2022年12月19日16時25分にYAHOOニュース(静岡朝日テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月、静岡県の下田港で乗用車が海に転落した事故で、素早い行動により人命救助に貢献したとして、クルーズ会社の社員5人が消防から表彰されました。
表彰されたのは伊豆クルーズの飯田さんら社員5人です。
消防によりますと、飯田さんは11月13日午前10時半ごろ、東京都の男性が運転する乗用車が、下田港の桟橋から海に転落するのを目撃しました。
車は岸壁からおよそ20メートル沖で3分の1が沈んだ状態で、飯田さんは上着だけを脱ぎ、船の係留ロープを持って海に飛び込みました。
そして、車の後輪シャフトにロープを結び、他の4人と共に岸壁までたぐりよせて、消防隊が到着するまで水没を防ぎました。
飯田さん:
「15、6年前にも同じような事案がありましてですね、その時は車がすぐに沈んでしまって、僕も飛び込んだんですが、何も出来なくてですね。
次になった場合は、ロープを持って飛び込んで車軸に掛けるのが一番早いかなと思ってまして、イメージトレーニングじゃないですが、そういう形で心掛けていました」
男性は救出時、心肺停止状態でしたが、救急搬送途中に自発呼吸ができるようになり、12月2日に退院したということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0553a7ab48ef123d61dd09227d4b4dbed0ee8417
12月19日17時22分に朝日新聞からは、車が完全に水没していれば助からなかったかもなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月13日午前10時半ごろ、下田港の外ケ岡桟橋付近で、観光に訪れていた東京都の50代男性が運転する車が誤って海に転落した。
仕事中に、観光客らが騒いでいるのに気づいたのが、遊覧船を運航する伊豆クルーズの営業担当、飯田さん(53)。
既に119番通報がされていることを確認した後、上半身裸になり、近くにあった船の係留ロープを持って海に飛び込んだ。
車は岸壁から約20メートル離れた海上で前部の3分の1ほどが沈んだ状態だった。
飯田さんが後輪の車軸にロープを結びつけると、同僚4人や近くにいた観光客らがロープを引っ張って車をたぐり寄せ、沈むのを防いだ。
男性は駆けつけた救助隊員によって車から救出された。
男性は心肺停止の状態だったが、救急車に収容した後に自発呼吸が回復。
12月2日に退院し、後遺症もないという。
消防本部は「車が完全に水没していれば水深約7メートルの海中での潜水救助活動となり、救命率は大きく低下していた」とみている。
飯田さんに感謝状を手渡した井上消防長は、「迅速で勇気ある救助活動に感謝します」とたたえた。
飯田さんによると、十数年前にも車が海に落ちる事故があり、この時は車が沈んでしまったため、「同じような事故が起きた時のことを考え、イメージトレーニングをしていた」という。
今回、車に人が乗っていることは確認できなかったが、「無人の車が転落するとは考えにくい」と、すぐに海に飛び込んだ判断も功を奏した。
高校、大学時代は水泳部員で、泳ぎにも自信があった。
1週間ほど前に男性からお礼の電話を受けたという飯田さんは、「助かって何より。観光客など近くにいた30人ほどの人たちがロープを持つなどして協力してくれたおかげです」と話した。
https://mainichi.jp/articles/20221219/k00/00m/040/143000c
※事故当時の報道は下記参照。
(2022年11月13日付 テレビ静岡)
13日午前10時半頃、下田市外ヶ岡の下田港で「海に車が落ちた 人が乗っている」と、近くにいた人から警察に通報がありました。
近くにいた人:
「バシャーンだよね。波しぶきが出たというので見に行ったらこの状態」
警察や消防によりますと、運転席には50代の男性が乗っていて、転落から約15分後に消防に救助されましたが、意識不明の状態で病院に搬送されました。
事故を目撃した人によりますと、男性の車は遊覧船の乗り場付近からバックで海に転落したということです。
警察は、事故が起きた原因を詳しく調べています。
https://www.sut-tv.com/news/indiv/19035/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。