv.net/e71025.html
『清掃工場で収集車がピットに転落』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/5053070852.html
(ブログ者コメント)
同様な事故は過去にも起きている。
以下は青森県の事例。
2013年1月12日掲載
2013年1月5日 弘前市のごみ処理施設でごみ収集車がごみ投入中にバランスを崩してピット内に転落
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2597/
2017年8月5日18時56分にNHK山形から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午前8時すぎ、米沢市万世町梓山のリサイクル会社、「Hリサイクル」で、ドラム缶を切断する作業をしていたところ、突然ドラム缶が破裂した。
警察や消防によると、この事故で、作業をしていた59歳の男性アルバイト従業員の顔に破裂したドラム缶の上ぶたが当たって鼻の骨を折るなどのケガをし、病院で手当てを受けた。
この男性は、5日朝8時ごろから1人で、会社の敷地内で廃油が入ったドラム缶の上ぶたをガス溶断機を使って切断する作業をしていたという。
当時、会社にはほかに3人の従業員がいたが、けが人はいなかった。
警察と消防は、会社から当時の作業状況を聞くなどして、事故の原因を詳しく調べている。
出典
『工場でドラム缶破裂 1人けが』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/6025814831.html
8月6日付の山形新聞紙面には、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ドラム缶には廃油が残っており、破裂して上ぶたが飛ばされたとみられる。
隣接する建物にいた社長の家族(59)が破裂音に気付いて119番通報した。
2017年6月3日7時35分に佐賀新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月2日18時18分にNHK佐賀から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後1時55分ごろ、武雄市北方町大崎の自動車の廃材などを取り扱うE金属武雄工場から出火し、消防車10台が出て消火活動にあたった結果、およそ2時間後に火は消し止められたが、鉄骨平屋建ての金属リサイクル工場1912m2を全焼した。
警察などによると、男性従業員が廃車をフォークリフトで持ち上げ、ガソリンを抜き取って別の容器に移していたところ、抜いたガソリンから火の手が上がったという。
敷地内には7人の従業員がいたが、逃げてけがはなかった。
現場は長崎自動車道武雄北方インターの東約300mの国道34号沿いで、現場周辺の道路約2kmが一時、通行止めになった。
出典
『2日午後、武雄市で金属リサイクル工場全焼』
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10102/434763
『武雄で自動車関連工場が全焼』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/5083944812.html
(ブログ者コメント)
自動車のタンクからガソリンを抜き取っている時に出火したのだろうか?
それとも、抜き終わったガソリンを別の容器に移し替えていた時に出火したのだろうか?
いずれにせよ、こういった作業時の出火原因は静電気であることが多い。
2017年5月12日22時38分に日刊スポーツ(共同)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月12日22時48分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後4時20分ごろ、福岡市東区二又瀬新町の産業廃棄物処理業者「Eマテリアル」の敷地内でガスボンベが爆発した。
警察によると、金属片が飛び散り、約100m離れた敷地外の駐輪場にいた別の会社の男性アルバイト従業員(16)が脇腹に軽いけがをした。
破片は少なくとも約150m先まで飛んでいた。
警察によると、処理場では従業員2人が重機を使って金属類のごみを粉砕していた。
その際、混ざっていた長さ約50~60cmのガスボンベ1本が爆発したという。
この2人にけがはなかった。
近所の電気工事会社では、飛んできた金属片で事務所の屋根に穴が開いた。
男性社長(52)は、「雷が落ちたような、ドン、という音を2回聞いた。近くの道路にも大きな金属片が落ちていた」と驚いていた。
このほか、外壁が壊れたマンションなどもあった。
警察が詳しい原因を調べている。
出典
『産廃施設でガスボンベ爆発、従業員1人負傷』
http://www.nikkansports.com/general/news/1822440.html
『ガスボンベ爆発 破片で100m先の少年けが』
https://mainichi.jp/articles/20170513/k00/00m/040/147000c
5月13日付で朝日新聞福岡版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
重機でガスボンベを押し潰す作業中に爆発が起きたという。
2017年5月1日19時21分にNHK大分から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後3時すぎ、大分市佐野にある市のごみ処理施設「佐野清掃センター」で収集車の誘導作業をしていた男性が突然いなくなったとの通報が消防にあった。
男性(60)は、ごみを一時的にためておく深さ13mの「ピット」と呼ばれる場所の近くで作業をしていたことから、消防のレスキュー隊などがごみがたまったピットの中を捜索した。
その結果、およそ2時間後の午後5時すぎ、ピットの中で男性を発見したが、その場で死亡が確認された。
市によると、このピットには、当時、およそ10mの高さまでごみがたまっていたという。
男性は、収集車のごみをピットに捨てるための誘導をしていたということで、警察は、男性が作業中に誤って転落したとみて詳しいいきさつを調べている。
出典
『ごみ処理場で男性転落 死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/5073084671.html
(ブログ者コメント)
同様な事故は過去にも起きている。
今回の事例では、どのような転落防止措置をとっていたのだろうか?
2013年5月9日掲載
2013年4月30日 市原市のゴミ処理場で収集車誘導中の収集業者助手が合図せず後退してきた収集車に押され深さ16mのピットに転落して死亡、ベルト着用すれど未固定だった (修正1)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2838/
(2017年6月21日 修正1 ;追記)
2017年6月19日19時0分にテレビ大分から、ゴミ袋をピットに投げ入れる作業をしていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月19日16時55分にNHK大分からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
大分市の清掃センターで5月、男性作業員がピットの中に転落して死亡した事故を巡って、大分労基署は19日、作業員の派遣先の会社などを書類送検した。
労安法違反の疑いで書類送検されたのは、大分市向原沖のE九州と、この会社の当時現場管理者だった48歳の男性。
この事故は5月1日、大分市の佐野清掃センターで、回収したごみを集めるピットにごみ袋を投げ入れていた60歳の派遣社員の男性作業員が、深さおよそ10mのピットに転落して死亡したもの。
同署によると、E九州と現場管理者の男性は、作業員に安全帯を着用させるなどの危険防止の措置をとっていなかった疑いがもたれている。
また、この事故を受けて大分労働局は、19日付けで県内13のごみ処理施設に対し、手すりの設置などの安全対策をとるよう文書で要請している。
出典
『清掃センター転落死事故 書類送検』
https://www.tostv.jp/news/638.html
『ごみ処理施設転落死で書類送検』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/5074386591.html
2017年3月17日20時48分にNHK水戸から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月17日20時8分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
17日正午ごろ、茨城県稲敷市釜井の工業団地にある「S油化工業」茨城工場の従業員から、「油が燃えていて手がつけられない」と消防に通報があった。
出火したのは、廃油を精製する作業所。
火はおよそ4時間半後に消し止められたが、焼け跡から1人が遺体で見つかった。
警察によると、火災の後、この工場に勤める40代の男性従業員と連絡が取れなくなっているということで、遺体はこの男性の可能性があるとみて、身元の確認を急いでいる。
また、ほかに35歳と56歳の男性従業員が顔に軽いやけどを負った。
警察によると、アルコールやシンナーなどの廃油を入れたドラム缶が保管されている工場の敷地内にある倉庫で、ドラム缶およそ100本が燃えたとみられるということで、当時、これらのドラム缶を倉庫に運び込む作業をしていたという。
警察は18日、消防と合同で現場検証を行って、火災の原因を詳しく調べることにしている。
この火災で稲敷市は、一時、工場周辺の4つの地区の749世帯1931人に避難指示を出したが、これらはすべて、午後4時40分に解除された。
この工場がある筑波東部工業団地には、電子部品や金属製品の製造を手がける企業など、あわせて10社の工場が立ち並んでいるが、ほかの工場への延焼などはなかった。
出典
『稲敷で工場火災 1人死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/107480856C.html
『茨城で工場火災、1人の遺体発見 周辺に一時避難指示』
http://www.asahi.com/articles/ASK3K4CJ8K3KUJHB007.html
(ブログ者コメント)
当日12時5分ごろ、国道51号線の水郷付近を走っていたブログ者は、煙を目撃した。
というのは、一つ前を走る車の運転手が赤信号で停止した際に車を降り、後ろを走っていた仲間?に煙のほうを指さして知らせていたからだ。
見ればモクモクと大きな黒煙が上がっており、見るからに石油火災。音は聞こえなかった。
コンビナートとは違う方角につき、ガソリンスタンドのタンクにでも火がついたのかな?と思ったのだが・・・。
指さした2台の車は信号を右折し、煙の方角に走っていった。
2016年12月30日7時31分にNHK関西NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ガスが残ったまま捨てられたスプレー缶に引火するなどして、ゴミ収集車の火災が1年間に全国でおよそ700件起きていることが環境省への取材で分かった。
関西でもゴミ収集車の火災が相次いでいて、消防などは、スプレー缶を捨てる際には中身を使い切ったうえで分別を徹底するよう呼びかけている。
環境省は、ゴミ収集車の火災について初めて全国調査を行った。
それによると、家庭ゴミなどの回収中に収集車が燃えた火災が、平成26年度に全国でおよそ700件起きていたことが分かった。
このうち近畿地方では、およそ70件起きたという。
原因が特定できたケースのうち、最も多いのがスプレー缶や小型のガスボンベによるもので、およそ170件にのぼり、缶の中に残っていたガスに引火したとみられている。
東大阪市でも、この3年間、ゴミ収集車の火災が7件起きていて、東大阪市消防局の甲田消防司令は、「火事が起きると、ゴミの収集員がけがをするおそれのほか、一般住宅に燃え広がる危険がある。冬は鍋などでカセットボンベを使う機会も増えるが、捨てる際には必ず中身を使い切り、ルールに従って適切に処理してほしい」と話している。
出典
『ゴミ収集車火災 年間700件』
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20161230/5525911.html
(ブログ者コメント)
環境省調査結果の報告書などがあるかと思い、ザッと調べてみたが、見つからなかった。
2016年12月21日21時1分にNHK金沢から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後3時15分ごろ、小松市大野町にある市のごみ処理施設「環境美化センター」のリサイクル施設にあるごみを砕くための破砕機から火が出ていると、施設の職員から消防に通報があった。
消防車13台が出て消火にあたった結果、火は約2時間半後の午後6時前に消し止められた。
消防によると、この火事で施設の職員4人が煙を吸って病院に運ばれたが、いずれも軽いケガで命に別状はないという。
火が出た破砕機は、施設の鉄骨2階建ての建物の中に設置されているということで、消防が火事の原因を詳しく調べることにしている。
現場は、小松市の中心部から南東に5kmほどの山あいにある市のごみ処理施設で、小松市・環境共生部の職員は、「情報収集中なので、まだはっきりとお答えはできません」と話している。
出典
『市ゴミ処理施設で火災4人軽傷』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/3025475111.html?t=1482349015411
(ブログ者コメント)
この種の事故は、原則、掲載対象外としているが、今回は4人の方が煙を吸ったということで掲載した。
2016年12月8日付で埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後5時5分ごろ、三芳町の産業廃棄物処理会社「I社」のリサイクル工場集塵機内で、同社社員とみられる男性が死亡しているのを別の社員が発見し、同社が「社員がスクリューに挟まれ、意識がない」と119番した。
救急隊が駆け付けたところ、男性は同機内のスクリューに巻き込まれていた。
警察は、男性は20代の社員とみて、身元の確認と死因を調べている。
警察によると、男性は同日午前6時半ごろから、同社の廃コンクリートリサイクルプラント内で粉砕したがれき類の仕分け作業を行っており、事故当時も同様の作業をしていた。
男性が何らかの事情でスクリューに挟まれたとみて、警察で原因を調べている。
出典
『スクリューに巻き込まれ男性死亡 三芳のリサイクル工場、社員か確認』
http://www.saitama-np.co.jp/news/2016/12/09/05.html
2016年10月20日12時14分に広島ホームテレビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月20日8時19分にNHK広島NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後7時50分ごろ、府中市本山町の廃棄物処理工場で「爆発音がした」と、従業員や近くに住む人から消防に通報があった。
消防車など7台が出動し、火は約20分後に消し止められたが、初期消火にあたった従業員2人が煙を吸うなどして軽傷。
工場敷地内にある建物の外壁の一部が壊れた。
消防によると、爆発したのは焼却設備だとみられるが、焼却炉ではないという。
警察と消防が実況見分を行い、爆発場所や原因などを調べている。
出典
『府中市のごみ処理工場で爆発を伴う火災』
http://news.home-tv.co.jp/news.php?ymd=2016-10-20&c=&id=2016-10-201
『廃棄物処理工場で爆発』
http://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20161020/3685081.html
2016年9月3日8時15分に高知新聞から、焦げたフレコンの写真付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
高知県は、9月2日、高知県高岡郡日高村本村の管理型最終処分場「エコサイクルセンター」に埋め立てた廃棄物から煙が発生した、と発表した。
エコサイクルセンターでは、8月29日にも同様の発煙騒ぎがあったばかりで、いずれも原因は不明。
高知県は、「煙が出た廃棄物の搬入者は、前回発煙した廃棄物の搬入者と同一業者であると思われる」としている。
高知県林業振興・環境部や運営主体の公益財団法人「エコサイクル高知」によると、2日午前6時ごろ、エコサイクルセンター職員が埋め立て処分場を巡回中、前回の発煙で壁面の遮水シートが損傷した場所の近くで煙が出ているのを発見した。
壁からは約1m離れた場所で、重機で掘り返すと、鉱さい(高炉などの残りかす)入りの1袋から煙が出ていた。
出典
『高知県日高村の産廃処分場の廃棄物また発煙 同一業者が搬入か』
https://www.kochinews.co.jp/article/46655/
10月4日付で朝日新聞高知全県版(聞蔵)からは、原因に関する、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県は、埋め立てた廃棄物に含まれる金属が水に触れて発熱した可能性があると、明らかにした。
詳しい原因を調べるとともに、水が処分場に入らないよう、雨どいを補修するなどの対策もしたという。
県によると、煙が出たのは、県内の鉄製品加工業者が持ち込んだ廃棄物で、鋳型の原料として使われていた砂。
県が助言を仰いだ複数の専門家から、「砂に含まれた何らかの金属が水と化学反応を起こし、発熱したと考えられる」との意見が出たという。
2016年8月1日18時44分にRAB青森放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
『爆発事故 男性死亡』
http://www.rab.co.jp/cgi-bin/rabnews/news.cgi?mode=show
1日午前11時半頃、弘前市の廃棄物処理会社T社の弘前営業所で「爆発があり、作業員が負傷した」と、消防に通報があった。
消防などが現場を確認したところ、この会社の社員の工藤さん(男性、33歳)が頭などにけがをして倒れており、病院に運ばれたが、2時間後に亡くなった。
離れた場所で作業していた別の社員は、無事だった。
警察によると、工藤さんはガスバーナーを使ってドラム缶に穴を開ける作業をしており、爆発でドラム缶は10mほど吹き飛んだ。
穴を開ける前のドラム缶は密閉状態だったとみられており、警察は、ドラム缶の中に溜まっていた可燃性のガスにガスバーナーの火が引火し爆発したとみて、詳しく調べている。
(2017年3月9日 修正1 ;追記)
2017年3月7日19時37分にNHK青森から、無資格者に作業させていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年8月、弘前市にある産業廃棄物の処理工場で爆発が起き、作業をしていた男性が死亡した事故で、弘前労基署は、資格がない作業員にドラム缶をガスバーナーで切る作業をさせたとして、秋田県の産業廃棄物の処理会社と工場長を、労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、秋田県潟上市にある産業廃棄物処理会社の「T社」と、事故が起きた弘前営業所の30歳の工場長。
去年8月、弘前市にある産業廃棄物処理会社「T社」弘前営業所でドラム缶が爆発し、作業をしていた社員の工藤さんが死亡した。
当時、工藤さんはドラム缶をガスバーナーで切断する作業をしていて、ドラム缶に残っていた引火性の液体に火が付いて爆発したと見られている。
その後の調べで、「T社」は溶接作業の資格を持っていない工藤さんに作業をさせ、労働災害を防ぐ措置を取っていなかった疑いが強まったという。
このため弘前労基署は、7日、「T社」と弘前営業所の30歳の工場長を、労安法違反の疑いで書類送検した。
「T社」は、「担当者が不在のため、コメントできません」と話している。
出典
『爆発事故 会社と工場長書類送検』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/6084518901.html?t=1488919816710
2016年3月11日18時55分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後5時50分ごろ、相模原市緑区橋本台にある産業廃棄物の処理会社「S社」の廃棄物などの保管場所で爆発音がしたという通報が、相次いで消防や警察に寄せられた。
消防が消火作業に当たった結果、火はおよそ20分後に、ほぼ消し止められたという。けが人はいないという。
会社によると、現場は、工場に隣接する産業廃棄物の保管場所だという。
現場近くの自動車販売店の男性は、「作業所のほうから『ドーン』という音が1回聞こえて、ショールームのガラスが揺れる衝撃があった。工場の敷地から火が出ているのが見えたが、すぐに消防が来て、消火に当たっていた。店のガラスが割れるなどの被害はなく、火はだんだんと収まっているように見える」と話していた。
現場は、JR横浜線の橋本駅から南におよそ1kmの、住宅や工場がある地域。
警察と消防は、詳しい火災の原因について調べることにしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20160311/3632843.html
2015年12月19日19時13分にNHK東海NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後0時半ごろ、愛知県扶桑町にあるリサイクル業者「昌平貿易」の敷地で積んであった廃棄物から火が出ていると、従業員から消防に通報があった。
消防車6台が出動して消火にあたったが、電線やタイヤ、それに鉄くずなどが4時間にわたって燃え続け、約400m2が焼けた。
警察によると、4人の従業員が出勤していたが、けがをした人はいなかったという。
この業者の敷地では、以前にも廃棄物が燃える火事があったということだが、出火当時、従業員は休憩中で作業は行われていなかったということで、警察と消防が詳しい火事の原因を調べている。
愛知県内は空気が乾燥した状態が続いていて、19日未明から乾燥注意報が出されていた。
現場は、名鉄犬山線の扶桑駅から約2km離れた、周囲を田んぼなどに囲まれた場所。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20151219/4455681.html
(ブログ者コメント)
○映像中、隣家の人が「火事は3回目、今回は大きいのでビックリした」と話していた。
○18日、19日の2日間で、割と大きなスクラップ火災が3回報道された。
ちょっと多すぎる感があるが、考えてみれば、報道されない小さな火災は、アチコチで頻繁に起きているのだろう。
スクラップ火災については、原因も概ね分かっているので、今後は特段の事例でない限り、掲載を省略する。
○スクラップ火災の原因については、下記の2記事参照。
2015年11月26日掲載
2015年11月19日 大阪市此花区の大阪港岸壁で高さ約10mに積まれていた家電スクラップから出火、30分前に解体を終え出火当時は無人だった (スクラップ火災の解説記事も添付)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5407/
2011年7月25 日掲載
2011年7月22日 千葉市でスクラップ業者の鉄くず置場から出火し約8時間後に鎮火
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/580/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。