2023年11月28日6時39分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大分県中津市は27日、市立本耶馬渓中が「ほけんだより」に使用し、学校のホームページ(HP)にも掲載した柔道のイラスト1点に著作権の侵害があり、大阪府在住の作者に損害賠償金25万3000円を支払う専決処分を行ったと発表した。
処分は10月16日付。
今月28日開会の市議会12月定例会で報告する。
市教育委員会によると、同校の教諭がインターネットで見つけたイラストを無料で使用できるフリー素材と思い込み、2016年9月のほけんだよりに転載した。
ほけんだよりはHPにも掲載されていた。
今年7月、作者の代理人弁護士から同校に使用料の支払いを求める請求書が届き、無断使用が判明した。
教諭はフリー素材をうたったサイトから問題のイラストを転載していたが、市教委が利用規約を調べたところ、使用料が発生する旨、明記されていたという。
また、ほけんだよりをHPで公開したのは3年間で、その後は削除していたが、サーバーにデータが残っていたため、今年まで7年間の使用料相当額として25万3000円を支払うことで示談が成立したという。
市教委は今回の事態を受け、各校に対し、HPなどに転載しているイラストの利用規約を改めてチェックするよう通知した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20231127-OYT1T50272/
※イラスト利用時の注意点については、3年前の下記記事が分かりやすかった。
同じイラストであっても、個人利用では無料だが商用利用だと有料になるものもあるなどと解説されている。
それが今回事案の原因だったかどうかは不明だが・・・。
(2020-03-02 Offiers)
インターネット上にはフリーイラストがたくさんあります。
無料で利用できるにもかかわらず高いクオリティーのものが多いところが魅力ですが、どんな使い方をしてもいいわけではありません。
フリーイラストを利用する方法や注意点をまとめました。
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フリーイラストサイトをいくつか利用すると、使い方に慣れてスムーズに使いたいものを探しダウンロードできるようになるでしょう。
しかし、すべてのフリーイラストサイトで同じ使い方ができるわけではない点を理解して利用することが重要です。
複数の制作者から成る多くのフリーイラストを集めて提供しているサイトの場合、イラストごとに利用規約が異なるため、必ず利用前に熟読しましょう。
1人のイラストレーターが運営しているフリーイラストサイトであっても、すべてのイラストが同じ利用規約とは限りません。
イラストによって使用範囲が細かく設定されている場合が多いため、自分の利用したい方法が認められているかどうかを必ずチェックしましょう。
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業務にフリーイラストを使用する場合、使用範囲が細かく制限されている場合が多いため、注意が必要です。
フリーイラストを商用利用する時に、注意すべきポイントを確認しましょう。
フリーイラストの中には商用利用不可のものも含まれており、個人利用に限り無料で利用できるというケースは多々あります。
必ず、商用利用可能なイラストであるかを確認しましょう。
フリーイラストをダウンロードした時点で利用規約に同意したとみなされるため、必ず事前に確認しなければなりません。
利用規約を読むと商用利用可能かどうかがわかるだけでなく、使用できる範囲がわかります。
商用利用可能であっても『サイト名や著作者の名前を入れる』あるいは『事前にサイト運営者に連絡を取って許可をもらう』などの手順が必要なフリーイラストは多いです。
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https://offers.jp/media/design/a_777
(ブログ者コメント)
膨大なネット情報の中から、よくぞ、この著作者は無断使用に気付いたものだ。
そう思い、調べたところ、Googleの検索機能などを使えば画像検索ができるとのことだった。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。