2021年10月7日19時44分にNHK東海から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
愛知県や三重県の年金受給者に送られた「年金振込通知書」のうち、およそ97万件に本人とは別の人の振込額や年金番号が誤って記載されていた問題で、後藤厚生労働大臣は、7日、陳謝した上で日本年金機構への指導や監督を徹底し、再発防止に取り組む考えを示しました。
この問題は、日本年金機構が今月4日と5日、年金の振込額が変わる年金受給者を対象に送付した「年金振込通知書」のうち、愛知県、三重県、福岡県に送られたおよそ97万2000件に、本人とは別の人の振込額や年金番号などが誤って記載されていたものです。
これについて後藤厚生労働大臣は記者団に対し、「国民に迷惑をかけたことを私からも深くおわび申し上げたい。厚生労働省としても、しっかりと指導、監督をしていきたい」と述べ、陳謝しました。
その上で、後藤大臣は年金機構に対し、今月15日に予定されている年金の振り込みを正確に行うとともに、受給者からの相談体制に万全を期すことや、今回の問題についての検証や再発防止に迅速に取り組むよう指示したことを明らかにしました。
一方、誤った記載のあった通知書の印刷を委託された岐阜県大垣市の印刷会社「S社」によりますと、すでに受給者に送付された愛知、三重、福岡のほかにも岐阜や山形、静岡、富山、それに和歌山の5つの県の通知書の印刷を委託されていたということです。
総数は352万件あまりで、そのすべてで印刷の際にレイアウトを誤り、表面と裏面で違う人の情報が印刷され、チェックもしていなかったとみられるということです。
問題の発覚を受け、和歌山向けの通知書は郵便局に届けていたものの、配達前に取りやめるよう依頼し、岐阜、静岡、富山、山形向けは発送前だったということです。
「S社」の担当者は、「現在、原因の調査をしており、終わりしだい結果を公表したい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20211007/3000018742.html
10月7日16時34分に読売新聞からは、印刷プログラムの設定ミスで、発送前の確認も怠っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同社によると、2人分の通知書を同時に印刷する過程でプログラムの設定ミスがあり、宛名が記載された表面に別の受給者の支払額などが記載された通知面を誤って貼り付けてしまったという。
発送前の確認も怠っていた。
誤りがあった通知書は9月30日頃に印刷した計約360万通に上り、今月6日にミスに気づいて 投函を止めたという。
同社は再発防止の徹底を図るとともに、関係者の処分を検討している。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20211007-OYT1T50192/
10月7日17時50分に朝日新聞からは、機構側でもサンプルチェックしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
立憲民主党などが開いた合同ヒアリングでは、立憲民主党の長妻昭氏の質問に対し、厚労省側は、誤送付を引き起こした委託先のサンメッセ(岐阜県)が発送予定の残り約250万人分についても、そのまま委託するとした。
機構によると、チェック体制に関しては、サンメッセが50から100通のサンプルを作成し、機構が通知書の宛名面とその通知面にズレがないか確認したという。
長妻氏は「チェック体制が甘かったのではないか」と批判した。
https://digital.asahi.com/articles/ASPB75VQ8PB7UTFL00B.html
(ブログ者コメント)
映像を見ると、かなり大きい会社だ。
これくらいの規模の会社でなければ、何100万通もの機密書類を受注できないということかもしれない。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。